ツリフネソウ科
ツリフネソウ科(つりふねそうか、学名:Balsaminaceae)は双子葉植物に属する科。4属、約600種を含むが、ほとんどはツリフネソウ属に属する。牧野 (1940) などはホウセンカから取ってホウセンクワ科としている[1]。
ツリフネソウ科 | ||||||||||||||||||
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![]() ツリフネソウ(Impatiens textorii)
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分類(APG III) | ||||||||||||||||||
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属 | ||||||||||||||||||
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特徴編集
やや多肉で多汁な草本。花は左右相称で多くは距がある。がく片は5枚または3枚で花弁同様に着色するものが多い。花弁は5枚または一部癒合して3枚。雄蕊と心皮は5。果実は蒴果(熟すと勢いよく弾ける)が多く、一部は分果、液果。
ユーラシア、アフリカ、北アメリカの熱帯から温帯に分布し、熱帯アフリカや東南アジアに多い。
日本にはツリフネソウ、キツリフネ、ハガクレツリフネの3種が自生し、ホウセンカや同属の園芸種(インパチェンス、アフリカホウセンカなどと呼ばれる)が栽培される。