ミラノ中央駅
ミラノ中央駅(Stazione Centrale di Milano)またはミラノ・チェントラーレ(Milano Centrale/ Milano C.LE)はイタリアロンバルディア州ミラノ県ミラノにある、レーテ・フェッロヴィアーリア・イタリアーナ(RFI)の鉄道駅。
ミラノ中央駅 | |
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駅舎 | |
Milano Centrale | |
所在地 | ロンバルディア州ミラノ県ミラノドゥーカ・ダオスタ広場20124 |
管理者 | レーテ・フェッロヴィアーリア・イタリアーナ(RFI) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | ?面24線 |
開業年月日 | 1931年7月1日 |
乗入路線 7 路線 | |
所属路線 | ドモドッソラ=ミラノ線 |
キロ程 | 0.000 km(ミラノ中央起点) |
(8.526 km) ヴェローナ・ポルタ・ヴェスコーヴォ► | |
所属路線 | レッコ=ミラノ線 |
キロ程 | 32.933 km(レッコ起点) |
◄ミラノ・グレコ・ピレリ (3.351 km) | |
所属路線 |
ミラノ=ボローニャ線 (ミラノ-ボローニャ高速線含む) |
キロ程 | 0.000 km(ミラノ中央起点) |
(3.779 km) ミラノ・ランブラーテ► | |
所属路線 | ミラノ=キアッソ線 |
キロ程 | 0.000 km(ミラノ中央起点) |
(3.351 km) ミラノ・グレコ・ピレリ► | |
所属路線 | ミラノ=ジェノヴァ線 |
キロ程 | 0.000 km(ミラノ中央起点) |
(3.798 km) ミラノ・ランブラーテ► | |
所属路線 |
ミラノ=ヴェネツィア線 (ミラノ=ヴェローナ高速線含む) |
キロ程 | 0.000 km(ミラノ中央起点) |
(3.798 km) ミラノ・ランブラーテ► | |
所属路線 |
トリノ=ミラノ線 (トリノ=ミラノ高速線含む) |
キロ程 | 153 km(トリノ・ポルタ・ヌオーヴァ起点) |
◄ミラノ・ポルタ・ガリバルディ (? km) | |
乗換 | チェントラーレ駅(地下鉄) |
イタリア・ミラノを代表する鉄道駅。ローマ・テルミニ駅に次いでイタリアで2番目の乗降客数(1日約32万人)である[1]だけでなくヨーロッパの鉄道駅としても主要な駅の一つである。IATA空港コードはXIK[2]。ウリッセ・スタッキーニ設計[3]。
乗り入れる列車
編集国際列車
編集行き先:
- アムステルダム
- バーゼル
- ベルン
- ジュネーヴ
- チューリッヒ中央
- ベッリンツォーナ
- シャフハウゼン
- パリ - リヨン
- パリ - ベルシー
- ニース
- ミュンヘン中央
- ドルトムント中央
- ウイーン Sudb.
- バルセロナ Franca
国内列車
編集行き先:
- ミラノ・マルペンサ国際空港 (マルペンサ・エクスプレス)
- トリノ・ポルタ・ヌオーヴァとポルタ・スーザ (IC と ES (AV))
- ヴェネツィア・S・ルチーア (R, IC, ES, CIS, EC)
- トリエステ中央 (IC e CIS)
- ウーディネ (IC)
- ヴェンティミリア (IC)
- フィレンツェSMN (IC, ES, CIS)
- リヴォルノ中央 (iR, IC ed EC)
- グロッセート (IC)
- ローマ・テルミニ (IC, ES)
- ボローニャ中央 (R, IC, ES, CIS, EC, ICN)
- リミニ (IC)
- アンコーナ (IC)
- ペスカーラ中央 (IC ed ES)
- バーリ中央 (Espresso, IC, ICN, ES)
- レッチェ (Espresso, IC, ICN, ES)
- ターラント (ES)
- ナポリ中央 (Espresso, IC, ES (AV))
- レッジョ・カラブリア中央 (Espresso, IC, ICN)
- クロトーネ (Espresso, IC, ICN)
- アグリジェント中央 (Espresso)
- パレルモ中央 (Espresso)
- シラクーザ (Espresso)
州内・州間列車
編集主な行き先:
歴史
編集シンプロントンネル(1906年)の開通に伴う新たな交通量の需要を支えることができなくなった古い中央駅(1864年)の代わりに建設が計画され、まだ設計図すらできていなかったが、1906年4月28日にヴィットーリオ・エマヌエーレ3世王が新駅の最初の石を置くセレモニーを行った。
1912年に設計者が決まり建設が開始されたが、第一次世界大戦とその後のイタリアの経済危機の影響で工事は途中何度も中断した。1922年にファシスト党のベニート・ムッソリーニが首相になると、ファシスト政体の権力を象徴するような権威主義的なデザインが付加され、駅舎は荘厳で豪華な仕様に変更された。中断していた工事は1925年に再開し、プラットフォームの配置の変更と鋼鉄で出来た巨大な大屋根の設置が行われた。そして1931年7月1日に郵政通信大臣コスタンツォ・チャーノ臨席のもと駅は公式に落成した。
近年では老朽化を受けて大掛かりな修復・改善作業が2005年から2008年にかけてフェッロヴィーエ・デッロ・スタート・グループの一社グランディ・スタツィオーニにより行われ、建設中の高速鉄道網 (TAV) 、トリノ - ミラノ - ヴェネツィア、ミラノ - ローマ - ナポリ、ミラノ - ジェノヴァ各線の唯一の集結点となる予定である。
駅構造
編集駅は1912年のデザイン最終コンペで優勝した建築家ウリッセ・スタッキーニが設計した[3]。ユニオン駅 (ワシントンD.C.)を参考にしたと言われている。ただし建設中に設計の変更が行われた。
建物前面は幅200mあり、天井高は72mに達する。これは当時、記録的な大きさだった。最前部は「ガッレリーア・デッレ・カロッツェ」(Galleria delle Carrozze)と呼ばれるアーケード式の車寄せだったが、現在は歩行用のコンコースとなっている。プラットフォームはアルベルト・ファーヴァによる全長341m、66,000平方メートルの鉄とガラスのトレイン・シェッドで覆われている。
建築様式は一つで無く、リバティ様式やアールデコの影響を受けた混合様式である。
建築家フランク・ロイド・ライトにより「世界でもっとも美しい鉄道駅」と称された。[4]
21番線には王の部屋と武器室に分けられたサヴォイア家と王室の待合室「王の間」がある。
のりば
編集ミラノ中央駅の線路は行き先により以下のように分類できる:
番線 | 路線 |
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1-3 | ミラノ - コーモ - キアッソ/ミラノ - ドモドッソラ/TGV ミラノ - パリ |
4-6 | ミラノ - トリノ線 |
7-13 | ミラノ - ヴェネツィア/ミラノ - ウーディネ線 |
14-17 | ミラノ - ボローニャ - フィレンツェ - ローマ - ナポリ線 |
18-23 | ミラノ - ジェノヴァ - リヴォルノ/ミラノ - ジェノヴァ - ヴェンティミリア/ミラノ - パルマ (- ボローニャ) (R)/ミラノ - クレモーナ - マントヴァ線 (R) |
24 | リコヴェーロ/マノーヴラ |
利用状況
編集一日平均計500本の列車で毎日約32万人の旅客、年間では計1億1680万人が乗降している。
駅周辺
編集路面列車・バス路線
編集路面電車の5、9、10トロリーバスの90/91、92、N90、N91。
市バスの42、60、81、87、87/、NM2、NM3、N25、N26、N42。728。
隣の駅
編集- トレニタリア
- フレッチャロッサ(トリノ-サレルノ間)
- トリノ・ポルタ・スーザ駅 - ミラノ中央駅 - ローマ・テルミニ駅
- フレッチャロッサ(ミラノ-バーリ間)
- ミラノ中央駅 - レッジョ・エミリアAVメディオパダーナ駅
- フレッチャビアンカ
- エウロシティ
- テッロ
- パヴィーア駅 - ミラノ中央駅
- インテルシティ・ノッテ
- トレーノ・レジョナーレ
- ヌオーヴォ・トラスポルト・ヴィアッジャトーリ
- イタロ
- トリノ・ポルタ・スーザ駅 - ミラノ中央駅 - ミラノ・ロゴレード駅
- トレノルド
- マルペンサ・エクスプレス
- ミラノ中央駅 - ミラノ・ポルタ・ガリバルディ駅
- トレーノ・レジョナーレ(マルペンサ-ミラノ間)
- ミラノ・ポルタ・ガリバルディ駅 - ミラノ中央駅
- トレーノ・レジョナーレ(ミラノ-ヴェローナ/ベルガモ間)
- ミラノ中央駅 - ミラノ・ランブラーテ駅
脚注
編集- ^ grandistazioni.it (2007年7月)のデータ
- ^ “Airport codes Milano (Milan), Italy (IT) | ICAO, IATA codes, location of airports of Airport codes Milano (Milan), Italy (IT) | latitude, longitude airports of Airport codes Milano (Milan), Italy (IT) | coordinates of airports of Airport codes Milano (Milan), Italy (IT) | International codes and coordinates of all airports in the world | International codes and coordinates of all airports in Airport codes Milano (Milan), Italy (IT)”. airportsbase.org. 29 April 2019閲覧。
- ^ a b STACCHINI, Ulisse in "Enciclopedia Italiana"(1936). 2024年3月21日閲覧。
- ^ Casabella No.710, 2003年4月, Editoriale 参照