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ハイパーバズーカ は、アニメガンダムシリーズ』に登場する、架空の兵器である。モビルスーツ (MS) 及びマン・マシーンの標準的な武装の一つで、実弾を発射するMS用の大型バズーカである。これらの兵器は厳密にはバズーカではなくロケット砲に分類される。

目次

概要編集

機動戦士ガンダム』でガンダムの主武装として登場して以降、ガンダム系モビルスーツの武装の定番として定着する[要出典]同作品をはじめ、宇宙世紀を舞台とする作品とは別の世界観の作品に登場するモビルスーツもハイパーバズーカを装備している場合があるが、名称がそのまま採用されていることは少ない[要検証]

ガンダムシリーズのバズーカという名称編集

『機動戦士ガンダム』でRX-78ガンダムが使用した大型携行銃器「ハイパーバズーカ」は、肩掛け式の噴進弾射出筒であり、形状的にも運用特性においてもアメリカ合衆国陸軍が第二次世界大戦中に開発、使用した携帯式60ミリ対戦車ロケット弾発射器「バズーカ」に酷似するものである。従って、巨大ロボットの使用する「バズーカ」の名前としては、強さ、巨大さを示す何らかの接頭語を付けるのが命名として妥当であるが、「スーパー」という接頭語は同じアメリカ陸軍が朝鮮戦争中既に89ミリ対戦車ロケット弾発射器「スーパーバズーカ」として使用済みであったため、他の接頭語を用いる工夫がなされた。

各作品におけるハイパーバズーカ編集

『機動戦士ガンダム』(宇宙世紀)シリーズにおけるハイパーバズーカ編集

宇宙世紀0079に勃発した一年戦争の時によく普及しているハイパーバズーカは連邦軍製MSの標準装備で380mmという大口径と、MSの実体弾兵器としては最高クラスを誇る。威力も当時のビームライフルに匹敵し、実弾兵器であるため出力上ビーム兵器が使用できない機体でも使用できる。反面、1弾倉につき5発しか撃てず、大型で重いため取り回しが悪いというデメリットがある。なお、劇中では再装填のシーンはなく、むしろ弾を撃ち尽くしたバズーカを投げ捨てるシーンが目立ち、再装填・再使用を考慮していないM72 LAWのような使い捨てロケット兵器の可能性もある。ジムが装備しているものはガンダムのそれと同型である。また実体弾兵器なので、ビームと違い水中や空気中でも威力があまり減衰しないという利点があるが、反面実在のバズーカよりも弾速がかなり遅く、優秀なパイロットなら飛んでくる弾体を見てかわすことも出来る上、無誘導なために対MS戦では命中精度が低いという欠点がある。

U.C.0083に開発されたガンダム試作3号機用のものは、武器コンテナへの収納を考慮して砲身を二つ折りにできるタイプであり、「フォールディング(折りたたみ式)バズーカ」という名称がつけられている。また、これとは別にガンダムMk-II用(後述)のハイパーバズーカも収納されていた。

U.C.0087に開発されたガンダムMk-II用のものはカートリッジ弾倉式になっており、手数が増えている。また、通常弾と拡散弾を使い分けて撃つこともできるが、拡散弾の場合敵によってはカメラに損傷を与える程度に止まる場合もある。威力は高い方で、通常弾数発で衛星基地を破壊するほどであるが、あまり使用の例は見られない。劇中では水中戦でも使用され、水中では著しく減衰するビーム兵器よりも威力面ではこちらが有利のようである(というより、ハイパーバズーカの出番と存在意義を恣意的に作り出すために、水中ではビーム兵器が著しく減衰して使えないという後付け設定が追加された)。

U.C.0093に開発されたνガンダムのものは「ニューハイパーバズーカ」という名称で口径は280mm。口径は小さくなっているものの、有効射程距離の向上やより破壊効率の高い弾頭への変更などの改良が施されている。ただし弾倉は0079年代同様の固定式に戻されている。手動による操作だけでなく背面バックパックにマウントした状態や本体から切り離した状態でも、有線による遠隔射撃も可能。アムロはこの機能を利用して変則的な攻撃を繰り出した。

機動戦士ガンダムUC(U.C.0096)に登場したハイパーバズーカは連邦軍で運用されているMSの標準武装とされ、ユニコーンガンダムスタークジェガンおよびプロトスタークジェガンが装備している。量産化の為に非使用時の砲身の短縮ギミック、アナハイム・エレクトロニクス社製のオプションアイテムを接続するためのレールマウントやジョイントが備えられている。弾倉はカートリッジ式で通常弾の他に発射後に時間差で炸裂し、周囲にベアリング弾を撒き散らす特殊散弾弾頭も使用可能である。

なお、これらのハイパーバズーカは、いずれも肩に担いで射撃するのが基本姿勢であるが、その保持は片手だけで行われており、多少無理をすれば両手で二丁拳銃ならぬ「二丁バズーカ」を構えて同時射撃することさえ可能という特色を有していた(一方、ジオン系のザクバズーカやジャイアント・バズは、両手での保持射撃が基本で、これほどの融通性はなかった)。

『機動新世紀ガンダムX』におけるバズーカ編集

機動新世紀ガンダムX』において、連邦軍、革命軍を問わず大型実体弾兵器としてバズーカが出てくる。ガンダムXディバイダーが、水中用に改造(自律推進する魚雷を弾体として用いるため通常では弾体の加速に必要な砲身内部まで弾倉の役割を担い弾数を稼いでいる)したハイパーバズーカを装備したことがある。特に細かい設定はない。

『機動戦士ガンダムSEED』におけるバズーカ編集

機動戦士ガンダムSEED』でも初の水中戦に際して「ストライクガンダム」がバズーカを武器に選んだ。これは水中ではビーム兵器の熱溶断能力が得られず実体弾の銃砲が必要になったからであり、斬撃においてもレーザー対艦刀「シュベルトゲベール」をレーザーOFFにし実剣として代用した。続編『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』でも、水中戦に臨む「ザクファントム」及び「ザクウォーリア」が、やはりビームが使えないという理由で旧世代機「ジン」の武装であった「M68キャットゥス 500mm無反動砲」を装備、これが劇中のセリフでは「バズーカ」と呼ばれた。続くSEEDDESTINYでも水中戦で実弾を用いるシーンがある。上記の『機動新世紀ガンダムX』同様水中戦以外は使用する描写はなく、その水中戦も劇中ではほとんどなかった。