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ハチク(淡竹)は中国原産のの一種。黄河流域以南に広く分布し、日本ではモウソウチクマダケに次いで各地でよく植栽されている。北海道南部以南に分布し、モウソウチクよりも耐寒性を有するために特に日本海側に多い。川岸や山地では野生化しているものもある。別名アワダケ、呉竹(くれたけ)。

ハチク
W hatiku3051.jpg
ハチクの筍
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 単子葉植物綱 Magnoliophyta
: イネ目 Poales
: イネ科 Poaceae
亜科 : タケ亜科 Bambusioideae
: マダケ属 Phyllostachys
: クロチク P. nigra
変種 : ハチク var. henonis
学名
Phyllostachys nigra var. henonis
和名
ハチク
英名
Henon bamboo

目次

概要編集

直径は3~10cm、高さは10~15m程だが高いものは20mになるものもある。節の輪は2個で節間は20~40cm。若い桿には白い粉があり、各節から枝が2本出る特徴を有する。

750年勝宝3年)頃には日本にあったことが知られているが、起源は不明である。 細く割れるため茶筅などの茶道用具、花器に利用されるほか、枝が細かく分枝するため竹として利用される。 正倉院の呉竹笙、呉竹竿、彫刻尺八、天平宝物の筆などはハチク製と鑑定されている。 また、内側の薄皮は竹紙と呼ばれ、の響孔に張り音の響きを良くするほか、漢方薬としても使用される。

ハチクの筍(タケノコ)は食用で径が約3~10cmで、最盛期は5月中旬から6月上旬ごろ。主に孟宗竹のピークが過ぎたころに出回り始める。皮は紫色でまばらに毛があり、掘り出したばかりの筍はクセが無く生食も可能だが、時間の経過につれえぐみが増すためあく抜きが必要となる。 筍はマダケと比べるとやや太くずんぐりとしている。また出始めの時期がやや早いこと、マダケでは皮にある黒い斑点がない事や色の違いで見分けがつく。

開花周期は、マダケなどと同様に約120年とされており、開花後は一斉に枯死することが知られている[1]

脚注編集

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  1. ^ 明治末期以来?周期120年、各地でハチク咲く読売新聞(2017年6月4日)2017年6月4日閲覧

参考文献編集

  • 石川の竹 - 八尾弥太郎著、北国出版社、1975年
  • 図説 実用樹木学 (ISBN 4254470215) - 橋詰隼人、中田銀佐久、新里孝和、染郷正孝、滝川貞夫、内村悦三著、朝倉書店、1993年

関連項目編集