ノート:ロバート・フランクリン・ストラウド

最新のコメント:4 年前 | トピック:改訳のお知らせ | 投稿者:Csshow r

改訳のお知らせ 編集

本日、導入節と逮捕までの節を中心に改訳しましたので、要点を備忘録としてまとめます (編集差分)。今後、追加で改稿される方がおられましたら、参考になさって下さい。なかなか数奇な運命をたどった人物で、改訳していて楽しかったです。

  • 全般的に一文がブツ切れしていて、読んでいて流れが悪かったので、文の順を変えたりくっつけたり、接続詞を足すなどしています。特に「~た。」で終わる短文が連発する傾向があったため、人物伝の記事としてはリズムが出づらくなっていると感じました。
  • この記事に限らず英語版に散見されるのですが、導入節が肥大化して要点がつかめない傾向にあります。おそらく多数の編集者が繰り返して文を挿入した結果だと思います。導入節の中でも特に第1段落は、その人物を端的に表す重要事項を完結にまとめた方が良いと考えます。
  • 続いて訳語の正確性に関する指摘です。
    • 「アメリカ」だと中南米やカナダも含まれるので、導入節では正確にアメリカ合衆国と書くべき。
    • notoriousは「有名」ではなく「悪名高い」という否定的なニュアンスです。
    • a respected ornithologistですが「権威」は言い過ぎ。extraordinary prominent、またはhighly respectedぐらいの原語でないと権威とは言えないと思います。
    • 密かに持ち出された後に出版されているので、刑務所内で執筆時の作品を「書籍」と書くのはおかしいです。
    • extensive research into birdsですが、「広範囲の鳥類の研究」と訳すと、extensiveがさまざまな鳥類の種類のことを言っているのか、研究テーマが広範なのか分かりづらくなります。以上。--ProfessorPine会話2019年6月25日 (火) 09:46 (UTC)返信
おつかれさまです。元の翻訳を書いた者です。改訳いただきありがとうございました。2点だけ返答いたします。それ以外についてはただの誤訳です。
  1. notoriousは確かに普通は「悪名高い」と訳します。ただ、ストラウドは悪事よりも鳥類への研究や事業で著明な人物です。犯罪者に肯定的なニュアンスのあるfamousという言葉を使わないからnotoriousという言葉が使用されたと解釈し、敢えて「有名な」と訳しました。日本語では「悪名高い」という言葉を使うと悪事で有名になったというニュアンスがあるように私は考えています。
  2. 「権威」という言葉を使用したのは確かに訳としては過剰です。これは日本語版の方の前版での表現を踏襲しています。
ただ、私自身、この方針が正しいとも断言できません。一応、このような意図があったとだけ表明いたします。--Closed W. Show会話2019年6月25日 (火) 12:38 (UTC)返信
@Csshow rさん: ご返答頂きありがとうございます。本題に入る前に業務連絡から。マクニール刑務所での受刑者番号ですが、画像下の説明書きでは「1854番」、本文では「1853-M番」となっています。Mayoの2008年本が出典なので、英語版ノートページにてどちらが正しいか確認して欲しい旨、リクエストを出しておきました。
さて、訳語2点に戻ります。notoriousですが、やはり「有名」はまずいです。仮に知名度が高いだけで、中立的なニュアンスを出したければwell-knownなどの表現を一般的には使います。英語版では"a convicted murderer... who has been cited as one of the most notorious criminals..."と書かれていて、その後ろには出典が明記されています。つまり出典上でnotoriousという非常にネガティブなワードをわざわざ使用しているので、それを「有名」(ポジティブワード) ないし「広く知られている」(ニュートラルワード) という表現に変えてしまうことは、「Wikipedia:独自研究は載せない」に抵触します。
さらに、導入節は本文全体を総括するためにあるわけで、本文全体を読んでも、犯罪者より鳥類学者としての功績・知名度が高いとは認識できませんでした。「Wikipedia:中立的な観点」もお読みいただきたいのですが、その記事の主題に合った重みづけで記述することが求められています。ストラウドの記事本文では、むしろ鳥類学の研究過程で散々トラブルを起こしたこと、そして最終的にはmaximum prisonであり凶悪犯の収容所として知られているアルカトラズ送りになっていること、がウェイト高く記述されています。この本文を要約すれば、悪名高き犯罪者が導入節の第1文に来て、導入節最後に「でも学び多き人でもありましたよ」というマイナー意見も補足する、というウェイトが適切と考えます。
仮にCsshow rさんが鳥類学者としての方が有名だと思うならば、出典を追加で集めてきて、本文自体を大幅加筆する必要があります。出典に自らあたらず、単純翻訳のみに終始するのであれば、(意図せず結果として) 独自研究や中立性の問題が起こらないよう、今後お気をつけ頂ければと思います。ストラウドの二面性には憎めないところがあるので、どうしても脚色したくなるのは分かるんですけどね。
ついでに指摘モレも追記。英語版ではシファキスの評価コメントが" " で囲われていたのを、翻訳時に「」を外してあったので、改訳時に再挿入しています。著作権法上の引用にあたる行為は、括弧書きがルールとなっていますので、ご注意下さい。
最後に。単に訳に文句をつけたかったわけではないことだけご承知おきください。Wikipedia:メインページ強化記事投票所/項目候補の結果、ストラウドの記事は6月25日(火)から強化記事としてトップページで紹介されています。これに投票するにあたり、訳が読みづらかったので私の方で最低限の改訳を行ったという背景があります。興味深い人物なので、Wikipedia:査読依頼なども活用して、もう少し育てる価値があるのかなと感じます。宜しければ今後ご検討下さい。--ProfessorPine会話2019年6月27日 (木) 03:49 (UTC)返信
分かる範囲で出典をあたりましたが、「刑務所で評判の悪い囚人」という意味でnotoriousと言及されていたようです。ですので「悪名高い」の方が正しいです。お騒がせしました。 --Closed W. Show会話2019年6月27日 (木) 09:21 (UTC)返信
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