ハート記念賞
ハート記念賞(Hart Memorial Trophy、別名ハート・トロフィー)は、NHLのシーズン最優秀選手に授与される賞である。これまでに58人に対して合計94回表彰されている。
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概要 | |
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スポーツ | アイスホッケー |
受賞対象 | ナショナルホッケーリーグシーズンを通じてにおいて最も活躍した選手 |
歴史 | |
初回 | 1924 |
最多受賞 | ウェイン・グレツキー (9) |
最新受賞 |
ニキタ・クチェロフ タンパベイ・ライトニング |
概要編集
名前の由来であるデイビッド・ハート(モントリオール・カナディアンズの監督、GMを務めたセシル・ハート)から寄贈されたトロフィーである。第1回は1923-1924シーズン、オタワ・セネターズのフランク・ナイボルが受賞した。当初ハート賞(Hart Trophy)と呼ばれたオリジナルのトロフィーは1960年まで使用された。
歴代最多受賞者はウェイン・グレツキーの8年連続を含む9回でこれは他の北米4大プロスポーツリーグ、MLB(バリー・ボンズが7回)、NFL、NBAを併せても史上最多である。またハート記念賞を2チーム以上で受賞したのはグレツキーとマーク・メシエだけである。1990年にメシエはレイモンド・ボークと比べて1位票の差、わずか2票で受賞している。
所属チーム別ではモントリオール・カナディアンズが16回、ボストン・ブルーインズが12回、デトロイト・レッドウィングス、エドモントン・オイラーズが9回となっている。ジョー・ソーントンは2005-2006シーズン中、ボストン・ブルーインズからサンノゼ・シャークスへ移籍したが、ハート記念賞受賞者の中でシーズン中移籍したものが選出されたのは初めてのことであった。
受賞者のうちトミー・アンダーソン、アル・ロリンズ、エリック・リンドロスを除いた引退選手はいずれもホッケーの殿堂入りを果たしている。
現在の選出方法はProfessional Hockey Writers Associationのメンバーにより1位10点、2位7点、3位5点、4位3点、5位1点で投票され上位3名がファイナリストとなり、プレーオフ終了後3名の表彰及び受賞者へトロフィーが授与されることとなっている[1]。2001-2002シーズンにはホセ・テオドレとジャローム・イギンラの2人が同点であったが1位票86票を得たテオドレが1位票82票であったイギンラを抑えて受賞した。
受賞者編集
C | センター | LW | レフトウィング | D | ディフェンス | RW | ライトウィング | G | ゴールテンダー |
脚注編集
- ^ “Foppa shows the most Hart”. スポーツ・イラストレイテッド (2003年4月2日). 2010年12月15日閲覧。