トレチェント(Trecento)とは、14世紀イタリアにおける文化・芸術面での時代区分をいう。総括的にはルネッサンス期の開始と捉えられるが、まだゴシックの形態を残している分野あるいは地域が多く見られ、過渡期と捉える事も出来る[1][2]

  • 絵画

ジョット・ディ・ボンドーネシモーネ・マルティーニ

  • 文学

ダンテペトラルカボッカチオ

  • 音楽

フランスのアルス・ノーヴァの影響を受け、イタリアで初めて多声音楽(ポリフォニー音楽)が開始された。このアルス・ノーヴァとも異なる固有の音楽文化を「トレチェント音楽」といい、音楽史の独立した一項目として扱われる。この音楽はイタリア北部を中心に ミラノパヴィアフィレンツェパドヴァボローニャローマ等で活動が活発であった。また歌詞の題材として、ペトラルカ[3]の詩からの影響も大きかった。 代表的な作曲者として フランチェスコ・ランディーニ が挙げられる。 また、ナポリや後年のミラノなど、フランスの影響を受けやすい地域ではアルス・スブティリオルの音楽が流入していた。

脚注

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  1. ^ History of art visual-arts-cork.com. date 9 January 2024
  2. ^ "trecento" (US) and Cite dictionary |url=http://www.lexico.com/definition/trecento |title=trecento |dictionary=Lexico|Oxford Dictionaries UK English Dictionary |publisher=Oxford University Press
  3. ^ イタリアの詩人、学者、人文主義者

関連項目

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