そり

ソリから転送)

そり雪車雪舟)は、底面を滑走させることにより物体の移動を補助する道具。英語では小さなものを「sled」、それより大きなものを「sleigh」、そして一番大きなものを「sledge」と呼び分けている。

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特徴編集

ソリは代表的な雪上の運搬具である。

雪上の運搬具・交通機械には、雪上で荷重を広い面積に分散させて沈下を防ぎ、けん引力と運動速度が得られるような構造である必要がある[1]。ただし、ソリは自力では動くことや方向を転換することができない[1]。動力ごとに、人引そり、イヌぞり馬そりなど各種の形態がある[1]

ソリは地域ごとに雪質・雪状や運搬の対象物など各地の事情に合わせて発達したため形状や発達の経過などは多種多様である[1]

ソリは雪面や氷上など摩擦の少ない場所で使われることが多いが、砂上や芝生人工芝など)のように滑走させることが可能な場所であれば用いることができる。

古くは石材や木材の運搬具としても用いられた[1]

  • ソリは石材の運搬にも用いられた。日本では城郭の建築では石材を運ぶ際にソリが用いられた[1]
  • ソリは森林からの木材の搬出にも用いられた。日本の山村ではトラックなどの機械力が普及するまでは、あえて積雪を待ってから木材を里に運び出す橇出(そりだし)が行われていた[1]

探検とソリ編集

19世紀から20世紀の初頭にかけては、主にイギリスの探検隊によって極地方の探索に用いられていた。犬ぞりロアール・アムンセンの他、多くの探検隊が使い、スノーモービルに取って代わられるまで、極地方の主要な交通手段であった。現在の探検家の多くは、ソリに凧を結びつけて風力で動かしている。

遊具のソリ編集

木製やプラスチック製、段ボールなど紙製の一人乗りのソリは、玩具として使われており、丘を滑り降りるために使われる。商品名としては、スノーボートなどがある。北海道では1972年に開催された札幌オリンピックの影響で、特に当時子供だった世代はボブスレーと呼ばれていることが多い。

なお、運動会の種目の中には、2人1組になり、一人がソリに乗り込み、もう一人がそのソリを引っ張るという競技内容の種目が設けられる場合がある。

競技のソリ編集

ボブスレーリュージュスケルトン冬季オリンピック正式種目。アイススレッジホッケー冬季パラリンピック正式種目。ばんえい競馬における馬ぞり、犬ぞりなどは競技としても楽しまれている。

ギャラリー編集

脚注編集

  1. ^ a b c d e f g 細谷昌之『日本の雪上車の歩み』 国立極地研究所(極地選書1)、2001年、5頁

関連項目編集