トックク(Tteokguk)[2]は、旧正月ソルラル)を祝って伝統的に食べられる韓国料理の一つである。スープグク)とスライスしたトック)からなり、繊切りマリネした韓国海苔等が飾られる[3]

トックク
Tteokguk.jpg
別名 餅スープ
種類 グク
発祥地 大韓民国
主な材料 トック
120 kcal (502 kJ)[1]
その他の情報 韓国正月
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トックク
各種表記
ハングル 떡국
RR式 tteokguk
MR式 ttŏkkuk
IPA [t͈ʌk̚.k͈uk̚]
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歴史編集

旧正月にトッククを食べるようになった起源はよく分からない。しかし、19世紀の『東國歳時記』には、牛肉または鴨肉を主食材としてコショウで味付けしたスープとして、トッククが言及される[4]。またこの本には、旧正月の朝にボウルに入ったトッククを飲み、「何杯のトッククを飲んだ?」と相手の年齢を尋ねる習慣についても記されている[5]

崔南善が1946年に書いたThe Customs of Joseonでは、旧正月にトッククを飲む習慣は古代まで遡る可能性があり、純粋さと清潔さを表す白いトックは、良い運勢の正月を始める儀式として食べられると書かれている[5]

韓国では、旧正月の日に祖先にトッククを供える儀式を行う[6]。トッククは伝統的に季節料理であったが、現在では年を通して食べられている。

材料編集

 
トックマンドゥグク

出汁は、メインの具材(牛肉、鶏肉豚肉、鴨肉、魚介)を茹でた汁に醤油を足したものを濾して用いる。長いカレトックを薄く切り、澄んだ出汁で茹でる。食べる前に、地域による異なる付け合わせを乗せる。付け合わせとしては、繊切りの卵や韓国海苔、タマネギ等がある[4]ごま油を垂らす場合もある。

バラエティ編集

忠清道の名物であるsaeng tteokgukまたはnal tteokgukは、うるち米もち米を混ぜて小さいボール状にするかカレトックのように延ばし、薄く切って出汁で茹でる[7]開城市joraengi tteokgukは、小さな繭の形にトックをねじって使う[8]済州島gon tteokgukは、カレトックではなく薄く切ったチョルピョントックを用いる[9]

トッククにマンドゥを加えたトックマンドゥグクという料理もある。

文化編集

1971年にオム・エンナンユン・ジョンヒが主演した映画Tteokguk(英語タイトル"New Year's Soup")が公開された[10]

関連項目編集

脚注編集

  1. ^ tteokguk” (朝鮮語). Korean Food Foundation. 2017年5月16日閲覧。
  2. ^ (朝鮮語) 주요 한식명(200개) 로마자 표기 및 번역(영, 중, 일) 표준안 (PDF)”. National Institute of Korean Language (2014年7月30日). 2017年2月16日閲覧。
  3. ^ Tteokguk at Doosan Encyclopedia
  4. ^ a b Tteokguk Archived 2011-06-10 at the Wayback Machine. at Nate Encyclopedia
  5. ^ a b Tteokguk culture Archived 2011-06-10 at the Wayback Machine. at Nate Encyclopedia
  6. ^ http://hansik.org/
  7. ^ Saeng tteokguk Archived 2011-06-10 at the Wayback Machine. at Nate Encyclopedia
  8. ^ Joraengi tteokguk Archived 2011-06-10 at the Wayback Machine. at Nate Encyclopedia
  9. ^ Gon tteokguk at Doosan Encyclopedia
  10. ^ "Tteokguk" at Naver movie database