メインメニューを開く

ニューマン & ガーディアNewman & GuardiaN&G)はイギリスのロンドン[1]にかつて存在したカメラメーカーである。

アーサー・ニューマンArthur Newman )とジュリオ・ガーディアJulio Guardia )により1893年に設立された。高品質なシビルシリーズカメラと、エアポンプ式シャッターで有名であった[2][3]

空気ポンプ式シャッター編集

アーサー・ニューマンが考案した空気ポンプをガバナーに使用するロータリーシャッター[2]で、開閉の衝撃がなく音も極めて小さい[2]

製品一覧編集

繊細な作りで一見華奢に見える[2]が、材質が充分に吟味され[2]、単純で無理のない機構[4]、高い工作技術[4]から充分な強度があり、扱い方さえ間違わなければ故障もなく長持ちする[2]

写真乾板使用カメラ編集

  • ナイディアパテントカメラNydia Patent Camera、1900年頃発売[3]) - 8×10.5cm写真乾板。持ち運び自在の写真乾板が当然になった時代で、各社とも折畳み形式を工夫する中、特に特異な折畳み形式を採り[1]、撮影時には206mmもある全長が折り畳むと45mmになる[1]
  • シビルSibyl 、1906年発売[3]) - 手工業品の美しさと独特の機構を持ち[5]名機として名高い。
    • スペシャルシビル(1910年発売[6]
    • ベビーシビル(1912年発売)-アトム判。
    • ニュースペシャルシビル(1914年発売[6][4])-スペシャルシビルの改良型で、外見はほとんど同一ながら内部は大幅に改善されている[6]、。1929年に輸入していた浅沼商会のカタログでは490円[6]
  • スペシャルパターンB - ボックス型カメラながら蛇腹繰り出しする高級型[6]
  • パテントフォールディングレフレックス(1921年発売[2])-大名刺判[2]。日本では「シビル・レフレックス」と俗称されて来た[2]。昭和初期に1,030円もした超高級カメラである[2]。レンズはロッスのエクスプレスF4.5が標準で、1925年にはダルメイヤー製ペンタックF2.9付きが追加されたが、この仕様にはレンズ交換システムがない[2]

ロールフィルム使用カメラ編集

  • ロールフィルムシビル(1914年発売)-従前の写真乾板用シビルをそのままロールフィルムに対応させただけの製品でフィルム室が大きく、良さが失われた[7]

出典編集

  1. ^ a b c 『クラシックカメラ専科No.29、モダンクラシック』p.129。
  2. ^ a b c d e f g h i j k 『クラシックカメラ専科No.2、名機105の使い方』p.102。
  3. ^ a b c 『クラシックカメラ専科No.29、モダンクラシック』p.128。
  4. ^ a b c 『クラシックカメラ専科No.2、名機105の使い方』p.149。
  5. ^ 『現代カメラ新書No.6、クラシックカメラ入門』p.64。
  6. ^ a b c d e 『クラシックカメラ専科』p.143。
  7. ^ 『クラシックカメラ専科』p.146。

参考文献編集

  • 鈴木八郎『現代カメラ新書No.6、クラシックカメラ入門』朝日ソノラマ
  • 『クラシックカメラ専科』朝日ソノラマ
  • 『クラシックカメラ専科No.2、名機105の使い方』朝日ソノラマ
  • 『クラシックカメラ専科No.29、モダンクラシック』朝日ソノラマ