ディープ・エンド・ライブ

ディープ・エンド・ライブ (Deep End Live!)は、ピート・タウンゼントのディープ・エンド・バンドがイギリスロンドンブリクストン・アカデミーで1985年11月1日、2日に行ったライヴ・パフォーマンスから選曲したアルバム[1]。タウンゼント以外のバンド・メンバーはピンク・フロイドのギタリスト、デヴィッド・ギルモア、ドラマーはサイモン・フィリップス、キーボードはジョン・"ラビット"・バンドリック、ジョディ・リンスコットがパーカッション、ハーモニカにはピーター・ホープ・エヴァンズといった面々である。その他、キック・ホーンズのホーン・セクションとコーラスが入っている[1]。本作は1986年8月に米国でアトコ・レコードよりリリースされた[1]

ディープ・エンド・ライブ
Deep End Live!
ピート・タウンゼントライブ・アルバム
リリース
録音 1985年11月1-2日
イギリスの旗ロンドンブリクストン・アカデミー
ジャンル ロック
レーベル アメリカ合衆国の旗 アトコ・レコード
日本の旗インペリアルレコード
プロデュース マット・ケント
ニック・ゴダーソン
ピート・タウンゼント
ピート・タウンゼント アルバム 年表
White City: A Novel
(1985年)
Deep End Live!
(1986年)
Another Scoop
(1987年)
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後になり、コンサート全体を収録する形のアルバム『Live: Brixton Academy '85』もリリースとなっている[1]

ザ・フーとタウンゼントのソロの楽曲以外に、本作でタウンゼントは2つのR&Bの曲をカバーしている。一つは、スクリーミン・ジェイ・ホーキンズの"I Put a Spell on You"、もう一つはニューオーリンズのシンガーロバート・パーカーの”Barefootin’”である。『 トミー』でザ・フーが取り上げたサニー・ボーイ・ウィリアムソンIIの"Eyesight to the Blind"をここでは、オリジナルのウィリアムソンのバージョンに近い形のブルースとして演奏している。

"After the Fire"は、元々ロジャー・ダルトリーのソロ作『Under a Raging Moon』に収録されたタウンゼント作の楽曲。また本作では、タウンゼントは、ザ・ビートの"Save It for Later"も取り上げている。

収録曲 編集

記載のない曲の作詞作曲は、ピート・タウンゼント。

Side 1
  1. "Barefootin'" (Robert Parker) - 3:09
  2. "After the Fire" - 4:36
  3. "Behind Blue Eyes" - 3:40
  4. "Stop Hurting People" - 5:09
  5. "I'm One" - 2:36
Side 2
  1. "I Put a Spell on You" (Jay Hawkins) - 4:03
  2. "Save It for Later" (Roger Charlery, Andy Cox, Everett Morton, David Steele, Dave Wakeling) - 4:10
  3. "Pinball Wizard" - 3:00
  4. "A Little Is Enough" - 5:20
  5. "Eyesight to the Blind" (Sonny Boy Williamson) - 3:02[2]
ボーナス・トラック
  1. "Magic Bus" - 4:03
  2. "Won't Get Fooled Again" - 6:08

脚注 編集

  1. ^ a b c d Mabbett, Andy (2010). Pink Floyd - The Music and the Mystery. London: Omnibus. ISBN 9781849383707 
  2. ^ TheWho.net