バース・コントロール (バンド)

バース・コントロールBirth Control)は、ドイツのロック・バンドで、プログレッシブハードロック・サウンドと挑発的なアルバム・カバー(『Two Eggs – Two Concerts』での鶏の卵を料理する鶏など)で知られている。

バース・コントロール
Birth Control
バース・コントロール(2016年)
基本情報
出身地 ドイツの旗 ドイツ ベルリン
ジャンル クラウトロック
ハードロック
プログレッシブ・ロック
活動期間 1966年 - 1984年
1993年 - 2014年
2016年 -
レーベル オール
ブレイン・レコード
公式サイト www.birthcontrol.de
メンバー Peter Föller
Martin Ettrich
Sascha Kühn
Hannes Vesper
Manni von Bohr
旧メンバー 下記参照

略歴 編集

バース・コントロールは、別の2バンドであるアールズ (Earls)とジェント (Gents)から、1966年にベルリンで結成された。バンドは、Bernd Koschmidder(ベース)、Reinhold Sobotta(オルガン)、Rolf Gurra(サックス、ボーカル)、Fritz Gröger(ボーカル)、Reiner Borchert(ギター)、Hugo Egon Balder(ドラム)、Klaus Orso(ギター)からなるラインナップで創設された。バンド結成から5年のうちに、オリジナル・メンバー7人全員が脱退したが、バンドは長年のメンバーとなるドラマー(後にリード・ボーカリスト)のBernd Noske(1968年後半にBalderと交代で加入)と、ギタリストのBruno Frenzel(1969年にBorchertと交代で加入)のリーダーシップの下で続けられた。

1983年のFrenzelの死後、グループは解散した。1993年に再結成したものの、解散時のラインナップから残ったのはNoskeだけであった。再編成されたバンドの他のメンバーには、復帰したベーシスト/ボーカリストのHorst Stachelhaus、ギタリストのRocco Zodiak、キーボード奏者のXaver Fischerが含まれていた。

1999年に主要メンバーのStachelhausが亡くなったにもかかわらず、バンドはNoskeの指導の下でドイツをツアーし、世紀の変わり目にも定期的に新しいアルバムをリリースし続けた。後年、元メンバーのPeter Föller(ベース、ボーカル)とZeus B. Held(キーボード)の両名が、たまにコンサートでゲスト・ミュージシャンとしてバンドに戻った。バンドは、Noskeの死によって、2014年2月18日に終了した[1]。バンドの最終ラインナップは、Noske、ベーシストのHannes Vesper、キーボード奏者のSascha Kuhn、ギタリストのMartin Ettrichで構成されていた。

2016年から、バンドは演奏を続けている。新ラインナップは、Peter Föller(ボーカル)、Martin Ettrich(ギター、トークボックス)、Sascha Kühn(キーボード)、Hannes Vesper(ベース)、Manni von Bohr(ドラム)。同年、Bernd Noskeがボーカルとドラムも収録したニュー・アルバム『Here and Now』をリリース。2018年以降、2枚組ヴァイナル・レコードとしても入手可能である。

メンバー 編集

  • Bernd Koschmidder – ベース、ボーカル (1968年–1973年)
  • Reinhold Sobotta – オルガン (1968年–1972年)
  • Rolf Gurra – サクソフォーン、ボーカル (1968年–1969年)
  • Fritz Gröger – ボーカル (1968年–1969年)
  • Reiner Borchert – ギター (1968年–1969年)
  • Hugo Egon Balder – ドラム (1968年)
  • Klaus Orso – ギター (1968年)
  • Gerd Alsheimer – ギター (1968年)
  • Bernd Noske – ドラム、パーカッション、ボーカル (1968年–1983年、1993年–2014年) ※2014年死去
  • Bruno Frenzel – ギター (1969年–1983年) ※1983年死去
  • Wolfgang Neuser – オルガン (1972年–1973年) ※2018年死去
  • Peter Föller – ベース、ボーカル (1973年–1977年、2016年-現在)
  • Zeus B. Held – オルガン (1973年–1978年)
  • Dirk Steffens – ギター (1973年–1974年)
  • Horst Stachelhaus – ベース、ボーカル (1977年–1980年、1993年–1999年) ※1999年死去
  • Manfred von Bohr – ドラム (1977年–1980年、2016年-現在)
  • Wolfgang Horn – オルガン (1979年–1981年)
  • Jurgen Goldschmidt – ベース、ボーカル (1980年–1983年)
  • Stefan Linke – ギター、ボーカル (1981年–1983年)
  • Ulrich Klein – キーボード、ボーカル (1981年–1983年)
  • Xaver Fischer – キーボード (1993年–1999年)
  • Rocco Zodiak – ギター (1993年–1995年)
  • Peter Engelhardt – ギター (1995年–2011年)
  • Hannes Vesper – ベース、オルガン (1999年–2000年、2002年–現在)
  • Sascha Kuhn – キーボード (1999年–現在)
  • Rainer Wind – ベース (2000年–2002年)
  • Martin Ettrich – ギター、トークボックス (2011年–現在)

ディスコグラフィ 編集

アルバム 編集

  • Birth Control (1970年)
  • 『オペレイション』 - Operation (1971年)
  • Believe in the Pill (Best of …) (1972年)
  • 『フードゥー・マン』 - Hoodoo Man (1972年)
  • Knock Knock. Who’s There (1973年)
  • Rebirth (1973年)
  • 『ゴールド・ロック』 - Gold Rock (1973年) ※1stアルバムの再発
  • 『ライヴ』 - Live (1974年)
  • Plastic People (1975年)
  • 『精神遊戯』 - Backdoor Possibilities (1976年)
  • The Best Of (1977年)
  • 『インクリース』 - Increase (1977年)
  • The Best Of (Vol. 2) (1978年)
  • 『タイタニック』 - Titanic (1978年)
  • Live 79 (1979年)
  • Count on Dracula (1980年)
  • Rock on Brain (1980年)
  • Deal Done at Night (1981年)
  • Bäng (1982年)
  • Gamma Ray (Special Mix) (1989年)
  • The Very Best Of (1990年)
  • Condomium (1994年)
  • Two Worlds (1995年)
  • Jungle Life (1996年)
  • Definitive Collection (1996年)
  • Getting There (1998年)
  • Crazy Nights (Studio Session) (1998年)
  • Live Abortion (2000年)
  • Live in Lachendorf (2000年)
  • Alsatian (2003年)
  • Live in Fulda (2004年)
  • 35th Anniversary – Live at Rockpalast (2005年)
  • We are Family (2009年)
  • Here and Now (2016年)

脚注 編集

  1. ^ Birth Control – the legend lives on | offizielle Homepage”. Birth-control.de (1946年8月17日). 2014年2月19日閲覧。

外部リンク 編集