峰
峰(みね)とは、日本専売公社(現・日本たばこ産業)が1973年(昭和48年)から発売していた紙巻きたばこである。2010年(平成22年)1月に、日本国内の煙草屋での販売が終了し、免税店販売や輸出のみとなった。
概要編集
パッケージはボックスタイプチャコールフィルターを使用。1984年(昭和59年)発売、1985年(昭和60年)廃止の「匠」、2005年(平成17年)発売、2006年(平成18年)廃止の地域限定たばこの「凛」などと続いた漢字1文字のタバコは、これにて日本国内での販売が終了となった。
主に料理関係の雑誌などで広告展開していたことから、「味にうるさい人のためのタバコ」として認知された。また、後述するが「おじさんのタバコ」、「幻のタバコ」などと揶揄された事もあるが、これは煙草屋でも取り扱いが少なく入手困難であったためである。
空港免税店や日本国以外で販売されているパッケージは、国内販売されていた頃のパッケージ[1]の背景に風のような模様を入れたデザイン[2]が採用されていたが、2011年に入り、ロゴの下に筆で書いたような斜線を入れたデザイン[3]に変更されている。
販路編集
歴史のあるタバコながら、駅のキヨスク、コンビニエンスストア、町中の自動販売機などではあまり買うことが出来ず、峰が売られている自動販売機は、一都市に1~3つほどであった。首都圏では、大手百貨店内のたばこ取り扱い部門や、街中のたばこ専門店等で販売されていた。峰を喫煙する者は、売っている自販機や煙草屋を完全に記憶して、そうした店で満遍なく定期的に購入を続ける事で、なんとか販路を育てていた。
しかし、中華民国(台湾)では非常に人気があり、多くのコンビニで売られているほか、空港の免税店などでも販売されている。2011年(平成23年)には、オリジナルの季節限定版と思われる、峰2011がゴールドパッケージで発売されている。
製品一覧編集
現行販売製品編集
製品名 | 価格 | 本数 | 発売年月日 | タール | ニコチン | 販売地域 | 備考 |
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峰・オリジナル | 3200円(1カートン) | 200本 | 10mg | 0.8mg | 全国(免税店限定) | 峰の国際空港免税店仕様 |
販売終了製品編集
製品名 | 発売年月日 | 廃止年月 | 価格 | 本数 | タール | ニコチン | 販売地域 | 備考 |
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峰 | 1973年7月1日 | 2010年1月 | 300円 | 20本 | 12mg | 0.9mg | 全国 | |
峰・ブラック | 2012年 | 3000円(1カートン) | 200本 | 10mg | 0.9mg | 全国(免税店限定) | 国際空港免税店仕様 |
台湾で販売されている製品編集
販売を終了したり、数値が変更されている可能性がある。
製品名 | 本数 | タール | ニコチン | 備考 |
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峰・オリジナル | 20本 | 10mg | 0.8mg | |
峰・シルバー | 20本 | 7mg | 0.6mg | |
峰・ブルー | 20本 | |||
峰・ブラック | 20本 | 10mg | 0.9mg | |
峰・2011 | 20本 | 10mg | 0.8mg | 2011年春 BLEND003 別欄表記 |