タイツくんは、ちょっと暑苦しい全身タイツのコミュニケーション系キャラクター。制作はスイスイ株式会社(東京都港区)。

概要 編集

制作担当は同社の高橋潤(イラスト)、松岡宏行(文)。

全身タイツの2人組が、日頃の言いたいけれど言いにくい、ビジネスや恋愛のさまざまなシーンを、川柳風の一言と共に体で表現する「励行カード」のスタイルを中心に展開している。

キャラクター 編集

ピエール
タイツの色は黄色。ユニットのリーダーではあるものの、励行カードを見る限りでは、お調子者で好色家なイメージであるが、「ときに妻を愛でる。」(励行No.77)という励行カードにみられるように、愛妻家の一面も覗かせている。
ジョナサン
タイツの色はオレンジ色。眼鏡を着用。ピエールにくらべ思慮深く、几帳面な性格。「イマジン…」とつぶやくのが趣味。
イザベル
国籍は不明だが、「ラテン系な女」らしい。「一緒にいられるシアワセ。」(励行No.27)、「バリバリでもなくキャピキャピでもなくフツーの働く女でいいや。」(励行No.46)、「譲ってあげなよ。」(励行No.213)、「歌い継ごう。」(励行No.267)、「カラダで脳トレ。」(励行No.277)などに登場している。
シモン
バイオリンが得意な少年。イザベルとよく一緒に登場している。通称「チビタイツ」。「2km離れて親を愛す。」(励行No.49)、「背負わせすぎ。」(励行No.86)、「天才は遠くからやってくる。」(励行No.119)、「無駄だから気晴らしになる。」(励行No.171)、「寝床クリエイティブ。」(励行No.183)、「譲ってあげなよ。」(励行No.213)、「背中で教える。」(励行No.227)、「ケンカする前に別れよ。」(励行No.256)などに登場している。
ブチョー
中堅企業のサラリーマン。具体的な仕事内容は不明。励行カードでは、おちゃめさんな部分も多々覗かせている。

タイツくん展覧会 編集

渋谷パルコ※ロゴスギャラリー(2005年4月1日〜15日)
ラフォーレ原宿松山(2005年4月23日〜5月8日)
名古屋パルコ(2005年5月25日〜6月5日)
吉祥寺パルコ(2005年7月22日〜8月7日)
大分パルコ(2005年11月18日〜28日)
千葉パルコ(2005年12月2日〜25日)
渋谷パルコミュージアム「タイツくん良縁祈願まつり」(2007年6月8日〜19日)
札幌パルコ「タイツくん良縁祈願まつりin SAPPORO」(2007年11月22日〜12月2日)
名古屋パルコギャラリー「タイツくん良縁祈願まつりin Nagoya」(2008年2月1日〜19日)
宇都宮パルコ「タイツくん良縁祈願まつりin 宇都宮」(2008年4月17日〜5月6日)
千葉パルコ「タイツくん良縁祈願まつりin 千葉」(2008年12月27日〜2009年1月12日)

タイツくん連載 編集

週刊SPA!「男のたしなみ通信講座」(扶桑社
オリジナル励行カード2枚のほか、読者投稿の優秀作品も掲載される。最優秀作は5000円、優秀作は3000円、佳作は1000円分の図書券が贈られる。2006年7月11日号より同連載内にて「今月の美人秘書」がスタート。月替わりの美人秘書が、読者投稿の中から「秘書セレクト」を選出する。(2004年8月10・17日号〜2008年6月3日号)
週刊SPA!「真実のコースター」(扶桑社
2008年6月10日号より連載中。とあるバーを舞台に、タイツくんが日常に潜む心理を暴くコミック形式。
FRaU「女の分岐点」(講談社
2006年10月5日号にてタイツくん「幸せになるマナー」の連載開始。女性の恋愛におけるマナーをタイツくんが回答するというもの。「幸せになるマナー」は連載3回目で終了(2006年12月5日号)し、FRaUの月刊化にともない、「女の分岐点」としてリニューアル連載開始(2007年3月号〜2009年2月号)。女性の恋愛相談に、6名の専門家キャラクターが回答。タイツくんのイラストが結論を示している。6名の専門家は「サッシー皆川(新宿2丁目ママ)」、「滑川いく代(女医)」、「我妻守一(弁護士)」、「チョン・ヨンス(探偵)」、「高山昇(中学教師)」、「玉中ミハル(占い師)」。
日経ビジネスアソシエ「新熟三丁め」(日経BP社
2004年8月3日号より連載開始。政治・経済・芸能・季節などの時事を四文字熟語で表す。タイツくんが4パターンの時事を表現し、熟語に当てはめる。
朝日新聞「やりなおしの仕事論」(朝日新聞/広告欄)
転職や就職の心がまえを、タイツくんの仕事観でつづる。

単行本 編集

  • 「男のたしなみ」(扶桑社)励行No.1〜120
  • 「もっとできる男のたしなみ」(扶桑社)励行No.121〜215
  • 「やればできる男のたしなみ」(扶桑社)励行No.216〜300
  • 「やっとできた男のたしなみ」(扶桑社)励行No.301〜458
  • 「新熟三丁め」(扶桑社)

映像作品 編集

携帯サイト 編集

2008年4月よりデコメサイト「タイツくんメール」がオープン。softbank、au、docomo対応。
デコメだけでなく、連載3誌のコラムも配信している。

関連項目 編集

外部リンク 編集