GT(ジーティー)は、スズキが製造販売していたオートバイのシリーズ車種。

概要

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1960年代後半から1970年代初頭にかけてのTシリーズの後継シリーズとして1972年に登場。

2ストローク方式のエンジンを搭載する点は先代と共通ながら、新型の直列3気筒エンジンを採用したモデルを中心としたラインナップがシリーズ最大の特徴となる。

1972年発売のGT750・GT550・GT380ではそれぞれ3気筒エンジンを採用。なかでもGT750はスズキ初の750ccモデルであり、水冷エンジンを採用した点も特徴である。

排気量においても250cc・185cc・125ccの各クラスにおいて直列2気筒エンジン搭載のGTシリーズとして更新されていき、100ccクラスには単気筒エンジンを搭載したGT100が登場した。

GTシリーズは1977年モデルないし1978年モデルが最終型となり、250ccクラス以下は後継のRGシリーズ(2ストロークエンジン搭載)へと更新され、400ccクラス以上は新型の4ストロークエンジンを搭載するGSシリーズへと代替された。

GTシリーズのラインナップ

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GT125
 
GT185
 
GT250
  • GT100
    • 空冷2ストローク単気筒エンジン搭載。
  • GT125
    • 空冷2ストローク直列2気筒エンジン搭載。
  • GT185
    • 空冷2ストローク直列2気筒エンジン搭載。
    • 北米市場では「GT185 アドベンチャー」の名称で販売された。
  • GT250
    • 空冷2ストローク直列2気筒エンジン搭載。
    • 北米市場では「GT250 ハスラー」の名称で販売された。
  • GT380
    • 1972年発売。空冷2ストローク直列3気筒エンジン搭載。
    • 北米市場では「GT380 セブリング」の名称で販売された。
  • GT550
    • 1972年発売。空冷2ストローク直列3気筒エンジン搭載。
    • 北米市場では「GT550インディ」の名称で販売された。
  • GT750
    • 1972年発売。水冷2ストローク直列3気筒エンジン搭載。
    • 北米市場では「GT750 ル・マン」の名称で販売された。

GTシリーズの関連車種

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  • GT50P
    • 空冷2ストローク単気筒エンジン搭載。国内版RG50の輸出モデル名称(オランダ仕様など)。これ以外にも、仕向け地によって「X1」(ドイツ仕様)や「ZR50」などの別名称がある。
    • スポークホイールを装備する通常モデルの他、RG50E相当のキャストホイール装備タイプとして、派生モデル「GT50Pスペシャル」「X1E」などが存在する。
  • GT200 X5
    • 空冷2ストローク直列2気筒エンジン搭載。国内版RG185の排気量拡大版にあたり、輸出専用モデルとなる。
    • RG185が発売された翌年の1979年に発売され、1999年まで販売を継続されたロングセラーモデル。
  • GT250 X7
    • 空冷2ストローク直列2気筒エンジン搭載。国内版RG250の輸出モデル名称。
    • RG250と同年の1978年に発売され、1999年まで販売を継続されたロングセラーモデル。
  • GT500
    • 空冷2ストローク直列2気筒エンジン搭載。T500の後期モデルの別名称(輸出仕向け地によってはT500として継続)。
    • 北米市場では「T500 タイタン」および「GT500 タイタン」としてサブネーム付きの名称で販売された。

関連項目

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  • スズキ・T - 先代シリーズとなる2ストロークエンジン搭載の車種シリーズ。
  • スズキ・RG - 中型クラス以下の後継機種となる2ストロークエンジン搭載の車種シリーズ。
  • スズキ・GS - 中型クラス以上の代替機種となる4ストロークエンジン搭載の車種シリーズ。

外部リンク

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