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νガンダム(ニューガンダム、NU GUNDAM)は、「ガンダムシリーズ」に登場する架空の兵器。有人操縦式の人型ロボット兵器モビルスーツ(MS)」のひとつ。初出は、1988年公開のアニメーション映画機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』。

作中の軍事勢力のひとつ「地球連邦軍」のガンダムタイプMSで、主人公のアムロ・レイ自身が設計に関与した専用機。特殊な能力をもつニュータイプに対応した機体構造をもち、左背にマントのように装備された6基の遠隔操作式ビーム砲台「フィン・ファンネル」を外観上の特徴とする。

『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』劇中では「リ・ガズィ」に次いでアムロが搭乗し、ライバルである「新生ネオ・ジオン軍」総帥「シャア・アズナブル」が搭乗する「サザビー」と死闘を繰り広げる。

メカニックデザインは出渕裕。当記事では、各メディアミックス作品などに登場するバリエーション機の解説も記述する。

機体解説編集

諸元
νガンダム
NU GUNDAM / ν GUNDAM
型式番号 RX-93
全高 23.0m[1] / 24.2m[要出典]
頭頂高 22m[2]
本体重量 27.9t[2]
全備重量 63.0t[3]
装甲材質 ガンダリウム合金[2]
出力 2,980kW[2]
推力 18,300kg×4[2]
12,300kg×2[2]
総推力:97,800kg[1]
センサー
有効半径
21,300m[2]
武装 ビーム・ライフル
グレネードランチャー
ビーム・サーベル×2
バルカン砲×2
ニュー・ハイパー・バズーカ
シールド
(ビーム・キャノン、ミサイル×4)
フィン・ファンネル×6
搭乗者 アムロ・レイ
その他 アポジモーター×26[2]

製造過程編集

ネオ・ジオンの戦力に対し、在来機種では対抗しきれないことから開発された[2]。開発要請はロンド・ベルがおこない、地球連邦軍が発注[2]。 νガンダムの製造は、ブライト・ノアが宇宙に上がるについて手土産という形で地球連邦政府が置かれているチベットのラサから資金を捻出させた。そして製造場所として、補給関係の重鎮であるジョン・バウアーからの紹介でアナハイム・エレクトロニクスフォン・ブラウン市工場を確保した[4]

U.C.0093年ロールアウト[5]。アナハイムの組立工場では、νガンダムの各部の試作の為の工作機械が稼働していた。基本作業は、金属を使わない加工と組立作業が中心で、研磨などの音を出す作業や危険な科学薬品を使う作業を含めて隔離されたブース内においてロボット化によって行われた[6]。Ζガンダム時代の基本設計があったために工具の半分以上は流用可能で[注 1]、 アムロが初めて、アナハイム・エレクトロニクスに視察に来た時、νガンダムの製造準備がかなり進んでいたのは、ブライト・ノアとラサで指揮をとってくれたジョン・バウアーの力である。アムロの提案をどの程度組み込むかというレベルで、かなりの討論があったものの、まったく新しいタイプのMSを製造するのではなかったから、それが建造のスピードを早くした[6]。 実質3か月という短期間で完成に漕ぎつけた[7]

機体設計編集

設計にはロンド・ベル所属のアムロ・レイが参加[2]。開発プロジェクトで主導的な立場にあるのは同部隊所属のチェーン・アギ[8]。開発責任者は、アナハイム・エレクトロニクスの技術者のオクトバー・サラン[8]

小説版(『ハイ・ストリーマー』)では、チェーンはアムロに、これまでのガンダムの最大平均値というべき数値を取り出し、新素材を使って再設計した本機の概念図を見せるが[注 2]、それはアムロが考えていた「ニュー・ガンダム」に酷似していたという。ブライトはアムロのアイデアを入れて具現化するよう促し、アムロもそれに応えるように、パイロットに不親切な部分があることを指摘し、外装の強化とサイコミュの搭載を提案する[10]。また、『ベルトーチカ・チルドレン』では、サイコフレーム導入以前の本機のサイコミュ・システムはアムロ自身が設計したもので、あくまでフィン・ファンネルのコントロール用であったとされる[11]

ガンダム・センチネル』の「アナハイム・ガンダム開発一覧表」では、本機の機体名の "ν" はアナハイム・エレクトロニクスの開発コードとされ、「γガンダム(リック・ディアス)」から数えて11番目の「アナハイム・ガンダム」とされている[12]

アナハイム社が培ってきたMS技術も積極的に利用されており、機体に用いる部材はΖ系MSのものを使用[9]。アムロ・レイの専用機として開発される事から、AEの技術の粋が注がれている[13]。センサー類にはインコムバイオセンサーの技術をスピンオフして用いている[9]。さらに、整備やアップデート、量産化を踏まえてほかの量産機のなかから選別したムーバブルフレームなどを使用するとともに内装火器は極力減らされている[9]。また、フィン・ファンネルの搭載にあわせて機体の慣性重心、バランスを考慮し、重心移動に対応した機体管制プログラムも搭載されている[9]。操縦系統もΖ系ほどの先鋭さはない[9][注 3]。これにより本機はU.C.0093年における最強クラスの性能を有するMSモビルスーツでありながら[14]、整備性の高さや操縦が簡単で実用兵器としての信頼性も兼ね備えたバランスの良い機体として完成した[9]

サイコミュの搭載編集

「敵の脳波をサイコミュで強化し受信すればこちらの対応は早くなる」というアムロのアイデアにより、コクピットシート後方にサイコミュ受信パックを備える [15]。また、インコムも備える[16]

サイコフレームの導入編集

「シャアの反乱」においてシャア5thルナを地球に落とし始めたことで戦況が激変し、アナハイムはνガンダムの納期を10日も繰り上げられた。その影響でνガンダムの開発において主導的立場にあるロンド・ベルのチェーン・アギ准尉に事前通知もなしでサイコフレームへの換装は行われてしまった。サイコフレームに換装されたことで機体重量が3kg減った原因を怒りながら問い質すチェーンに対し、オクトバー・サランは「強度は上がっていますから絶対 危険じゃありません」と返した。 当初は、サイコフレームはアムロ・レイが提案した「敵の脳波をサイコミュで強化し、受信する事で対応を早める」アイデアをヒントとして材料開発部門が「フレームの中に同じ性能を持つものを内蔵した」とオクトバー・サランの口頭によって説明される。「金属粒子なみの大きさのコンピューター・チップがフレームに封じ込めてる」との事で、オクトバーがアムロとチェーン・アギに見せた図面では搭載されている箇所を赤く点滅させており、それはコクピット周辺のフレームのみだった。ただこの技術は材料開発部門から流れてきたとの事で、オクトバーもこの技術の出自を掴めておらず、それもあってチェーンは「部隊に帰ってからもフレームのテストを行いたい」と提案していた。 のちにオクトバーの手紙によりネオ・ジオンより入ってきた技術であることがチェーン・アギに伝えられる。アクシズの最終決戦において、シャア・アズナブルは本機に採用されたサイコフレームをわざとアムロ側に譲渡させたことを語っている。

一方で、νガンダムに搭載されたサイコフレームの配置は媒体によって一定ではなく、従来型ムーバブル・フレームにコンピュータチップを封じ込め、駆動系に直接パイロットの脳波を伝達可能とした資料[17]が存在するほか、コクピット周辺のフレームに採用したとする資料[18]、コクピット周辺及び機体各所に分散配置し、νガンダムの機体レスポンスとサイコミュシステムの向上がなされたとする資料[19]、駆動系にサイコフレームを搭載したとする資料[20]が存在する。

武装編集

バルカン砲
作動の確実性を考慮し薬莢方式を採用しており[5]、射撃と同時に空薬莢が頭部側面より排出される。基本的にはミサイルグレネードなどへの迎撃や牽制用に用いられるが、劇中ではギラ・ドーガ2体の頭部を続けて吹き飛ばしたり、パワーダウン状態ながらもサザビーの腹部メガ粒子砲を押し留めるほどの威力を備えており、アムロの技量もあって対MSモビルスーツ戦においても十分な効果を発揮する。
口径の設定は一定しておらず、60ミリとする資料[12]、90ミリとする資料が[9]見られる。
ビーム・ライフル
出力3.8メガワット[2]。エネルギーCAP方式のライフル[16]。サブグリップやマウントパーツはないが、銃口の上にはグレネードランチャーが装備されている[21]。バースト・セレクターの切り替えによってマシンガンのような連射に切り替え可能[21]で、最大出力ならば同時期における戦艦の主砲レベルの威力を発揮する[7][注 4]。劇中ではかなりの長時間使用され続けながらも、サザビーによって破壊されるまでエネルギー不足になることはない。
フィン・ファンネル
型式番号:AEV/PFF93AR[22]
板状の収納形態で左背面に6基装備されている。解放型のメガ粒子加速器を備えるタイプで[23]、従来のファンネルとは異なり、内部に小型のジェネレーターを内蔵し[9]、ビームの威力はより強力となっている[5]。また、フィン・ファンネル内部にはスラスターを内蔵する[21]とともに、ファンネル自体にAMBACアンバックが搭載されており、燃費を下げ稼働時間を延伸している[23]
攻撃時には折れ曲がってコの字型に変形する。これによって二枚のジェネレーターアームの間に[2]磁気フィールド[2](Iフィールド[9])を発生させ、メガ粒子を発振・加速させることでビームを発射する[2]。出力3メガワットで[22]、1回のチャージで7発のビームを発射可能[22]
さらにはファンネルを頂点として四角錐型の対ビーム・バリアーIフィールドの発展技術)を張ることにより[24]、機体の全周囲に防御シールドを展開することが可能[注 5]。ただし、この時展開したフィールド内に敵機のファンネルが入り込めば、サイコ・ウェーブの干渉によってパイロットに生理的ダメージを与えることがある[23]。尚、機能が複雑化しているため、アムロ・レイの技量がなければ制御は行えない[16]シルヴァ・バレト(ファンネル試験型)ガンダムデルタカイのファンネルを経て完成した装備[25]
その形状(ネオ・ジオンのそれらとは大きく異なる板状)から、ギュネイ・ガスには未展開の状態において放熱板と誤認される。
ROBOT魂のνガンダムのフィン・ファンネルセットまた拡張フルセットには、Hi-νガンダムと同様に装備できるファンネルラックが存在する。
ニューハイパー・バズーカ
口径280ミリの実弾バズーカ[7]。砲身先端部には照準用のレーザーセンサーを備える[2]。連邦製MSモビルスーツ用の武装としては一般的だが、本機のものは有効射程距離の向上、弾頭への変更などの改良が施されている[9]。背面バックパックにマウントした状態やνガンダム本体から切り離した状態でも、有線操作で使用可能[16]
同様の火器のスケールダウン品を、宇宙世紀0150年代が舞台のアニメ『機動戦士Vガンダム』第34話にてリガ・ミリティア所属モビルスーツが使用している。
シールド
裏面にビームキャノン1門(出力7.8メガワット[2])とミサイル4発を装備。ビームキャノンは独自に稼動用ジェネレーターを備えており、一年戦争時に使用されていたビームライフル程度の威力を持っている[7]。宇宙世紀0093年時の装甲材でもIフィールド無しではビームを完全に無効化することは不可能なので、この武器でもMSモビルスーツを撃墜することは可能。裏面にグリップはなく、マウントパーツによって左腕に装着する。
シールド表面に描かれた一角獣をモチーフとしたマーキングはアムロのパーソナルマークであり、νガンダムの左肩にはα字状の同種のパーソナルマーク(一角獣のモチーフはなくAをデザイン化したもの)が描かれている。
ビーム・サーベル
バックパック右側に装備されたメインのサーベル(カスタム・ビームサーベル)。出力0.85メガワット[2]。鍔を持った形状をしており、ビーム刃の形状も曲刀状となっている他、グリップエンドからも短い刃を発する。増幅装置やエミッターに仕様変更が加えられ、形状を変更することもできる[7]。また、当時一般的な斬りかかる際のみにビームが出るオートパワーオン機構を採用しており[5]、無駄なエネルギーの消費を抑えている。
予備ビーム・サーベル[7]
左腕シールドマウント基部に装備。デバイスとしては一般的なもので[7]、メインのサーベルよりも出力は低い。劇中ではメインのサーベルを失ったとき一度だけ使用する。
そのほか
マニピュレーターには、グリプス戦役時のMSモビルスーツと同様にダミー発射機やトリモチランチャーを装備している。戦争終盤ではサザビーにライフルを破壊された際に、一般機仕様のギラ・ドーガからビーム・マシンガンを奪い取り使用した。

劇中での活躍編集

映画冒頭、フォン・ブラウン工場にて上半身と下半身が分かれた状態で登場。上半身は装甲が外された状態で、機体各部に仮止めのテープが貼られていた。頭部は黄色いシートが被されており、チェーンがそれを外すとこちらも仮止めのテープが貼られており、ツインアイ部分は白いシートで抑えられていた。

ネオ・ジオンの第二波は来ないと推測したアムロは、スウィート・ウォーターに入る前のシャアを叩くため、νガンダムを受領に月のフォン・ブラウン市工場へ赴いた。その時にはνガンダムは上半身と下半身は接合された状態で胸部と左足のみ装甲が付けられたまま、6人のアナハイムのスタッフによって整備をされていた。コクピット内部はこの状態でもモニターをつける事が可能で、シートの後方に設置されたサイコミュの受信パックの確認作業がアムロにより行われた。 アムロはνガンダムをすぐにでも持って帰ろうとしたが、実戦装備にあと3日は必要だとオクトバーに言われた。しかし、アムロはその提案を拒否した。 機体各部に全て装甲が取り付けられた状態で、コックピット内でサイコミュ受信の調整をしているアムロの元に、シャアの第二波が迫っているとの手紙が届き、至急ロンド・ベルに帰投するよう命令が下された。作業を手伝っていたアナハイムのスタッフに「でも まだ終わっちゃ…」と言われるも、アムロの手によりサイコミュの調整は途中で切り上げられた。機体に「火を入れる」と言うアムロに、チェーンは反対するがブースターベッドとマスドライバーの手配をするようアムロから頼まれ了承する。 出撃直前、オクトバーは「やめて下さい 間に合いはしません!」とアムロへ反対意見を言うが、パイロットスーツを着たチェーンが入って来たことで説得を諦めた。この時のコックピットにはチェーンの為に前部に簡易的なサブシートが設けられている。 フィン・ファンネルだけ装備せず、ブースターベッドに乗ったνガンダムはラー・カイラムの元へマスドライバーで発射された。

射出後しばらくしてアムロは月、地球、カペラ、ヴェガ、太陽の座標から現在地を確認。打ち上げ時にかかったGで気絶したチェーンもようやく目を覚ました頃、既に前方ではロンド・ベルネオ・ジオンの艦隊戦が始まっており肉眼でも戦闘による光芒が見て取れた。チェーンはシートベルトを外して戦闘の邪魔にならないようコックピット背部に退避した。シャアのロンデニオン潜入の陽動として展開したネオ・ジオン軍部隊を指揮するレズンのギラ・ドーガがケーラ機のジェガンを撃墜するかと思われた直前、νガンダムは遠方から最大出力でビームライフルを発射して救援に入る。データにない機体が援軍として登場した事から、ネオ・ジオン部隊は鮮やかに後退してみせた。

のちフィン・ファンネルが届けられ、ラー・カイラム内で戦闘の合間をぬって調整が続けられる。 地球寒冷化作戦阻止のためロンド・ベルがアクシズへの核攻撃を遂行した際には第二波として出撃。ネオ・ジオンのMSモビルスーツ部隊を一蹴するものの、核ミサイルがすべて撃墜されたため作戦自体は失敗する。 シャア打倒のためにνガンダムを手に入れようともくろむギュネイ・ガスによりケーラ・スゥが人質にとられ、曳航しようとギラ・ドーガによってνガンダムの左足、右足、頭部にワイヤーをかけられた。 そしてギュネイは投降サインを出してライフルを捨てるよう命令、アムロは要求通りにライフルは捨てたが早まって投降サインは出さずファンネルまで外してしまう。ネオ・ジオンの一般的な漏斗型のファンネルしか知らないギュネイは、フィン・ファンネルを放熱板としか思わず逆上、周囲のギラ・ドーガにアムロの殺害を命じた。ワイヤーから電撃を流されたνガンダム内のアムロの苦痛に反応して、アムロの意思にかかわらずフィン・ファンネル2基がワイヤーを切断し窮地を脱した。しかし、この行動が抵抗したとギュネイに取られた為人質となったケーラは握りつぶされ死亡した。そのまま、ヤクト・ドーガのビーム・ライフルを発射しνガンダムを攻撃しようとするが、この攻撃はフィン・ファンネルによって撃ち落とされた。ギュネイはそのまま撤退、その時にフィン・ファンネル2基は破壊された。ケーラの遺体をマニュピレーターで確保すると、νガンダムはラー・カイラムへと帰投した。

アクシズ破壊のため三段構えの作戦をたてたロンド・ベルは再度攻撃を開始。クェス・パラヤの意志を感じたアムロは彼女の搭乗するα・アジールと、その護衛として随伴していたギュネイのヤクト・ドーガらと交戦。2機の高性能機とギラ・ドーガ部隊を相手に互角以上に戦った。 だがα・アジールとヤクト・ドーガ、その二機によるファンネルの同時攻撃により、アムロが「やられる!」と叫ぶほど危機に陥いった。フィン・ファンネルにより展開されたバリアーで難を逃れている。α・アジールの背後を取ったνガンダムはそのまま撃墜しようと試みるが、死角からヤクト・ドーガの攻撃を喰らいシールドの上部を破損、機会を逃す。この時、破損したシールドと同時にバズーカも手放すが、バズーカの砲身に一瞬意識を奪われたギュネイの隙を見逃さず、ビームライフルを一射、ヤクト・ドーガを撃墜した。そして、破損したシールドをその場に残して、バズーカだけを回収しアクシズを破壊するため戦場の奥地へと急行した。

νガンダムはアクシズに取り付くが、ここでアムロと決着をつけるため待っていたシャアのサザビーと最後の戦いを行うことになる。二人の実力は伯仲しており、互いに武器を失い機体のダメージも蓄積していくが、最終的にはνガンダムが勝利し、サザビーの頭部から放出されたシャアの脱出ポッドを捕獲する。ロンド・ベルの工作によりアクシズは内部より爆破され二分割されるが、作戦ミスによりそのうちの後方のひとつが地球への落下コースをたどり始め、アムロは破片の落下を阻止するべく機体をアクシズに取り付かせる。その行為に味方のみならず敵機までもその行動に協力する。その後サイコフレームの共振効果か、νガンダムが虹色の光を発し、発生したサイコ・フィールドによってほかの機体は押しのけられることで命を救われ、アクシズは地球から離れていくが、νガンダムおよびアムロとシャアの消息については劇中では描写されていない。

メカニカルデザイン編集

本機はΖゼータガンダムΖΖダブル・ゼータガンダムと同様にコンペ形式で多数のデザイナーが参加、その中で鈴木雅久らが中心となり、富野が提示した「マントを羽織ったガンダム」というコンセプトの元、数多くのラフデザインを提出。最終的に出渕裕によってまとめられている。その際、出渕は「自分の理想を追求した」と述べている。

アニメのメカデザイン史の上でも本デザインはターニングポイントとなり、その後の作品の主役メカデザインに大きな影響を与えた。カトキハジメは雑誌企画『ガンダム・センチネル』で、自身がΖガンダムからΖΖダブル・ゼータガンダムの流れを踏まえ、主人公機Sガンダムには複雑なデザインを考えていたため、それと対照的なνガンダムを見た時は衝撃を受けたと回想している。

機体色は従来のガンダムシリーズで採られていたトリコロールカラーから一転、白と黒(ミッドナイトブルー)を基調としたものになっている。なお、2014年現在、歴代ガンダム型モビルスーツでフェイスカバー部にある「へ」の字状のスリットが3本入っているのは、νガンダムと後述のHi-νガンダムのみであるが、劇場映画『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』のポスター用に大河原邦男が描きおろした画稿の一つには、大河原のミスにより「へ」の字スリットが3本付いたRX-78-2 ガンダムがある。

(特報版)νガンダム編集

『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の初期の予告編である「特報」の映像に登場。バストアップで薬莢を撒き散らしつつ頭部バルカン砲を連射する映像であるが、本編に登場した機体とカラーリングが異なる。胸部インテークおよび顎と額が赤、ほかはグレー(塗装前とも言われる[26])となっている。さらに背景は曇天であり、地球あるいはスペース・コロニー内での映像と思われる。アムロが乗った機体はスペース・コロニーでも試験を行う余裕はなかったはずである。

マサダ中尉機編集

『ガンダムマガジン』第4号掲載コミック「ネオ・ジオンの亡霊」に登場。「シャアの反乱」後のU.C.0094年に地球に降下したネオ・ジオン軍残党のヤクト・ドーガの捜索隊に配備された。パイロットのマサダ中尉にはニュータイプの素質はなかったとされるが、フィン・ファンネルは装備されていた。ビームライフルとシールドは装備されていなかったが、左前腕部に量産型νガンダムと同様のビームスプレーガンユニットがマウントされていた。左肩には中尉のイニシャル「M」をモチーフにしたパーソナルマークが描かれていた。捜索中にヤクト・ドーガと交戦し、撃破するも小破している。

νガンダム Ver.Kaバージョン・カトキ編集

カトキのリファイン前からガンプラのマスターグレード(MG)は発売されていたが、のちにガンダムフロント東京の映像施設DOME-Gで公開された映像用にカトキハジメによってリファインデザインされたνガンダムを元に『MG νガンダム Ver.Kaバージョン・カトキ』として刷新された。基本的にDOME-Gの映像が3DCGということから、同じ3DCG作品であるGUNDAM EVOLVE5のνガンダムのデザインをベースとしている。通常のνガンダムはサイコフレームがコックピット周辺にしか存在しないが、装甲がスライドし各種に散りばめられたサイコフレームが露出する「発動状態」が新たに追加設定されている[注 6]。またアニメには無かったバズーカ砲身の伸縮ギミックが追加されている。

名称の由来編集

もともと、νガンダムの初期名として「Hi-Sガンダム」が予定されていた。これは「シャアを超える」という意味であったが、シャアの頭文字はCであると指摘されたため、この案は立ち消えとなった。NEWガンダムという仮称で呼ばれていたのがちょうどギリシア文字の「ν」とうまく合致したため、そのままもじってνガンダムと名付けられた[要出典]。なお、「ニューガンダム」という呼称は『機動戦士Ζガンダム』第1話冒頭でも、アポリーがテスト飛行中だったガンダムMk-IIをこのように呼ぶ。元々はΖガンダムの仮称が「ニューガンダム」であった。[要出典]

Hi-Sガンダムの名前は、後にSνに変え「Hi-νガンダム」と、Hiを取って「Sガンダム」の名前となった[要出典]

Hi-νガンダム編集

諸元
Hi-νガンダム(ハイ・ニューガンダム)
Hi-NU GUNDAM
型式番号 RX-93-ν2[注 7](RX-93-ν-2)[24][27]
頭頂高 20.0m[24][28]
本体重量 27.9t[28][24]
装甲材質 ガンダリウム合金[24]
武装 ビームライフル
ビーム・サーベル×3
60mmバルカン砲×2
右腕部マシンガン×1
右腕部ガトリングガン×1(Ver.ka)
シールド
フィン・ファンネル×6(出力3.0MW)
ニュー・ハイパー・バズーカ
ハイパー・メガ・バズーカ・ランチャー(ハイパーメガビームランチャー)
搭乗者 アムロ・レイ

小説『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』のνガンダムの口絵を元に、映画のνガンダムと別個の設定がされたもので、『逆襲のシャア MSV(CCA-MSV)』にも分類されている[注 8][注 9]。同小説の口絵で描かれた独自アレンジの「νガンダム」を基に数度の再デザインを経て、サンライズによって公式設定化された(後述)。機体カラーは「白と青」、もしくは「白と紫」の2色を基調とし、νガンダムとは異なり、背部中央にスタビレーター、その左右にファンネルラック、その下にスラスターとプロペラント/スラスターユニットという構成となっている。

開発自体はアナハイム社が独自に進めていたが、ロンド・ベルへの配備が決定したことを受け、アムロによる基礎設計の修正を経て完成した[7]

背部にはスタビライザーを装備しており、AMBACシステムとスラスターとしての機能を併せ持つ。フィン・ファンネルは充電機能を持った2基のラックに、片方3基ずつをラックから吊り下げるようにマウントする。

二つの機体設定編集

現時点で機体の設定が大きく分けて二つに分かれる。

νガンダムの発展型とする設定
Hi-νガンダムをνガンダムの発展型(完成型)とする設定。『CCA-MSV (逆襲のシャア・モビルスーツ・バリエーション)』に分類される。実質三ヶ月という短期間で設計・建造されたRX-93 νガンダムはまだまだ改良・発展の余地を残しており[30]、νガンダムがロンド・ベル隊に納入された後、アナハイム・エレクトロニクス社は独自に改修計画を実施した[31]。「Hi-νガンダム」のコードネームが付与され、設計の見直しと武装の追加を経て完成した。基礎設計の修正にはアムロ・レイも参加したとされる[31]。急造されたνガンダムと違い十分なテストを重ねて完成された改良発展機[30]。フィン・ファンネルは再充電が可能となり[24]、稼働時間が延長された[31]。『Gジェネレーション』、『スーパーロボット大戦』、『ギレンの野望』シリーズ等、多くのゲームでこの設定が採用されている。
「ベルトーチカ・チルドレン」に準じる設定
小説『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』に登場するνガンダムをHi-νガンダムとする設定。『ベルトーチカ・チルドレン』は登場するキャラクター・機体やストーリーが映画版と異なるパラレルワールドであり、それ故にこちらの設定においてHi-νガンダムは劇場版のνガンダムに相当する全く同一の機体となり、両機は相互にパラレルの関係にある。元々はアムロ・レイが設計していたサイコミュを内蔵していたガンダムであり[32]、映画版と異なり機体の基本設計にアムロ自身は参加していない。
また前身にあたるνガンダムの存在には触れておらず、型式番号が「ν2」になっているのは建造途中で変更されたものとしている[33]

サイコフレームの導入編集

機体の設定と同じく、サイコフレームが機体に実装される過程や方法も異なっており、二つに分かれる。

νガンダムの発展型とする設定

映画の内容に準ずる。シャアがアナハイム・エレクトロニクス社にサイコフレームの技術を意図的にリークし、開発段階のRX-93 νガンダムに導入された。

「ベルトーチカ・チルドレン」に準じる設定

5thフィフスルナにおける戦闘で意図的にシャアが残していったサイコ・ドーガ[注 10]を捕獲したロンド・ベル隊が、機体からサイコフレームを切り出し、より正確にサイコミュをコントロールできるようνガンダムのコックピット周辺に直接補強板のように取り付けた[34]。尚、後続の模型媒体においては『ベルトーチカ・チルドレン』の内容に合わせ、鹵獲したネオ・ジオンのモビルスーツ「サイコ・ドーガ」から入手したサイコフレームを組み込み、実質3か月という短期間で完成したものと解説している[33]

武装(Hi-νガンダム)編集

武装はνガンダムと同様のものが多く、バックパックにはプロペラントタンクを2基装備できる。

バルカン砲

頭部に左右1門づつ装備する。

フィン・ファンネル
バックパック左右にフィン・ファンネルのエネルギーの再充填を可能にするファンネルラックを装備している。フィン・ファンネルは折りたたまれ、左右に3機ずつ、ラックにぶら下がるように装備される。
ビーム・ライフル
形状は異なるが、サイズ、性能は劇場版の機体と同等。
ビーム・サーベル
柄の両端に長短のビーム刃を形成する仕様は劇場版のνガンダムと同様だが、ビーム刃が直刀になった。ビーム刃の色は模型では水色に変更されているが、TVゲームではνガンダムと同じくピンク色である。左右のファンネルラックに各1基ずつを装備。標準型のサーベル1基を左腕に内蔵する点も共通している。
腕部マシンガン
右袖口に1門内蔵され、肘には交換可能な弾倉を備える。νガンダムにはない武装。
腕部ガトリングガン
右袖口に内蔵される4連装のガトリングガン。不使用時には腕部カバーに格納する。Ver.kaの武装で、腕部マシンガンに替わって装備している。
シールド
形状はνガンダムとほぼ同一。MG/HGUC版の設定ではシールド裏面にビームガン用ジェネレーターを内蔵とされるが、プラモデルにはビームの発射口や砲身が存在せず、具体的な運用方法は不明。Ver.Kaバージョン・カトキではνガンダム Ver.Kaバージョン・カトキと同様に4発ミサイルと長い筒状の砲身が設定された。カラーリングは小説口絵ではインクスポット迷彩、公式設定画では表面にスプリッター迷彩、Ver.kaではν同様白一色にロゴが施されている。公式設定化以前にゲームに登場していたものはオリジナルの配色である。
ニュー・ハイパー・バズーカ
基本的にνガンダムと同一の武装。MG/HGUC版ではバックパックにマウントする機構はなくなっているが、HCM-Pro版では腰にビームライフルと択一でマウント可能となった。Ver.Kaバージョン・カトキではバックパックの中央のテールスタビライザー直下にマウント可能なほか、砲身の伸縮ギミックが追加されている。
ハイパー・メガ・バズーカ・ランチャー
小説『ベルトーチカ・チルドレン』で使用。ラー・カイラムより伸ばされたエネルギー・ケーブルを機体に直結する急造のエネルギー供給システムで運用される。発射のためには莫大なエネルギーを消費し、供給を行う際には一瞬ラー・カイラム艦内の照明が切れるほどで、圧倒的な威力を発揮する。アクシズの核パルス・エンジン破壊のために用意されるが、破壊は失敗する。
デザインの初出はゲーム『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス』で、大型で長砲身の兵器となっている。脇に抱える形で保持し、フィン・ファンネル・バリアを展開しつつ砲身をバリアの外に出しビームを発射する。漫画版『ベルトーチカ・チルドレン』では柳瀬敬之によって作画用に改めて設定画が描かれ、さらに大型の別デザインになっている。肩に担ぐ形で発射する。なお漫画版のデザイン発表後も『GUNDAM VERSUS』などゲーム版のデザインは変更されていない。
名称は「ハイパーメガビームランチャー」とされることもある[注 11]

デザイン・設定の成立まで編集

初出時のあつかい
小説『ベルトーチカ・チルドレン』の口絵で出渕裕によって描かれたモノクロのイラストがデザインの原型だが、作中に登場するのは単に「νガンダム」と呼ばれており、サイコフレームの実装される過程や武装などが映画版とは異なる程度である。美樹本晴彦による表紙や挿絵でもデザインは変更されておらず、Hi-νガンダムの原型となったものは口絵にしか存在していない。この口絵では型式番号もRX-93のままで、本体重量もνガンダムから変化していないが、頭頂高のみ20.0メートルに変化している。
この小説版口絵のデザインを基に、月刊ホビージャパン90年8月号で「νガンダム」として菅義弘による模型作例が製作され、作例のために出渕によるデザインも発表された。ただし、この時点ではあくまで「小説版νガンダム」というあつかいだったとしている[35]。出渕の画稿では左胸に「RX-93 ν」、背部のプロペラントタンクに「RX-93 ν2」の文字が読み取れる。この作例は青と白で塗装され、フィン・ファンネルにグラデーション塗装がされている。
独立した設定の定着
ホビージャパン誌によると、Hi-νガンダムという名前が初めて確認されたのはB-CLUBの1/144スケールのレジンキットであると明記されているが、実際は当時、海洋堂から発売されていた1/220 ナイチンゲールに合わせて同じ原型製作した大輪正和(GGP)による1/220スケールのレジンキットが初めてである。
後継機の意味に加えて企画段階の主役機名である「Hi-Sガンダム」にちなんで命名したとの説を紹介しているが[35]ガレージキット化の際、出渕裕との話し合いでνガンダムの上をいくからHiを付けようとなり、商品化申請の際に提出したらそのまま通ってしまったらしい。
1998年に発売されたメディアワークス発行の書籍『データコレクション7 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』で、Hi-νガンダムをνガンダムの上位機種として紹介した(機体スペックも設定されているが、頭頂高と重量は小説版の数値と同じである)。掲載された画稿はホビージャパン誌のものを着色したもので、紫と白のカラーで、フィン・ファンネルにグラデーション塗装がされたものだった。
その後、1999年にゲーム『GジェネレーションZERO』『リアルロボット戦線』に登場し、これ以降ゲームでνガンダムの上位機として登場するようになった。主に登場した『Gジェネレーション』『スーパーロボット大戦』シリーズではデータコレクションの画稿に準じたデザインであり、後の「公式設定化」以前のゲームに登場したものは紫がかったものが大半を占めていた。
一方、『MSモビルスーツ大全集2003』に掲載されている画稿はデータコレクションのものと異なり、カラーは青と白になっており、フィン・ファンネルは白一色になっている。
公式設定化
2007年のマスターグレード化に合わせ、サンライズ主導で「公式設定化」がされている。それに伴い、出渕の手でデザインリファインが行われた。多くのパーツの形状やバランスが変更され、体型は従来のデザインより細身になった。カラーパターンも青と白に定まり、各部の配色も一新されている。この変更後のものが「公式設定画」と呼ばれており、従来のものは「正確にはアンオフィシャルの機体」であったと解説されている[35]。これ以降の設定は、TVゲーム媒体では主に「後継機としての設定」が、模型等では「ベルトーチカ・チルドレンに基づく設定」が採用されることが多くなった。

公式化後の変遷

以降、バンダイから発売された模型やTVゲームにおいてはほとんどがリファイン後のデザインを採用しているが、その一方で過去のデザインや機体カラーを取り入れた商品も多く発売されている。2008年3月発売『FW GUNDAM STANDart:2』や、2014年1月に発売されたフィギュア『ROBOT魂』でリリースされたものは基本的にリファインデザインに準しているが、全体的にマッシブな体型になっており旧デザインや90年の作例に近い。機体カラーは青と白を基調としている。
2014年に発売されたマスターグレード「Hi-νガンダム Ver.Kaバージョン・カトキ」は過去のデザインを元にした商品であるが、これ以降も公式設定は2007年のものであるとされている[35]。また、この商品も発展型とする設定は掲載していない。
2015年1月に発売の『METAL ROBOT魂 Hi-νガンダム』も『ROBOT魂』と外見上の違いはないが、2017年発売の『METAL ROBOT魂 Hi-νガンダム Re:Package』では機体カラーが従来の青と白から旧デザインに近い紫と白に変更された。
2018年、ゲーム『機動戦士ガンダムオンライン』では過去のデザイン(もしくはVer.ka)が採用された。

Hi-νガンダム Ver.Kaバージョン・カトキ編集

νガンダム Ver.Kaバージョン・カトキと同様、カトキハジメによりリデザインされたMG Hi-νガンダム。公式設定化前のデザインを元にリファインされており[注 12]、体型は太く、カラーも紫と白が採用され、ファンネルには紫のグラデーション塗装が施された。変更も多く、シールドは白一色となり、右腕部に搭載された隠し武器であるガトリング・ガンが単装から4連装化され、不使用時には格納されるようになり、各ビームサーベルラックの展開方法もシンプルになった。また、4連装ガトリングの中心軸からはビームサーベルの発振が可能であり、左腕部のラックに搭載したままの予備ビームサーベルと合わせることで、ビーム・トンファーとしての使用も可能となっている。肩アーマー上部・リアスカート・脹脛周辺が展開するスラスターギミックが、新規に盛り込まれている。

Hi-νガンダム Ver.Kaバージョン・カトキ ヘビー・ウェポン・システム装備型編集

型式番号:FA-932 HWS

上記のHi-νガンダムVer.Kaバージョン・カトキにHWS(ヘビー・ウェポン・システム)を装備したもの。プレミアムバンダイ販売用に専用の拡張セットが新たにデザインされた。外観や武装内容はνガンダムのHWSとほぼ同様だが、フロントアーマーには隠し腕が追加されており、ビーム・サーベルを使用できる。ハイパー・メガ・ライフルもビーム・ライフルに追加パーツを施すかたちに変更されている。こちらに付属するシールドには、小説版の口絵に見られたインクスポット迷彩が施されている。

大きな違いがハイパー・メガ・シールドで、シールドから取り外して背部にマウントする第2形態が設定されている。この第2形態では、さらに2本のニュー・ハイパー・バズーカをマウントできる。

νガンダム ヘビー・ウエポン・システム装備型編集

諸元
νガンダム HWS装備型
NU GUNDAM Heavy Weapon System
型式番号 FA-93HWS
頭頂高 21.2m
本体重量 32.6t
装甲材質 ガンダリウム合金
武装 ビームライフル
ビームサーベル×2
60mmバルカン砲×2
シールド
フィン・ファンネル×6
ニュー・ハイパー・バズーカ
肩部ミサイルランチャー
ハイ・メガ・シールド
ハイパー・メガ・ライフル

B-CLUB』27号での出渕裕のイラストが初出で、その後『CCA-MSV』に分類されている。

フルアーマーガンダムの構想を、νガンダムに継承した機体。反乱が長期化した場合に備え、νガンダムの機能強化のため立案された。スラスター付きの追加装甲を全身に装着し、機動性を損なわず防御力を向上させた。シールドも分厚く大型化しているが、メガ粒子砲の配置上、狭い方を上向きにマウントしている。ハイパー・メガ・ライフルを装備し、火力の強化も図られている。

『B-CLUB』27号には「U.C.0100にふさわしいMSモビルスーツとして期待されている」とある。また、駆動系には改良型サイコフレームを使用しているとのこと。

さらに、胸部装甲へのIフィールド搭載、兵装のサイコミュ・アレンジや内装のフルサイコフレーム化なども検討されるが、反乱の早期終結でプランそのものが立ち消えになっている[36]

追加武装編集

肩部ミサイルランチャー
8基装備されており、ΖΖダブル・ゼータガンダムと同じ部材が採用されている。構想段階ではサイコミュによって射出後の弾道をある程度コントロールするサイコミュ・グレネードの搭載が検討されていたが、機器が小型化できずに断念された。
ハイパー・メガ・ライフル
ビームライフルを超える破壊力をもち、最大出力では当時の戦艦の砲塔数基分に匹敵する威力を発揮する。ビームを絞っての超遠距離狙撃にも対応しており、精密射撃用バイポッドを装備している。ライフル自体にセンサーを内蔵し、射出のタイミングや攻撃対象の距離に応じ、威力をコントロールすることが可能とされており、調整にはサイコミュを利用しているという説もある。
ハイ・メガ・シールド
νガンダムのシールドに重ねて装備する。大口径メガ粒子砲を2門装備するシールド。大容量コンデンサーシステムを内蔵し、ジェネレータはνガンダムのシールド内蔵のビーム・ガン用ジェネレーターを転用することで大幅な軽量化を図っている。シールドだけでハイ・メガ・キャノン級の威力を発揮できるが、コンデンサーへのエネルギー充填に時間がかかるため連射性能は低い。

備考編集

プラモデルでは「SDガンダム BB戦士 No.209 νガンダム(HWS仕様)」「HGUC νガンダム(ヘビー・ウェポン・システム装備型)」としてキット化されている。後者は組立説明書では特に言及されていないが、パーツの関係上、ノーマル状態のνガンダムを組むことも可能(成型色は若干異なる)。

漫画『機動戦士ガンダムALIVE』では主人公の新たな搭乗機として登場する。

νガンダム ダブル・フィン・ファンネル装備型編集

プラモデル「1/144 νガンダム フィン・ファンネル装備型」組立説明書に登場し、その後『CCA-MSV』に分類されている。

バックパックのサーベルラックをフィン・ファンネルのジョイントに置き換え、左右にフィン・ファンネルを3基ずつ装備した形態。機体の細部や武装の形状が通常のνガンダムに比べ若干異なっている。なお、本機もヘビー・ウェポン・システムが装着可能である。

このほかゲームなどでは左右にフィン・ファンネルを6基ずつ装備した形態も存在し、ゲーム『ガンダムバトルユニバース』およびその続編では、フィン・ファンネルが増えたことで、機体周囲を覆うIフィールドの形が正二十面体となる。

量産型νガンダム編集

諸元
量産型νガンダム
Mass-Produced NU GUNDAM
型式番号 RX-94[37] / RX-93[38]
頭頂高 21.2m[37]
本体重量 25.6t[37]
全備重量 64.5t(フィン・ファンネル装備時)[39]
58.0t(インコム装備時)[37]
装甲材質 ガンダリウム合金[37]
出力 2,500kW[37]
推力 87,000kg[37]
センサー
有効半径
19,400m[37]
武装 ビーム・ライフル[37]
ビーム・スプレーガン[37]
ビーム・サーベル×1[37]
インコム・ユニット(オプションパック)[40]
フィン・ファンネル(オプションパック)[40]
ビーム・サーベル・ラック[37]
ビーム・キャノン[40]
ミサイル×4[40]
60mm[41]バルカン砲×2[42]

M-MSV』に登場。初出は『SD CLUB』第11号。

「シャアの反乱」の際、ロンド・ベル隊は主力であるジェガンがギラ・ドーガと比べて明らかに戦力不足であり[37]、さらにサイコミュ搭載機であるヤクト・ドーガが量産化された場合も考慮し[40]、エース・パイロット用に本機の少数生産を計画している[37]。なお、原型機のνガンダム自体も、制式採用と開発費捻出のために量産も可能な設計とされている[9]。装甲やフレームの材質は原型機より1ランク下のものが用いられるが[30]、基本性能は原型機の80パーセントをフォローしているとされる[42]。塗装は濃淡ブルーを基調とする。

原型機同様サイコフレームが採用されているが[37]、フィン・ファンネルのほかにニュータイプ以外でもあつかえるインコムをバックパック側面のユニットを換装することで装備可能[37]。ビーム・ライフル[40]とシールド[43]は原型機と同型のものを携行し、ビーム・サーベルは臀部のほか、フィン・ファンネル装備型はバックパック右側面の1本、インコム装備型は両側面のユニットに1本ずつ、ΖΖダブル・ゼータガンダムのものを参考にした[42]ビーム・キャノン(カノン)兼用のビーム・サーベルを装備する[37]。また、左前腕部のラッチにはビーム・スプレーガンをマウントする[42]

実戦参加記録はないが写真はいくつか残されており、連邦の開発部が次期主力機のためにおこなっていたとされる月近傍でのインコムのテスト風景や[44]、アナハイム社の女性スタッフらを撮影したスナップに写り込んだりしている(写真の日付は"U.C.0094.06.22")[45]

ガンダムGファースト編集

諸元
ガンダムGファースト
GUNDAM G-FIRST
型式番号 RIX-001
頭頂高 21.8m
本体重量 29.8t
全備重量 63.4t
装甲材質 ガンダリウム合金
出力 2,890kW
推力 119,760kg
センサー
有効半径
19,800m
武装 ビーム・サーベル
ビーム・ライフル
60mmバルカン砲
マイクロ・ミサイル
ウイング・シールド
搭乗者 ジョリオン・デイ

漫画『機動戦士ガンダムU.C.0096 ラスト・サン』に登場。

地球連邦地上軍が、キャノンガンGFタンクとともにアナハイム社に開発を発注した機体で、量産型νガンダムの設計データをもとに製作されている[46]。 RIXシリーズは、バック・ウェポン・システム(BWS)の拡張発展を目的として開発されており、本機はサイコフレームの外部装置化による性能向上の実証試験機という位置付けが与えられている[47]

サイド7でおこなわれる式典用にそのまま転用され、トリコロールを基調に塗装されている。 パイロットはジョリオン・デイ中尉。

コクピットの球形イジェクション・ポッドが露出する、きわめて独特な構造が採用されているが、耐熱・耐弾性能自体は向上しており、コックピット・ブロック単体での大気圏突入も可能となっている。この部分を防御するため、両腕部にウイング・シールドをマウント。シールドは原型機と同様のウェポンラックでもあり、予備のEパックとマイクロミサイルも収納される。

武装(ガンダムGファースト)編集

ビーム・サーベル
肩・腰・膝アーマー内部(展開式ニー・クラッシャー)にはビーム・サーベルが2本ずつ収納されている。
実戦で使用した際にはガンダムの見た目から、リベット・アッカーによりハリネズミ呼ばわりされる[48]
ビーム・ライフル
Eパック方式のビーム・ライフル。
第14話「散り花の戦い」で出撃前に整備長のワレリー・シュトロゼックによって細工が施され、ガンダムGファーストDXのパワーをそのままライフルに回せる機能が持たされた[49]。これにより本武装はνガンダム同様、Eパック方式と本体からのエネルギー供給式のハイブリッド方式となった。
ビーム・ディフューザー
シールド側面部に備え付けられた拡散ビーム放射機構。出力不足から下記のDX形態でしか使用できない。

ガンダムGファーストDX編集

諸元
ガンダムGファーストDX
GUNDAM G-FIRST-DX
型式番号 RIX-001[GA]
頭頂高 21.8m
本体重量 49.6t
全備重量 88.3t
装甲材質 ガンダリウム合金
チタンセラミック複合材
出力 4,340kW
推力 179,760kg
センサー
有効半径
29,700m
武装 ビーム・サーベル
ビーム・ラッシュ・ライフル
60mmバルカン砲
マイクロ・ミサイル
ウイング・シールド
ロング・ビーム・ジャベリン
ミサイル・コンテナ
エクス・キャノン
ビーム・ディフューザー
搭乗者 ジョリオン・デイ
ガンズ・ラン

『ラスト・サン』に登場。なお、"DX"は"Dual-X(trans)cend"(二重の超越)を意味する。

GファーストとGFタンクがドッキングした形態。両機体のレーザーサーチャーを同調させ、GFタンクはBW(バックウェポン)モードにチェンジしてドッキングは行われる[50]

総合性能が大幅に向上し、シールドのビーム・ディフューザーも使用可能となる。コクピットはGファースト側とGFタンク側を繋ぐ連絡通路があり、往来が可能[51]

機能編集

サイコフレーム
整備長のワレリー・シュトロゼックによればGファーストには、かつてアクシズ・ショックを引き起こしたサイコフレームは組み込まれていないとされる。Gファーストに関してAE社からは最低限のメンテナンス要項しか書かれた仕様書しか貰っておらず、ドッキング機能さえダン・コルトンに教えてもらうまで知らなかったのである[52]
しかし実際は、GFタンク側にサイコフレームが仕込まれており、ニュータイプの存在を感知してアクティブとなる[53]。サイコフレーム展開時には、ツインアイ(メインカメラとサブカメラ)が緑色から黄色へと変化、額のスリットからはサイコフレーム由来の光が激しく漏れ出す[54]
ナイトロ隊を相手に行われた月の裏側でのジョリオン救出作戦時にはニュータイプの素養をもつガンズに呼応しGFタンク側のサイコフレームが起動し、200%を超える想定外の出力上昇現象が生じた。オーバーロードによる機体の自壊が懸念される状況となるが、ガンズの機転によりGファーストに装備されている6本のビーム・サーベルの放射口を利用して、ジェネレーターから発生する余剰エネルギーを強制的に開放することで出力を安定させた[55]

武装(ガンダムGファーストDX)編集

ビーム・ラッシュ・ライフル
GFタンクのエクス・カートリッジを連結させた高出力ビーム兵装。開放型バレルとメガ粒子偏光器により複数機をロックオン可能な拡散メガ粒子砲、高収束の通常メガ粒子砲の2つの特性をもつ[56]
接近戦ではロング・ビーム・ジャベリンとして使用も可[57]

劇中での活躍(ガンダムGファーストDX)編集

第10話「ドッキング」にて、Gファーストがサン・プレースダン・コルトンの搭乗したGFタンクとドッキングして登場する。
第11話「GファーストDX、そして」では、エネルギーゲインが制御出来ないほどの速度で183%まで上昇[58]。「アンチェインド」状態となったユニコーンガンダム3号機「フェネクス」の機能を停止させるほどのパワーを発揮する。その後エネルギーゲイン(性能数値)は150%を維持した[59]
第26話「悪夢」で専任パイロットのジョリオンがザナドゥによってイジェクション・ポッドごと連れ去られてしまった後、第27話「再会の時」からはジョリオンたちを救出するためにGファースト側にジオン残党の2世であるガンズ・ランが、GFタンク側にキャノンガンのパイロットであるゾーイ・ヤンソンと民間人のニュータイプの子供であるサン・プレースが搭乗。
第29話「宇宙を超えて」では、ガンズの呼び掛けに呼応して秘匿されていたサイコフレーム機能が発現。6本のビームサーベルで余剰エネルギーを放出しながら、エネルギーゲイン200%を維持したガンダムGファーストDX(サイコフレーム起動)となった。


そのほかのバリエーション編集

μガンダム編集

読みはミューガンダム。『ガンダム・センチネル』のアナハイムガンダム一覧表に記載されているサイコフレーム試験機で形式番号は「RX-90」。

これとは別に、PC-9801用ゲーム『機動戦士ガンダム アドバンスドオペレーション』にも同じ名称の機体が登場するが設定は異なっている。(型式番号:YRX-90A[注 13])。外観はνガンダムと同様であるがサイコミュは未搭載で、PX-00531同様の試作機である。U.C.0092年のエーゲ海周辺におけるネオ・ジオン地上軍との戦闘に参加し、パイロットはアムロ・レイ大尉とされる。

PX-00531編集

漫画『機動戦士ガンダム ジオンの再興』に登場。νガンダムの試作型でサイコミュは搭載していない。テストのために地上に下ろされた際にネオ・ジオン軍の襲撃に遭遇し、輸送担当者の独断で戦闘に投入されたが、オーバーヒートを起こして撃破される。そのためνガンダムの完成は遅れることになったとされる。「00531」は生産工場における製造番号。なお、初出の資料では「RX-00531」であった[60]

Gコマンダー編集

漫画『新MS戦記 機動戦士ガンダム短編集』に登場(型式番号:RX-92LAS)。宇宙用のヘビーウェポンシステムと対をなす陸戦用の重装化プラン(型式番号のLASはLand Armor Systemの略)であり、シールドなどは共通のものを装備している。母機としてPX-00531同様のνガンダム試作型(RX-92B)を使用している。全備状態は非常に大型な機動兵器となり、モビルアーマーに近い様相となる。

フルアーマーνガンダム編集

ムック『機動戦士ガンダム MSモビルスーツ大全集』の巻頭ポスターに描かれた(型式番号:FA-93S)。 基本構造はHWS装備型とほぼ同じだが、曲面を帯びたデザインとなっている。

νガンダム FAMAS仕様編集

漫画『機動戦士ガンダムReon』に登場。νガンダムの改良型である。ガンダムReon奪取のためにFAMASのレディス・レオノフスキーが搭乗した。フィン・ファンネルの搭載数が増加され、外観も黒い塗装に変更されている。

武者νガンダム編集

諸元
武者νガンダム
型式番号 RX-93 (TYPE-M)
全高 25.5m
本体重量 59.9t
全備重量 61.3t
装甲材質 ガンダリウム合金
出力 7,240kw
武装 サイコミュソード「妖剣ムラマサ」
60mmバルカン砲
ビーム・サーベル
搭乗者 不明

SD戦国伝』シリーズとは別に、宇宙世紀の世界観上で展開された『コミックボンボン』のオリジナルストーリー「プロジェクトMUSHA」に登場(1989年3月号掲載)。

木星の宇宙海賊掃討を目的として始動した地球連邦軍の「プロジェクトMUSHA」機体群の内のひとつ。サイド2で製造されたνガンダムのレプリカをベースに開発された機体。その名が示すとおり、旧世紀の日本の鎧武者を模した外観をもつ。サイコミュソード「妖剣ムラマサ」を装備したニュータイプ専用機

脚注編集

注釈編集

  1. ^ 加えて、ラフな組み立てなら二週間で可能であり、MS製造の歴史の証明と小説版作中でオクトーバーが語っている。その製造スピードについて、アムロは「まるでプラスチック・モデル並のスピードだな」と感嘆の声を上げる[6]
  2. ^ マスターグレード付属説明書でもこれを踏襲し、本機の基礎設計は歴代のガンダム・タイプの平均値を参考に、技術発展によるアップデートがほどこされているとしている[9]
  3. ^ Ζガンダムにおいては高性能ではあるものの、操縦系統の反応が先鋭化しており、その操作はデリケートなものとなっていた[9]
  4. ^ 劇中では戦場に割って入ったνガンダムのライフル射撃を、敵パイロットのレズンが艦戴のメガ粒子砲だと一瞬勘違いするシーンがある。
  5. ^ 劇中では、バリアー展開中にその内側から攻撃を行い、敵ファンネルを撃墜している描写が見られる。
  6. ^ 後発機のユニコーンガンダムのデストロイモードの装甲展開ギミックをνガンダムまで逆算したかたち。同時期に発売された『MG サザビー Ver.Kaバージョン・カトキ』も同様にサイコフレーム発動状態が追加されている。
  7. ^ プラモデルなどで採用している型番。
  8. ^ 執筆者の富野由悠季は同作のあとがきに際し、「ベルトーチカ・チルドレンは逆襲のシャアのシナリオ第一稿をベースとしたモチーフ小説」という立場を説明している[29]
  9. ^ 『Gジェネレーション』シリーズ、『MSモビルスーツ大全集2013』などで分類している。しかし『データコレクション』では未定義、CCA-MSVを扱っている『MSモビルスーツ大全集98』ではHi-νガンダムを掲載しておらず、『2003』ではM-MSVのページに掲載している。
  10. ^ 小説の「サイコ・ドーガ」は映画におけるヤクト・ドーガに相当する機体で、『CCA-MSV』に同名機が存在するが、別のものである。
  11. ^ 『Gジェネレーションオーバーワールド』ほか。『データコレクション』の解説文にも「ハイパー・メガビーム・ランチャー」と記載されている[24]
  12. ^ 商品の箱などに明記。
  13. ^ 付属解説書では「YRA-90A」だが、ゲーム本編では「YRX-90A」であり、こちらのほうが地球連邦軍MSモビルスーツの型式番号の法則にも合致する。

出典編集

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  4. ^ 富野由悠季『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 中篇』徳間書店、2009年7月、53頁。ISBN 978-4-19-908005-0
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  6. ^ a b c 富野由悠季『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 中篇』徳間書店、2009年7月、79-80頁。ISBN 978-4-19-908005-0
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  8. ^ a b 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア パンフレット』5ページ
  9. ^ a b c d e f g h i j k l m 『マスターグレード RX-93 ニューガンダム』付属説明書、バンダイ、2000年12月。
  10. ^ 富野由悠季『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(中篇)』徳間書店、1988年2月29日、50-53頁。ISBN 4-19-669575-2
  11. ^ 富野由悠季『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』角川書店、1988年2月20日、108頁。ISBN 978-4-04-410109-1
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  16. ^ a b c d 『ガンダムMSヒストリカvol.4』講談社、2010年8月、18-23頁。(ISBN 978-4063700824)
  17. ^ 『Bクラブスペシャル15 機動戦士ガンダムMSモビルスーツ大全集』バンダイ、1988年2月10日初版発行、80-82頁。(ISBN 4-89189-336-2)
  18. ^ 『ENTERTAINMENT BIBLE .3 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.3 アクシズ戦争編】』バンダイ、1989年6月、126頁。(ISBN 978-4891890193)
  19. ^ 『ENTERTAINMENT BIBLE 機動戦士ガンダムMSモビルスーツ大図鑑 PART.8 SPECIALガンダム大鑑』バンダイ、1993年2月28日初版発行、39-40頁。(ISBN 978-4891892067)
  20. ^ 『機動戦士ガンダム MS大全集98』メディアワークス、1998年4月、146頁。ISBN 4073085190
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  32. ^ 富野由悠季『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』角川書店、1988年2月20日発行、107-108頁、ISBN 978-4-04-410109-1
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関連項目編集