ノート:太田一樹

最新のコメント:11 年前 | トピック:「単著」節の記述について | 投稿者:山田晴通

「単著」節の記述について 編集

この節では、

が具体的に例示され、「など多数。」と記述されています。

鎌倉女子大学の公式サイト内にあるこの人物の業績を記したpdf文書によれば、上記2点の図書は「共著」です。のみならず、この文書に記載された業績は、著書、総説、学術論文とも、すべて「共著」と明記されています。共著とされていないのは、通常は主要な業績とはみなされない学会発表だけです。


「「脳虚血の循環と代謝」メディカルレビュー社(平成11年)」という記述に基づいて、amazonや紀伊国屋書店BookWeb、国立国会図書館などのサイトで、この書名の本を探しましたが、このような書名の本は存在しません。検索の結果、刊行年が一致し、書名ではなく、章のひとつの題が「脳虚血の循環と代謝」であるものが見つかりました。『脳梗塞』というタイトルの医学書です。ただし、この版元のページでは、「監修」1名、「編著」2名の氏名は明記されていますが、個別の章の執筆者の情報はありません。九大関係の先生方が中心になって書かれているようなので、この記事の人物が分担執筆者として参加していて不思議ではないと思いますが、少なくとも「単著」というのは明らかな誤りです。(ついでにいえば、pdf文書の業績書の書き方としても不適当です。)

『よりよい介護のための89のヒント』は、アマゾンでは「岡山昌弘 (監修), 長尾哲彦 (編集)」とあり、上記の『脳梗塞』同様に、版元のページでも、個別の章の執筆者の情報はありません。これも「単著」というのは明らかな誤りです。

また、「多数」の「単著・論文」があるとされていますが、国立国会図書館サーチで「太田一樹」を検索すると、博士論文だけで4件がヒットします。このうちお一人は経営学/マーケティング研究者である大阪経済大学の教授で、兵庫県立大学から学位博士(経営学)を取得されています(J-Global での検索ではこの方しかヒットしません)。少々厄介なのは、あと3件がいずれも博士(医学)の取得で、1994年の東京医科歯科大学、1997年の九州大学、2006年の順天堂大学であり、いずれも基礎研究での論文だということです。最初の2件については可能性としては同一人物が異なる大学から学位を取得した可能性さえ考えられる状況です。 国立国会図書館サーチのそうヒット数は55件ですが、上記3本の博士論文は別として医学系の論文を拾っていこうとしても驚くほど少なく、ヒットのほとんどはおそらく上記の大阪経済大学の先生のものか、あるいは情報系の別の方がいるかもしれないという印象です。医学系と見なせるものを洗い出してみましたが、次の2件しかありません。

しかし、これら2本は、いずれも『順天堂医学』に掲載されていますので、おそらくは2006年に同大学で学位を取られた方が参加された共著の論文です。

以上で検討したように、この人物の場合、(国会図書館のデータベースに依拠する限り)「単著」と言えるものは図書0点、論文0点となります。これを「多数」と表現するのは、如何なものかと考えます。

なお、同じ初版立項者による同様の事例としてノート:長田美智子Wikipedia:削除依頼/長田美智子、また、ノート:森政淳子Wikipedia:削除依頼/森政淳子、さらに、ノート:大村正史Wikipedia:削除依頼/大村正史もご参照ください。

なお、これら一連の件については、初版作成者の会話ページに改善のお願いを書き込みましたが、応答はいただけないまま会話ページの白紙化が行なわれています。--山田晴通会話2012年7月8日 (日) 11:11 (UTC)返信

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