チャルニア
チャルニア Charnia は、エディアカラ生物群の一種。
中間より左右交互に峰が分岐しており、葉のような姿をしている。チャルニアは2つの種類がある。ひとつは Charnia masoni である。この種類は、1957年に、後に教授になる男子学生のロジャー・メイスンによってレスタシャーのBradgate公園より発見された。もうひとつは Charia wardi であり、南東ニューファンドランドで1978年に発見されたが、2009年の研究により別属Trepassiaに再分類された[1]。この種は全長185cmに達し、エディアカラ動物群最長の生物である[2]。
このチャルニアという名前は初めて化石が見つかったチャーンウッド・フォレストの名をとって名づけられた。この生物を、発見当初はフォードは藻であると、グレースナーはウミエラであると解釈した。
チャルニアは、最も広範囲にわたって発見されるエディアカラ動物群のcomplex fossilのうちの一種である。イングランドのチャーンウッド・フォレスト、イラン、Olenek、南オーストラリアと白海などから発見された。しかしながら、大量のエディアカラ動物群の化石は、ニューファンドランドの南東の海岸に沿って見つかる[3]。
参考文献
編集en:Charnia(18:20, 5 November 2007)より翻訳。
- ^ Narbonne, Guy M.; Laflamme, Marc; Greentree, Carolyn; Trusler, Peter (2009-07-01). “Reconstructing a lost world: Ediacaran rangeomorphs from Spaniard's Bay, Newfoundland”. Journal of Paleontology 83: 503–523. doi:10.1666/08-072R1.1 .
- ^ Laflamme, M.; Narbonne, G. M.; Greentree, C.; Anderson, M. M. (2007-01). “Morphology and taphonomy of an Ediacaran frond: Charnia from the Avalon Peninsula of Newfoundland” (英語). Geological Society, London, Special Publications 286 (1): 237–257. doi:10.1144/SP286.17. ISSN 0305-8719 .
- ^ Guy M. Narbonne and James G. Gehling (2003). "Life after snowball: The oldest complex Ediacaran fossils". Geology 31 (1): 27-30.
外部リンク
編集- http://geol.queensu.ca/museum/exhibits/ediac/drook/carolyn.html - Charnia mason
- http://geol.queensu.ca/museum/exhibits/ediac/drook/calvert.html - Charnia wardi
- http://www.toyen.uio.no/palmus/galleri/montre/english/x494.htm
- https://web.archive.org/web/20070510112737/http://www.charnia.org.uk/newsletter/brit_assoc_2002.htm