ノート:貴金属フリー液体燃料電池車/過去ログ3

最新のコメント:6 年前 | トピック:要検討の記事について | 投稿者:WikiUser10772

要検討の記事について 編集

  • 「== 概説 ==」項目に「資源量の限られる白金パラジウム等の貴金属触媒を使用せずに常温常圧の液体燃料~(中略)~燃料電池内が還元性雰囲気となり、耐触性に優れた白金等の貴金属を使う必要がない。」という記載は再検討が必要です。前半の、「資源量の限られる白金パラジウム等の貴金属触媒を使用せずに」の部分は、後半の「燃料電池内が還元性雰囲気となり、耐触性に優れた白金等の貴金属を使う必要がない。」と意味が重複しています。高圧水素タイプの「燃料電池自動車」においても、白金等の貴金属の使用量を最終的には 0g/kW とする研究が行われており、方向性は同じです[1]。それよりも、燃料に気体ではなく、液体を用いて、その液体を燃料電池に供給して直接、発電できることの方が重要です(この方式の燃料電池を、直接ヒドラジン型燃料電池 (DHFC : Direct Hydrazine Fuel Cell) という)。特に、軽自動車のような実装できるスペースが限られた場合に、燃料液体を用いることでガソリン車のような航続距離、軽い車体に基づく軽快な走り、燃料の取り扱いの簡便性・安全性、既存インフラの流用等が実現可能ではないかと考えられています。従って、前半の、「資源量の限られる白金やパラジウム等の貴金属触媒を使用せずに」の部分は削除することとします。尚、参考文献「液体燃料を用いる貴金属フリー燃料電池車 Vol.36 No.2 (2011) [参考文献 1]」には、ニッケル、コバルト、白金についての記載はありますが、パラジウムに関する記載はありませんでした。パラジウムに関する記載は、高圧水素タイプの固体高分子形燃料電池に関する研究報告にあります[2]。--WikiUser10772会話2017年10月27日 (金) 11:16 (UTC)
  • 以下に示す参考文献は、記事本文のどの部分とリンクしているのか不明であり、記事側は、「出典が示されていない。独自研究が含まれている恐れがある。」と認定されています。この問題を解決するには、記事本文において、一文単位で出典を示して、記事本文と出典をリンクさせることにより、虚偽記載でないことを証明する必要があります。--WikiUser10772会話2017年10月26日 (木) 14:49 (UTC)
  • 岡崎健, et al. "PEFC カソード触媒反応機構解明に基づく脱白金・高効率合金触媒開発." 東工大燃料電池フォーラム (2003) .
  • 光島重徳, 石原顕光, 太田健一郎. "脱白金族を目指した燃料電池用酸素還元触媒の探索." 電気学会研究会資料. MC, 金属・セラミックス研究会 2006.17 (2006) : 5-8.
  • 石原顕光, 太田健一郎. "脱白金を目指した酸素還元電極触媒: 電気化学から." 触媒= Catalysts & Catalysis 49.5 (2007) : 327-331.
  • 太田健一郎, 石原顕光. "脱白金を目指した固体高分子形燃料電池用酸素還元触媒." Electrochemistry 76.1 (2008) : 59-64.
  • 太田健一郎, 石原顕光. 固体高分子形燃料電池の本格普及に向けた脱白金酸素還元触媒への展望. (PDF)
  • 太田健一郎, 石原顕光. "脱白金を目指した固体高分子形燃料電池用酸素還元触媒の研究." 表面科学 29.10 (2008) : 586-591.
  • 太田健一郎. "固体高分子形燃料電池における白金触媒の問題点と脱白金化への期待 (特集 固体高分子形燃料電池の脱白金をめざした開発現状) ." 機能材料 29.9 (2009) : 6-10.
  • 尾崎純一. "ナノシェル系カーボンアロイカソード触媒の材料設計 (特集 固体高分子形燃料電池の脱白金をめざした開発現状) ." 機能材料 29.9 (2009) : 19-27.
  • 高須芳雄. "シルク由来活性炭の酸素還元特性 (特集 固体高分子形燃料電池の脱白金をめざした開発現状) ." 機能材料 29.9 (2009) : 28-35.
  • 中村潤児, 近藤剛弘. "表面科学からみた脱白金電極触媒の設計指針 (特集 固体高分子形燃料電池の脱白金をめざした開発現状) ." 機能材料 29.9 (2009) : 58-64.
  • 石原顕光, 太田健一郎. "固体高分子形燃料電池の酸素還元電極触媒の脱白金化." Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan: セッコウ・石灰・セメント・地球環境の科学 17.349 (2010) : 401-405.
  • 「== 概説 ==」項目に「還元性雰囲気」という記載がありました。参考文献「液体燃料を用いる貴金属フリー燃料電池車」の8ページには、「~これにより、燃料電池はアルカリ性雰囲気となり、触媒材料を幅広く選択することが出来るようになった。~」と記されています。意味としては同じような気がしますが、定義域が違うかもしれません。意味が似ていてもキーワードが異なる場合は注意してください。専門家(記者、研究員等)が使用しているキーワードを素人(Wikipediaの利用者)の判断で変更する行為は、とても危険です。査読されていない、その判断によって合成された記事は独自研究(「Wikipedia:独自研究は載せない」を参照)に認定されます。従って、「還元性雰囲気」は「アルカリ性雰囲気」に修正することとします。--WikiUser10772会話2017年10月26日 (木) 14:49 (UTC)
  • 「== 想定される触媒 ==」項目に以下の記載がありますが、水素を必要とするのは、高圧水素タイプの「燃料電池自動車」です。これも、投稿先の再検討が必要です。--WikiUser10772会話2017年10月26日 (木) 14:49 (UTC)
炭化物系触媒
炭化物が候補として検討される。作動条件が高温である必要がある[参考文献 3]
酸化物系触媒
ジルコニウムなどが検討される[参考文献 4]
ラネーニッケル
ラネーニッケルも候補にあるが、被毒の問題があるので純度の高い水素を必要とする[4]
カーボンナノチューブ
カーボンナノチューブも候補にあるが、コストが高い[5]
酵素
酵素は比較的低温で作動するが、耐久性、コストの点において課題が未解決[参考文献 6]
  • 以下の「== 貴金属フリーへ向けたアプローチ ==」、「== 燃料によるアプローチ ==」、「== 触媒の探索によるアプローチ ==」項目は、出典が長期間示されておらず、内容の真偽が不明です。「アプローチ」の意味が曖昧でよくわかりません。日本語に等価変換して書くべきでした。また、「貴金属フリー液体燃料電池車」において、「~2系統のアプローチがある。」、「~人体への有害性や環境汚染のリスクが懸念される。」、「ヒドラジンを燃料として検討した」という内容の記載が示されている資料を確認できませんでした。「~人体への有害性や環境汚染のリスクが懸念される。」を述べるために、「水加ヒドラジン」を「ヒドラジン」にすり替えているように見えます。また、「~どれもコストや耐久性において一長一短があり、決定的な方法はまだ見つかっていない。」は、「Wikipedia:独自研究は載せない#特定の観点を推進するような、発表済みの情報の合成」に該当する恐れがあります。--WikiUser10772会話2017年10月26日 (木) 14:49 (UTC)
== 貴金属フリーへ向けたアプローチ ==
貴金属フリーへ向けたアプローチは還元性の燃料を使用する方法と貴金属以外の触媒の探索の2系統のアプローチがある。
=== 燃料によるアプローチ ===
ヒドラジンやジアミノウレアのような還元性の燃料が候補にあるが、人体への有害性や環境汚染のリスクが懸念される。
=== 触媒の探索によるアプローチ ===
ジルコニウム炭化物やラネーニッケルやカーボンナノチューブ酵素を触媒として使用する方法等が研究されているが、どれもコストや耐久性において一長一短があり、決定的な方法はまだ見つかっていない。
  • 「== 燃料のエネルギー密度CO2排出量の比較 ==」項目で「ただし、水加ヒドラジンと水素は天然には産出しないため、製造、精製過程でエネルギーを消費する。」という記載がありましたが、参考文献「液体燃料を用いる貴金属フリー燃料電池車 Vol.36 No.2 (2011) 」には、このような記載は確認できませんでした。水加ヒドラジン (hydrazine hydrate : N2H4・H2O) を液体燃料とする場合、反応によって、電気エネルギー (H2O) 、窒素ガス (N2) に分解されますが、このことは逆に、自然界に存在する水 (H2O) と空気 (窒素ガス (N2) を単位体積当り約80%含有) を用いて、太陽電池で発電した電気エネルギーにより逆反応を行うことで、水加ヒドラジンを再合成可能であることを意味しています。電気エネルギーは、水加ヒドラジンの中に保持されており、消費されていません。この「消費されていない」は、太陽電池で発電した電気エネルギーを使っているからではなく、「エネルギーの形態が変化した」という意味であり、電力系統から受電した電力を使っても意味が変わることはありません。上の「~は天然には産出しないため、精製過程でエネルギーを消費する。」という表現は、製造工場を稼動させるために必要なエネルギーロス(数%から十数%、工場の規模に依存)の話を「エネルギーの形態が変化した」際に吸収されるエネルギー(100% - 数%から十数%)の話にすり替えており、全てがエネルギーロスになるかのような表現であり、誤解を招く恐れがあります。要約は、資料の内容に変更を加えることなく、忠実に書く必要があります。上でも述べたように、資料に記載がないことを書くと独自研究に認定されます(「Wikipedia:独自研究は載せない#資料」)。従って、この記載は削除することとします。--WikiUser10772会話2017年10月26日 (木) 14:49 (UTC)
  • 「== インフラ整備 ==」項目に「既存インフラストラクチャー」という記載がありました。その前は、「既存インフラ」と記載していました。「既存インフラ」表記は、資料「猪谷・山口・田中・吉村・前川「液体燃料電池用アニオン交換形電解質膜の開発」、『膜 (MEMBRANE) 』第38巻第3号、日本膜学会、2013年、126頁」にあります。「既存インフラストラクチャー」表記は、他の資料にも確認できませんでした。これは、独自研究の「新しい用語を定義する」(「Wikipedia:独自研究は載せない#何が除外されるか」を参照)に該当する恐れがあります。今回の場合、「既存[[インフラストラクチャー|インフラ]]」とします。--WikiUser10772会話2017年10月26日 (木) 14:49 (UTC)

脚注 編集

  1. ^ 日本自動車研究所(JARI)平成20年度 燃料電池自動車に関する調査報告書 p. 147” (PDF). JARI. 2018年9月9日閲覧。
  2. ^ 日本自動車研究所(JARI)平成18年度 燃料電池自動車に関する調査報告書 p. 287” (PDF). JARI. 2018年9月9日閲覧。
  3. ^ 原田久志, 太田誠, 林泰宏. 光触媒を利用するメタノール燃料電池の試作. 1229-1231 1988.8”. 日本化学会誌. 2018年9月9日閲覧。
  4. ^ 堀篭正誉. 水素電極のためのニッケル基およびパラジウム基合金多孔質触媒の開発.”. AIST. 2018年9月9日閲覧。
  5. ^ 近藤剛弘, 中村潤児. カーボンナノチューブを担体とした燃料電池電極触媒の表面科学. Journal of the Vacuum Society of Japan 51.4 (2008): 245-249.”. JVSJ. 2018年9月9日閲覧。

参考文献 編集

  1. ^ 田中・朝澤・山口・藤村「液体燃料を用いる貴金属フリー燃料電池車」『水素エネルギーシステム』第36巻第2号、水素エネルギー協会(HESS)、2011年、pp. 5-11.、ISSN 1341-6995 
  2. ^ a b 張樹国・中島仁「固体高分子形燃料電池用新規電極触媒」『特集 触媒および光触媒材料の分子レベルでの理解(2)』第19巻第8号、マテリアルインテグレーション、2006年、pp. 1-7.、ISSN 1344-7858 
  3. ^ a b 冨永弘之・永井正敏「炭化物を用いた非貴金属電極触媒の開発研究とその理論的考察」『特集 固体高分子形燃料電池の脱白金をめざした開発現状』第29巻第9号、機能材料、2009年、pp. 36-43.、ISSN 0286-4835 
  4. ^ a b 大城善郎・石原顕光・太田健一郎「ジルコニウム酸化物をベースとした PEFC 用カソード触媒」『特集 固体高分子形燃料電池の脱白金をめざした開発現状』第29巻第9号、機能材料、2009年、pp. 11-18.、ISSN 0286-4835 
  5. ^ 原田久志・日高久夫・上田豊甫「光触媒によるメタノール燃料電池の性能向上--光触媒反応により得られた水素の直接利用法」『明星大学研究紀要』第26巻、理工学部、1990年、pp. 37-45.、ISSN 0388-130X 
  6. ^ 辻村清也・加納健司「酵素を使った燃料電池用電極」『特集 固体高分子形燃料電池の脱白金をめざした開発現状』第29巻第9号、機能材料、2009年、pp. 44-57.、ISSN 0286-4835 
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