ニコライ・ハルトマン
ニコライ・ハルトマン(Nicolai Hartmann (Nikolajs Hartmanis), 1882年2月20日 - 1950年10月9日[1])は、ドイツの哲学者。
生涯編集
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1882年2月20日、リガに生まれ、 マールブルク大学でヘルマン・コーエン、パウル・ナトルプに学び、1909年、「プラトンにおける存在の論理学」で教授資格取得。
思想編集
初期は新カント派に属したが、エドムント・フッサール、マックス・シェーラーの現象学に影響を受け、新カント派を脱する。
1926年に上梓した「倫理学」において、彼は、シェラーの現象学的価値哲学を批判的に継承した上で、包括的な存在論の一部として体系化した。その後、カントの批判哲学の核心は物自体と現象の区別にあるとした上で、物自体は認識できないという意味では消極的なものであるが、現に存在しているという意味では積極的なものであるとして、存在論を認識論よりも体系的に上位に位置づける独自の批判的-実在論的存在論を提唱した[2]。
また、独自の美学を築いた。