タナティップ・ウパティシン
タイの外交官、大使
タナティップ・ウパティシン[1](タイ語: ธนาธิป อุปัติศฤงค์、英語: Thanatip Upatising、ロシア語: Тханатип Упатисинг、1960年7月15日 - )は、タイ王国の外交官、大使、実業家。在インドネシア大使、駐日大使、在フィリピン大使、在ロシア大使などを経て、退官後に天然ゴム大手スリ・トラン・アグロ・インダストリー(STA)取締役[2]。
学歴
編集1979年から1982年にかけてバンコクのチュラーロンコーン大学で修学し、国際関係論学士を取得。1983年にはシドニーのマッコーリー大学へ留学し、1985年、歴史学修士・哲学修士・政治学修士を取得した[2][3][4]。
経歴
編集1986年、外務省へ入省[3][4]。外務省政治局、国際経済局、情報局、儀典局、政策立案企画局などにおける本省勤務を経て、在バンクーバータイ王国総領事館副総領事[4]。
2006年から2007年にかけて、周辺諸国経済開発協力機構(NEDA)局長[2]。2008年、外務省国際経済局局長としてタイ輸出入銀行(EXIM Thailand)へ出向した[2]。
2010年から2012年にかけて在インドネシア大使、2012年から2015年にかけて駐日大使、2015年から2018年にかけて在フィリピン大使、2018年から2020年にかけて在ロシア大使を歴任した[2]。
駐日大使在任末期の2015年1月6日付で旭日大綬章を受勲[5]。また、在フィリピン大使在任中には、コロンボ・プラン・スタッフ・カレッジ(CPSC)理事も兼任していた[3]。
退官後、61歳でタイ最大の天然ゴム企業スリ・トラン・アグロ・インダストリー(STA)の取締役に就任した[2]。
出典・脚注
編集外部リンク
編集- 我々両国の将来の繁栄のための巨大な機会 (Огромные возможности для будущего процветания наших стран), pp.4-6 - 2020年6月10日
- タナティップ・ウパティシン駐日タイ大使をお迎えし第61回アセアン研究会を開催 - 2013年6月18日
公職 | ||
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先代 クリアンサック・キティチャイサレー (เกรียงศักดิ์ กิตติชัยเสรี / Kriangsak Kittichaisaree) |
在ロシアタイ王国大使 2018年 - 2020年 |
次代 サシワット・ウォンシンサワット (ศศิวัฒน์ ว่องสินสวัสดิ์ / Sasiwat Wongsinsawat) |
先代 プラサート・プラサートウィニチャイ (ประศาสน์ ประศาสน์วินิจฉัย / Prasas Prasasvinitchai) |
在フィリピンタイ王国大使 2015年 - 2018年 |
次代 ワシン・ルアンプラティープセーン (วศิน เรืองประทีปแสง / Vasin Ruangprateepsaeng) |
先代 ウィーラサック・フートラクーン (วีระศักดิ์ ฟูตระกูล / Virasakdi Futrakul) |
駐日タイ王国大使 2012年 - 2015年 |
次代 シハサック・プアンゲッゲオ (สีหศักดิ์ พวงเกตุแก้ว / Sihasak Phuangketkeow) |
先代 シントン・ラーピセートパン (สิงห์ทอง ลาภพิเศษพันธุ์ / Singtong Lapisatepun) |
駐日タイ王国大使館公館長 2012年 - 2015年 |
次代 シントン・ラーピセートパン (สิงห์ทอง ลาภพิเศษพันธุ์ / Singtong Lapisatepun) |
先代 アクラシット・アマータヤクン (อัครสิทธิ์ อมาตยกุล / Akrasid Amatayakul) |
在インドネシアタイ王国大使 2010年 - 2012年 |
次代 パサコーン・シリヤパーン (ภาสกร ศิริยะพันธุ์ / Paskorn Siriyaphan) |