ハンニバル・レコード(Hannibal Records)は、イギリスレコード・レーベルで、ワールドミュージックのジャンルに最初に取り組んだレーベルの1つである。

ハンニバル・レコード
Hannibal Records
親会社ライコディスク
設立1980年 (1980)
設立者ジョー・ボイド
解散2006年
ジャンルフォークロックワールドミュージック
イギリスの旗 イギリス

ハンニバルは、1980年にジョー・ボイドによって設立された。ボイドはニック・ドレイクインクレディブル・ストリング・バンドフェアポート・コンヴェンションなどのアーティストのレコードをプロデュースし、これらのアーティストやトリオ・ブルガルカなどの録音をこの新しいレーベルからリリースした。

この頃、世界中の民族音楽がさまざまなレーベルからリリースされていたが、その種類は非常に多種多様で、特定のジャンルに収まらなかった。ボイドとその他の音楽業界のリーダーたちは、マーケティング目的でこの音楽に名前を付けるために、ワールドミュージックという用語を造ることを決定した。ハンニバルはワールドミュージックの旗の下でレコードをリリースし始めた。

1990年代初頭、ハンニバルは独立系レーベルのライコディスクに買収された[1]。ジョー・ボイドは、ライコディスクがパーム・ピクチャーズに買収される1990年代後半までレーベルの経営を続けた。ボイドがハンニバルを去った後、レーベルは休止状態となった。

1998年にアンディ・チャイルズがハンニバルの経営を引き継いだ。ロバート・ワイアットフィル・マンザネラブライアン・イーノを含む新しいアーティストによるラインナップが導入され、レーベルはオール・セインツ・レーベルからの録音を再発し始めた。これらの確立されたアーティストだけでなく、ハンニバルはフォークロック・バンドのエイティーンス・デイ・オブ・メイなどの新しいアーティストと契約し始めた。

2006年、ライコディスクはワーナー・ミュージック・グループに買収された。同年12月、ワーナーはハンニバルの閉鎖を決定した。

関連項目 編集

脚注 編集

外部リンク 編集