査読依頼は、ほぼ完成した項目について、内容の正確性や構成の適切さなどについて批評と査読を依頼する場です。記事を秀逸な記事の選考良質な記事の選考に出す前段階として利用することもできます。ここで受けた批評を項目に反映させてより良いものにしていきましょう。

キャッシュを破棄

査読依頼をする前に 編集

ウィキペディアにおける査読依頼は、自分がある程度完成させた記事について、他者の意見を求めたいときに使用します。必ずしも専門家の意見がつくとは限りませんので、掲載期間が終了しても記事の質が保証されたわけではありません。

もし記事に問題点があると明確にわかっている場合は、査読依頼より先に、以下の各依頼へお願いします。

依頼の要件 編集

  1. 依頼者は、当該記事の主たる執筆者、もしくはそれに準じる役割を果たした利用者であること。
  2. 依頼者は、指摘を受け適宜編集する態勢を整えていること。

上記を満たしていないと判断された場合、依頼は取り下げられることがあります。

査読依頼にはそれを取り仕切るような人はいませんので、依頼を放置しないようにお願いします。途中で依頼の要件を満たせなくなった場合は、一旦掲載を終了してください。

利用の仕方 編集

依頼の手順 編集

依頼の要件を満たしていれば、誰でも利用できます。依頼にはサブページを使用します。

まず、下にある「依頼を追加する」のリンクをクリックし、最下部に以下の記述を加えてください。

{{Wikipedia:査読依頼/○○○_yyyymmdd}}

○○○は項目名、yyyymmddは年月日です。例えば、査読してほしい項目が「コンピュータ」の場合は、 {{Wikipedia:査読依頼/コンピュータ_20060401}} のようにします。

すると、

{{Wikipedia:査読依頼/コンピュータ_20060401}}

と赤リンクが表示されるので、このリンクをクリックしてください。

リンクを開くと、ページ作成の画面になります。そこに以下のように依頼の中身を記述します(中身を記述することにより、他の依頼と同じ書式がこのページに表示されます)。

=== [[○○○]] - [[ノート:○○○|ノート]] ===
(何か適当な依頼文)--~~~~

中身は上記のように見出しを作成し、当該項目へリンクしてください。何か依頼者からのコメントがあった方が回答もしやすいと思うので依頼文を記入してください。また署名もお忘れなくお願いします(見出しの部分は === {{subst:Article|○○○}} === で代用できます)。

次に、査読依頼を行っていることを告知します。依頼記事のノートに{{査読依頼}}を貼ります。さらに、Wikipedia:査読依頼/リストを編集して、査読依頼サブページへのリンクを追加してください。これによってWikipedia:コミュニティ・ポータルに表示されます。

最後に、査読依頼者は掲載期間を忘れないように、以下のように{{査読依頼者}}を会話ページ、もしくは利用者ページ冒頭に貼りつけてください。

{{査読依頼者
 | 査読依頼サブページ名 = Wikipedia:査読依頼/コンピュータ_20060401
 | 査読掲載終了年月日 = 2007年5月10日 (木) 12:30 (UTC)
}}

査読する側は読んでみて気軽にコメントしてください。コメントは当該のサブページにお願いします。掲載期間は原則2ヶ月です。

ルール 編集

以下は査読依頼のルールです。原則であり、厳守すべきものではありません。ひとつの基準としてお使いください。

  1. 査読期間は原則2か月とする。
  2. コメントが寄せられ議論が続いているものは、最後の発言から10日間、終了を猶予する。
  3. コメントを受けて当該記事に有意な編集があった場合も、最後の編集から10日間、終了を猶予する。
  4. コメントが寄せられているにも関わらず有意な編集のない依頼は、依頼開始後1か月の早期終了を宣言できる。

ヒント 編集

査読依頼をよりうまく活用するためのノウハウを例示します。

  • 査読のプロセスをスムーズにすすめるために、Template:査読欄を活用してみて下さい。依頼時に
=== [[○○○]] - [[ノート:○○○|ノート]] ===
(何か適当な依頼文)--~~~~
{{subst:査読欄}}
とすると、テンプレートの部分が
【査読】 ──専門家の方による審査結果。
【検証】 ──参考文献などと照合しつつ正確性を評価。
【書評】 ──専門外の方による評価および助言。
【感想】 ──専門外の方による感想。
【その他】 ──表記・文体など
と展開されます。使用するときには、substを付けることを忘れないようにしましょう。
  • 過去の複数の例から見るかぎり、査読依頼がもっともうまく機能するのは、ある程度以上の完成度がある記事で、査読や批評の結果を反映できるアクティブな執筆者がいる場合です。
  • 一般的な記事の出来に加えて、どのような点をコメントしてもらいたいのか要望があれば遠慮せずに依頼文で述べてください。「ウィキペディアの編集にまだ不慣れなので基本的な点についてコメントしてほしい」「他言語版から翻訳した記事なので翻訳の出来を見てもらいたい」「秀逸な記事・良質な記事の選考に出すつもりなのでそれに見合うかどうかの視点でコメントしてほしい」など。
  • 査読してくれる人を集めるためには、査読依頼を行っていることを広くお知らせすることが大事です。以下は任意ですが、/リストに書いた内容はWikipedia:コミュニティ・ポータルに表示され、他の人の目に触れる機会が増えます。Template:査読依頼を依頼記事のノートに貼ることで、その記事に関心がある人たちへ告知できます。依頼記事に該当する分野のWikipedia:ウィキポータルWikipedia:ウィキプロジェクトがあるようなら、そのノートページや、もし告知用スペースが用意されている場合はその告知用スペースで告知することによって、その分野に興味・関心がある人たちからのコメントが集まるかもしれません。
  • なお、ポータルによっては査読依頼をポータル側で独自に設置している場合もあります。もしその分野のポータルに査読依頼がある場合は、そちらの査読依頼に提出されても結構です。各ポータルの査読依頼の設置の有無については各ポータルのページをご確認ください。

依頼終了時の手順 編集

  1. 掲載期間が終了したら、依頼者は査読依頼中の記事から項目を削除し、Wikipedia:査読依頼/掲載が終了した依頼に査読のサブページへのリンクを加えてください。
  2. 記事ノートの{{査読依頼}}を除去してください。後から議論を読み返しやすくしたり、その後に編集する人や再び査読依頼する人の参考にしやすくするために、記事ノート冒頭に{{選考審査の記録}}を貼りつけて記録を記入してください。すでに{{選考審査の記録}}が貼られている場合は記録を追記してください。
  3. Wikipedia:査読依頼/リストから査読サブページへのリンクを除去してください。
  4. 依頼者の会話ページもしくは利用者ページに貼られている{{査読依頼者}}を除去してください。
  5. 依頼者に通知して1週間が経過したにも関わらず上記1~4が行われない場合は、第三者が作業代行することができます。

査読依頼中の記事 編集

依頼を追加する

生得性仮説 - ノート 編集

私の執筆分野としては珍しく、この記事は専門知識がなくても読めるものになったと個人的には思っているのですが、なおも分かりにくい点や情報を付け足すべきと思われる点などありましたら、ご意見をいただけますと幸いです。--Dragoniez (talk) 2023年7月19日 (水) 12:25 (UTC)返信[返信]

【査読】 ──専門家の方による審査結果。
【検証】 ──参考文献などと照合しつつ正確性を評価。
【書評】 ──専門外の方による評価および助言。
  • 専門の方には基本的な概念だと思うのですが、「文法的」「非文法的」という言葉の意味はおそらく、一般の読者は知らないのでは無いでしょうか?(私は説明出来ません)。これが分からないと記事全体の見通しが悪くなるように感じました。注釈ないしは、なんらかの説明あると助かります。--Anesth Earth会話) 2023年7月20日 (木) 06:19 (UTC)返信[返信]
    ありがとうございます。暫定的にwikt:文法的へのリンクを追加しました(差分)。jawpの文法的文法ノート / 履歴 / ログ / リンク元へリンクしていましたが、この転送先自体改稿が必要そうなので、これについても考えてみます。 --Dragoniez (talk) 2023年7月20日 (木) 23:49 (UTC)返信[返信]
    横からの質問となってしまい恐縮ですが、文法性w:Grammaticalityではなくて文法的w:wikt:grammaticalなんでしょうか? いずれにせよ、文法性がないのは問題ですが……。--Kzhr会話) 2023年7月25日 (火) 15:43 (UTC)返信[返信]
      返信 (Kzhrさん宛) お返事が遅くなりました。「(非)文法的」は「文法規則に即しているか否か」を表す形容動詞で、「文法性」はこれの指標なのでこちらへのリンクでも問題ないと思います。ただ、jawpの文法性は現状曖昧さ回避ページで、「文法的」という用語も載せられていないので悩ましいところです。『文法性』も、独立立項を考えてみようと思います。 --Dragoniez (talk) 2023年7月30日 (日) 05:34 (UTC)返信[返信]
【感想】 ──専門外の方による感想。
【その他】 ──表記・文体など

人文地理学の歴史 - ノート 編集

2023年9月25日に良質な記事となった項目です。秀逸な記事への選定にむけ、現行の記事の問題点を洗い出したく思い、査読を依頼いたします。 --Nux-vomica 1007会話) 2023年10月7日 (土) 10:45 (UTC)返信[返信]

【査読】 ──専門家の方による審査結果。
【検証】 ──参考文献などと照合しつつ正確性を評価。
  • まず、記事全体としてはウィキペディア日本語版の人文地理学関係記事群の中でも一二を争う良質なものかと思います。ただ、将来的にFA選考を目指しているとのことですので、相当厳しめのコメントも入れています。指摘事項への対応が完了すれば、将来的にFA選考も通りやすくなるように思います。
  1. #人文地理学成立以前の地理学 - この記事ではなく地理学の歴史に転記するべきと考えます。記事にもある通り「人文地理学」の概念自体が成立したのは近代になってからで、それまでは人文地理学と自然地理学が分化していなかったかと思います。記事に書かれている内容も、『自然地理学事典』pp.2-5や『地理学事典』pp.2, 8-10などで記載されている内容と関連したり(特に探検関係で)、人文地理学に限った話ではないとは思います。人文地理学的な営為の存在について軽く記載したうえで、残りは地理学の歴史に転記・一部修正し、地理学の歴史の記事内容の品質向上も同時に行うのはいかがでしょうか。この記事で特に重要なのは近現代の話なので、前置きが多いと途中で読むのを止めてしまい重要なところを読まない読者がでてくるおそれを懸念しています。 //指摘取り下げ。--郊外生活会話) 2023年12月2日 (土) 18:00 (UTC)返信[返信]
  2. #近代の人文地理学 - ドイツ地理学の他にもフランス地理学についても一定の記載が必要ではないでしょうか。近代フランス人文地理学で重要なのはヴィダルの環境可能論だけではないはずで、参考文献に挙げられている野澤(2013)にも他の記載があります。野間ほか(2017: 213, 216)からも、近代人文地理学におけるフランスの重要性が読み取れ、1つのセクションがあってもおかしくないように思いました。
  3. #20世紀前半のドイツ地理学 - (1)第1段落でヘットナーとシュリーターの主要な業績を簡単に書いていただけるとセクションの内容がわかりやすくなると思います。現状の内容では、特にシュリーターの業績が何なのかキーワードがが一目ではわかりにくいように思いました。「ヘットナーは地域論を、シュリーターは景観論を提唱した」くらいの文があれば十分だと思います。「環境論」に限らず、「地域論」や「景観論」も重要用語ですので、記事で言及されるべきように思います。(2)ヘットナーの主張として、「個別の現象は地理学の対象となりえない」とありながら、「個別記述的な学問分野として規定されるべき」とあり、一見矛盾しているようにもみえます。ここでは、要は「地域を総合的・統合的に捉えることを重要視した」ということなのかと思いますが、表現の修正をご検討いただければと思います。
  4. #近代日本における人文地理学の展開 - 大きな修正が必要そうに思います。(1)近代(に限らず現代でも)日本の人文地理学に関して学校教育は非常に重要な役割をもち、この記載がないのには違和感を覚えます。(2)戦前の日本の人文地理学は主に東京帝国大学、京都帝国大学、東京文理科大学が中心になっていたかと思いますが、東京文理科大学関連の記載(例えば地誌学派など)がほとんどないことも気になりました(『人文地理学事典』pp.74-79や野間ほか(2017)でも記載はあります)。ただ、これらの内容を足すと既存のドイツやアメリカの動向の内容との関連性が弱そうで、記事内での一貫性が弱くなりそうな気さえします。後述しますが、国際的な動向を整理することを主目的とするなら、日本の動向が与えた影響は独仏・英語圏と比べて小さいので、このセクション自体の除去も選択肢としてあると思います。
  5. #シェーファーの例外主義批判と計量革命 - 記事本文の内容と画像の内容が明確に対応づけられていないことが気になりました。計量革命に触れるならベリーは重要人物になるかと思いますので、地理行列に限らず、本文で触れていただいたほうがよさそうに思います。画像自体は多変量解析というよりはBerry(1964)で提示された系統地理学的・地誌学的な見方を説明するために作成したものなので、キャプションの内容の説明にはあまり沿わないような気もしました。画像がなくても問題ないような気もします。
  6. #人間主体的な理論の発展 - 画像について再考をお願いしたいです。レジナルド・ゴリッジの画像がないからなのでしょうが、トゥアンとレルフの画像だと、このセクションの内容は行動地理学と人文主義地理学なのに、人文主義地理学についてのみ触れているように誤認しかねないように思います。掲載位置を第3段落に移すか、人物の顔写真があったところで学史の理解が深まるわけでもないので(それよりは各人物の主張と批評のほうが有用)、他セクション含めて除去するのも一手段のようには思いました。(個人的には記事全体を通じて画像過剰なようにも思いました)
  7. #ポストモダニズムの受容と差異の地理学 - (1)第1段落でポストモダン地理学について扱っていますが、これがいつ頃の話なのか記載すると明確化するように思います。1980年代のことで問題なかったかと思いますが。(2)『人文地理学事典』には記載がありませんが、ポスト構造主義地理学についての記載は必要でしょうか?ハバードほか(2018)には独立したセクションがありますし、Geography and Geographersでもポストモダン地理学と同様に一定量触れられています。
  8. #ポストヒューマニズムと関係論的地理学 - 文化地理学の中でこのような動向があることは承知しましたが、人文地理学の包括的な文献での言及が伴っていないため人文地理学全体の中での位置づけがよくわからず、この章の存在意義・重要性がよくわかりませんでした。森(2021)でも触れられていますし、文化地理学の潮流として文化地理学#文化地理学の再物質化と「新しい唯物論」で言及するのは問題ないかと思いますが、この流れは文化地理学にとどまらず人文地理学全体に共通する傾向なのでしょうか。文化地理学POVのような記載にもみえました。
  9. 導入部かどこかで、「近代人文地理学は主にドイツ・フランスで、現代人文地理学は主に英語圏で発展していった」といった記述を追加することは可能でしょうか。野間ほか(2017:216)が典拠になると思います。そうすると現在の記述内容(国際的な動向)の重要性がより明確化する(人文地理学の歴史#現代の人文地理学でドイツやフランス、日本の動向なども書かれるべきといった突っ込みにも対応できそう)と思います。
  10. 記事中に「批判地理学」や「空間論的転回」という用語がありませんが、問題ないでしょうか?重要用語の1つだと思います。空間論的転回に関しては主執筆者がこちらで言及されているので加筆待ちかもしれませんが。
  11. 個人的には、1990年代以降のGISの発展と人文地理学への影響が書かれていないことにも気にはなりました。一方、Geography and Geographersでもこのような章はなかったと思いますし、『人文地理学事典』第1部(学史と理論の系譜)でも取りあげられていないので、ウィキペディア的には特筆されないようにも思います。ただ、主執筆者が「計量革命の結果として生まれた地理情報科学の展開とその影響について……加筆の余地があるかもしれません。」ともおっしゃっていますので、可能であれば#シェーファーの例外主義批判と計量革命の末尾にでも簡単に書いていただければとも思います。
  12. あと、Yapparinaさんのコメントにも関わるのですが、「ポストモダン地理学は主に都市地理学に影響を与えた」など、人文地理学のどの領域で特に影響があったかを記載すると、具体的な内容も書けるようにも思いました(記事自体が人文地理学全体を扱う関係で抽象的になりやすいので)。
  13. 既にYapparinaさんから指摘されていますが、FA選考の前にページ数の明記をお願いします。このままだと{{要ページ番号}}が貼られると思います。また、複数ページの場合は|p=ではなく|pp=なので、そちらもご確認ください。--郊外生活会話) 2023年10月29日 (日) 12:25 (UTC)返信[返信]
取り急ぎコメントいたします。
  1. おっしゃることは理解できるのですが、やはり学問分野としての「人文地理学」を語る上で、この部分を削ってしまうことには抵抗があります。現状のこの節の記述は「地理学の歴史」の記述を大きく端折ったものということができ、(「人文地理学の歴史」が「地理学の歴史」の小記事であることを鑑みても)転記にはあまり賛成できません。また、現代の多くの人文地理学者もラッツェル以前に人文地理学が存在しなかったとは考えていないのではないかと存じます。Warf (2010)にしろ、Gibson (2020)にしろ、ラッツェル以前の人文地理学の存在を無視してはいませんし、ラッツェルが人文地理学を成立させたという立場も取っていません。
  2. 検討いたします。現状の記述だとブラーシュの歴史的立ち位置がかなり浮いているため、そのあたりを修正するとこの問題もおのずと修正されるのではないかと考えています。
  3. そのとおりだと思います。修正を試みます。
  4. おっしゃるとおり、この節の処遇はかなり難しいなと考えています。人文地理学の歴史において日本の動向は特に重要ではないため、あまり節の記述を肥大化させたくはなく、近代日本において西洋地理学がどのように受容されたかを簡単に記しておく以上のことはあまりしたくないんですよね(ただ、ご指摘の2点については加筆の必要があると思います)……「日本における人文地理学の歴史」といった記事を新たに立てるほうがよいのかもしれないな……と考えました。
  5. 私もベリーについて触れていないのは問題だと思います。加筆を検討いたします。地理行列の画像については取り急ぎ除去しました(ベリーの記述を加えることができたなら、また復帰させるかもしれません)。
  6. おっしゃるとおりだと思いますので、画像を除去しました。
  7. 人文科学にポストモダンの潮流が発生したのが1980年代頃で、「ポストモダン地理学」という語の実質的な初出はソジャが『ポストモダン地理学』を上梓した1989年なのではないかと思います。松尾(2015)を典拠にある程度細かい加筆ができると考えています。「ポスト構造主義地理学」の語を使うかどうかは悩む点ですね。同節および続く「ポストヒューマニズムと関係論的地理学」は事実上ポスト構造主義地理学の説明になっていると思いますが…
  8. おっしゃるとおり、必要な記述だと思います。野間ほか(2017)がいま手元にないため、確保でき次第加筆したいと思います。
  9. これに関しては、どちらかといえば「文化論的転回」の記述が不明瞭であることが疑問の原因となっているのではないかと思いました。文化論的転回以降、人文学の動向が一気に人文地理学に流入してきた関係で、こうした「文化地理学的」な思潮は人文地理学全体(すくなくとも社会地理学・都市地理学)に少なからない影響を与えているのではないかと考えています(このあたりについては、私が文化地理学畑出身なことによるバイアスがかかっているかもしれません)。
  10. (批判地理学について)「ラディカル地理学」が批判地理学の歴史的な呼び名となるため、不要なのではないかと考えていましたが、ご指摘の通りあったほうが親切かもしれませんね。(空間論的転回について)空間論的転回については地理学の動向というよりはむしろ地理学の外の動向なので、特に記述を加えなかったのですが、人文地理学の影響について加筆する上では間違いなく必要な記述であると思います。記述を加えたいと考えています。
  11. 地理情報科学に関するについてですが、適切な資料を見つけることが出来なかったこと、私がこのあたりの動向についてまったく専門外であるということもあり、あまり記述を加えることが出来なかったのですが、可能な限りこころみたいと考えています。この分野については私よりも郊外生活さんのほうが遥かに浩瀚な知識を持っていると存じますから、お時間がありましたら加筆をご検討いただきますと幸いです。
  12. 問題意識は理解できるのですが、出典の関係上、記事全体にこうした記述を加えるのはやや難しいかもしれません……なるべく試みたいと思います。
--Nux-vomica 1007会話) 2023年10月30日 (月) 06:49 (UTC)返信[返信]
  •   返信 返信ありがとうございます。すぐコメントできるものを返信します。(1.と8.についてはもうしばらくお待ちください)
4. 日本に関して別記事を立てても良いのではないかとも思っています。私自身、過去に日本の地理学の記事を作成しようと考えたことがありました(Category:日本の地理学は作成したものの記事はまだ作成できていませんが)。
7. 確かにコメントを受けて読み返してみたのですが、 #ポストヒューマニズムと関係論的地理学 で「ポスト構造主義地理学」の用語があったら読んでの印象が違った(人文地理学全体の中での流れとして理解しやすく、このような疑問をもたなかったかもしれない)ように思いました。現時点では改めて本文を精査し切れていないのですが、ざっと思ったこととして、ハバードほか(2018)のポスト構造主義地理学の項も参考文献に入ると一本の筋にまとまりやすくなるかもしれないようにも思いました。私は逆に現代文化地理学にあまり詳しくないので的を射たコメントができているかわかりませんが。
10 批判地理学について独立のセクションを作るべきといった話ではなく、ラディカル地理学などの記述のあたりで批判地理学という用語が何らかの形で1箇所でも出てくれば良さそうにも思っていました。空間論的転回も、独立したセクションは不要で、ポストモダン地理学に関する記述箇所で「空間論的転回に影響を及ぼた」くらいの記述が簡単にあれば十分かなと思っています。
11 #シェーファーの例外主義批判と計量革命 でCGISの話でとどまっているのも微妙なので、「計量地理学は1990年代以降の地理情報科学の発展の基礎となった」くらいの文があるだけでも変わるかな(具体的な事項は他記事に委ねたとしても)とも思っています。今週末以降になるとは思いますが、私もこの記事か関連記事かで加筆等を試みたいとは思います。郊外生活会話) 2023年10月30日 (月) 15:53 (UTC)返信[返信]
  •   コメント
1.の指摘は取り下げます。依頼者コメントの他にも、『人文地理学事典』や野間ほか(2017)などでも前近代のことに触れているので、除去するほうが不自然そうに思いました。
9.に関して、依頼者コメントも踏まえて特別:差分/98288791で追記しました。
5.に関して、11.の依頼者コメントもありましたので、関連項目として計量地理学を独立記事化し計量革命の加筆改稿を進めているのですが、 ワシントン大学の箇所で特別:差分/98288566の内容あたりを整理して加筆して、具体的にどのような研究があったかを少し書いても良いのかなと思いました(スウェーデンに関しては空間的拡散の話もありますし)。ベリーの件を本文に書き加えることも考えたのですが、他記事の改稿時に改めて文献レビューをしていた限りでは、総説記事に書くのは文章量の配分などの関係で難しそうにも思ったので、今後さらに計量革命計量地理学を加筆すればそれでよしとしても良かったかもしれないようにも思いました。一方、計量地理学の参考文献にも挙げた石川(1993:382)を読んでいると、イギリスの箇所でアラン・G・ウィルソン英語版の話が出てこないことは気になったのですが、『人文地理学事典』の計量革命の項には出てきませんし、この記事に記載するべきか否か(計量革命の記事に委ねるか)は悩みます。--郊外生活会話) 2023年12月2日 (土) 18:00 (UTC)返信[返信]
【書評】 ──専門外の方による評価および助言。
【感想】 ──専門外の方による感想。
【その他】 ──表記・文体など
  • まず、記事導入部はもっと加筆し、記事の要点ないし要約も書いたほうが良いでしょう(WP:LEAD)。
  • 形式的な面ですが、せっかく{{Sfn}}を使うならば、論文の出典であっても記事記述に対応するページを記してもらえると利便でありがたいです。例えば、松尾 2015 は30ページの論文ですが、「ナイジェル・スリフトは……を主張した」の説明と対応するのは30ページ全体ではないですよね。
  • 記事全体の内容は、ある考え方・思想による「……学」が提唱されて、それに対する反発・批判が生まれ、また別の視点からの「……学」が提唱され…、という流れで形成されているようですが、素人疑問としては、人文地理学の発展や提唱されたそれぞれの「……学」が、土地開発・都市開発、各種の統計調査、政治などに与えた具体的な結果や影響というのものはないのかな?と思いました。文字どおり人文学的分野のようなので、そういうものを求めるのは野暮なのかもしれませんが。--Yapparina会話) 2023年10月19日 (木) 12:31 (UTC)返信[返信]
    丁寧なコメントありがとうございます。取り急ぎ「概要」節を新たに設けました。論文のページ数付記については今後の課題として、(少なくとも秀逸な記事の選考を提出するまでの間には)ゆっくりやっていきたいと考えています。人文地理学が「土地開発・都市開発、各種の統計調査、政治などに与えた具体的な結果や影響」についてですが、個人的な意見として、概説記事に記述を加えられるほど大きなものは存在しないのではないかと考えています。ただ、計量革命の結果として生まれた地理情報科学の展開とその影響について、あるいは社会学などにおいて盛んになった空間論的転回と、隣接諸学問におけるハーヴェイやソジャがもたらした影響などについては加筆の余地があるかもしれません。これについても今後の課題とさせていただきたいです。--Nux-vomica 1007会話) 2023年10月20日 (金) 05:22 (UTC)返信[返信]
    加えて、現実の政治に少なからない影響を与えた人文地理学の一分野としての地政学についての記述は必要かもしれません。--Nux-vomica 1007会話) 2023年10月20日 (金) 07:58 (UTC)返信[返信]
  •   「人文地理学」の何たるかも知らないのですが、「§古代から近世の地理学」に関して、重箱の隅をつつくような感想を述べます。「§古代から近世の地理学」の第2パラグラフの「中世ヨーロッパ」「ギリシャ」「アラブ世界」「ラテン世界」「イスラム世界」「ヨーロッパ」と順に出てくる、<地域>ないし<世界>を表すことばの使い方に居心地の悪さを感じました。「アラブ世界」と対置されているのが「ラテン世界」で、「イスラム世界」と対置されているのが「ヨーロッパ」、「アラブ世界」と「イスラム世界」はイコールなのかイコールでないのか?イドリースィーが地図を制作したのはロゲリウス2世という中世シチリア王国のキリスト教徒君主の宮廷なので、ここでいう「アラブ世界」に該当するのかな?地理学の分野でアラブを出自とする学者は8世紀ごろにはむしろ少なくなり以後はペルシャ人やユダヤ人が主体になるので、そもそも「アラブ世界」というワーディングは適切なのかな(たぶん本来「アラビア語世界」と訳すべき Arabic world の訳語の誤り)? 「十字軍を契機とするイスラム世界との交流」とありますが(ここではたぶんシチリア島やマヨルカ島が政治的にキリスト教圏に回収されることによって、これらの島々に蓄積されていた学知がラテン語へ翻訳、ラテン語を学術言語とする地域に流通したということを指すのだと思います)、マヨルカ島の地図製作学派のことも念頭に置いて言っているのだとしたら、彼らの主体はユダヤ教徒だったので「イスラム世界」というワーディングは適当なのかな?などなど。人文地理学の歴史の理解に必ずしも必要な情報でもないですが、どうせ書くんなら、もうちょっと専門的な出典を使ったほうがいいような気がしました。たぶん『ジオ・パルNEO』(2017) や『ブリタニカ国際大百科事典』オンライン版などの記述をつぎはぎするより、 Warf (2010) Encyclopedia of Geography の“Human Geography, History of”の項だけに依拠するほうが、このような違和感が生じにくい、かもしれません。--ねをなふみそね会話) 2023年12月7日 (木) 09:18 (UTC)返信[返信]

ワットパクナム日本別院 - ノート 編集

千葉県成田市にあるタイの仏教寺院の記事です。全く練れていない記事なので問題点が多々あるのは明らかですが、何かお気づきの点があればご意見いただきたいです。 現時点で思っているのは導入部、概要、沿革をもっと整理できないかという点、施設の節の文章が一般には意味が通りにくくないか、あるいは情報過多ではないかという点を気にしています。 また、外国由来の施設のため、翻訳表記の揺れもあります。当院の最も重要な施設の名前が出典により異なり、ウボーソット...論文、ウボソ(布薩堂)...公式サイト、本堂...大使館サイト、とバラバラなのですが、このあたりは主筆者の感覚で決めて統一してしまってよいのでしょうか。また、僧侶...公式サイト/大使館サイト、比丘...論文、とやはり表記ゆれがあり、仏教用語に明るくないのでどちらを選ぶべきか迷うのですが、仏教に詳しい方がいらっしゃればご意見いただきたいです。

--狄の用務員会話) 2023年10月14日 (土) 13:31 (UTC)返信[返信]

【査読】 ──専門家の方による審査結果。
【検証】 ──参考文献などと照合しつつ正確性を評価。
【書評】 ──専門外の方による評価および助言。
【感想】 ──専門外の方による感想。
【その他】 ──表記・文体など
仏教にはあまり詳しくないのでひとまず形式面のみ。ワットパクナム日本別院#施設節で「以下は別途出典の記載あるものを除き、佐藤・阿部・山田の論文(2023)を参照したもの」とありますが、1ページで終わる論文ではないでしょうし、このようなGeneral Reference的な参照方法はWikipedia:出典を明記するの趣旨に反するのかなと。文章ごとにページ数を明記して出典を付けたほうがいいと思います。--Keeezawa会話) 2023年10月20日 (金) 02:30 (UTC)返信[返信]
ご助言ありがとうございます。施設の節については記事全体のボリューム感を示せればひとまず十分かと思い、出典をまとめてしまったのですが、正直ちょっと雑でした。施設の節について、情報過多などの指摘がなければ、順次出典ページを割り振って行こうと思います。--狄の用務員会話) 2023年10月20日 (金) 11:48 (UTC)返信[返信]

関連項目 編集