ニース駅
(ニース・ヴィル駅から転送)
ニース駅 (Gare du Nice) はフランスの南東部の都市ニースにあるフランス国鉄 (SNCF) の鉄道駅である。正式な駅名はニース・ヴィル駅(Gare de Nice-Ville、ニース市駅)と言う(乗車券や指定券の駅名表示も、NICE VILLEである)。1867年開業[1]。当初は郊外に作られたが、現在では都市が拡張したため、中心部と繋がっている。マルセイユより高速新線(LGVプロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール線)の建設が計画されている。
ニース駅 | |
---|---|
ニース駅 (2015年) | |
Gare du Nice-Ville | |
所在地 |
![]() |
所属事業者 | フランス国鉄 (SNCF) |
開業年月日 | 1867年 |
乗入路線 | |
所属路線 | マルセイユ・ヴェンティミーリア線 |
キロ程 | (マルセイユ・サン・シャルル起点) |
所属路線 | タンド線 |
キロ程 | 0,0 km(当駅起点) |
(2,3 km) ニース・サン・ロシュ駅► | |
乗換 |
LRT プロヴァンス鉄道 プロヴァンス鉄道駅 |
駅構造は通過型の構造となっており、4面7線のプラットフォームを覆うトレインシェッドが架けられている。駅の北半分は車両基地で真上を高架道路が通っている。
トラム (LRT) の停留所は200mほど離れている。また、プロヴァンス鉄道は当駅ではなく、400mほど北にあるプロヴァンス鉄道駅(旧ニース南駅)から発着する(当駅から徒歩10分ほどかかる)。
路線・列車編集
ニース・ヴィル駅は東西に走るマルセイユ・ヴェンティミーリア線と北東方向へ向かうタンド線の分岐駅である。
パリ・リヨン駅とはTGVや夜行列車コライユ・ルネア(旧青列車)で結ばれている。リール、ストラスブールなどフランス各地へも直通するTGVがあり、またボルドーとの間には在来線の優等列車コライユ・テオズが運行されている。このほかミラノおよびモスクワ行の国際夜行列車やフランス各地への夜行列車(一部不定期)がある。
プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏内の各地とはTERの列車により結ばれている。
脚注編集
- ^ 『新・世界の駅』 2017, p. 17.
参考文献編集
- 『新・世界の駅』パイインターナショナル、2017年。ISBN 978-4-7562-4857-2。