バービカン・センター
ロンドンの文化施設
(バービカンセンターから転送)
バービカン・センター(Barbican Centre)は、ヨーロッパ最大の文化施設[1]。イギリス・ロンドン東部シティ・オブ・ロンドンの商業・居住複合再開発区バービカン・エステートに1982年に完成した。敷地内にコンサートホール、劇場、映画館、アートギャラリーが置かれ、公共図書館、3つのレストランほか大学の音楽学部ほかが入居している。
概要 | |
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住所 |
ロンドン市シルクストリート EC2 イギリス |
座標 | 北緯51度31分13秒 西経0度05分42秒 / 北緯51.5202度 西経0.0950度座標: 北緯51度31分13秒 西経0度05分42秒 / 北緯51.5202度 西経0.0950度 |
交通アクセス |
バービカン駅 ムアゲイト駅(:en:Moorgate station) |
所有者 | City of London Corporation |
文化財指定 | 第二級指定建築物 |
種類 | 劇場施設 |
座席数 |
バービカン・ホール:1943人 バービカン劇場:1156人 ザ・ピット:200人 |
建設 | |
開業 | 1982年 |
設計者 | チェンバレン・パウエル・アンド・ボン |
ウェブサイト | |
barbican |
コンサートホールはロンドン交響楽団ならびにBBC交響楽団の本拠地である。ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーは2001年から当地を離れ、2013年に本拠地をここに戻した[2]。
概要
編集敷地は第二次世界大戦の爆撃で廃墟となり都市計画が成り立たなかった地区にあり、再開発を機に1億6100万ポンド[注釈 1]の莫大な建設費を投じて芸術の中心を建設した。1982年3月3日、女王エリザベス2世の名の下に「国民へのプレゼント」として開場、以来、コーポレーション・オブ・ロンドンが運営する。ブルータリズム(建築様式)の代表的な建造物である[3]。
グローバル文化地域ネットワーク に加盟[4]し、現代音楽のコンサートや劇の上演、展覧会を行う。
映画館では『となりのトトロ』をイギリスで初めて上映し(2001年)、劇場では2022年10月に同アニメ作品を舞台化した「となりのトトロ」を初演した。翌11月時点で公演期間2ヵ月分のチケットが完売した[5]。
施設
編集- バービカン・ホール:ロンドン交響楽団とBBC交響楽団の本拠地。1949名収容。
- バービカン・シアター:ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの本拠地[2]。1166名収容。
- ピット・シアター:200名収容。
- バービカン・アートギャラリー:1400平方メートルの美術館と800平方メートルの馬蹄形のカーブギャラリーがある。
- バービカン・シネマ:3つの映画館があり、それぞれ定員は288名、255名、155名。
最寄りの駅
編集ロンドン地下鉄
脚注
編集注釈
編集- ^ 2014年時点の48億ポンドに相当。
出典
編集- ^ “"About Barbican", from the Barbican's website”. 5 October 2007時点のオリジナルよりアーカイブ。29 August 2007閲覧。
- ^ a b Mark Brown (10 September 2013). “Royal Shakespeare Company to return to Barbican Centre | Stage”. The Guardian. 10 September 2014閲覧。
- ^ “Beauty in the Beast: In Defence of Brutalism” (英語). 'Architect Weekly' 14 November 2013閲覧。.
- ^ “AEA Consulting — Insights — Global Cultural Districts Network Bi-Annual Meeting”. aeaconsulting.com. 2023年2月7日閲覧。
- ^ “ハムレット超えの劇場新記録…舞台版「となりのトトロ」がイギリスで大ブレイクしているワケ”. プレジデントオンライン (2022/-11-24). 2023年2月7日閲覧。
関連項目
編集- ヨーク市バービカンセンター(Barbican Centre, York
- 映画『Barbicania』 この期間の建物群を主題にした劇場版映画。アイラ・ベーカ とルイーズ・レモワヌの共作。
- ロンドンの文化
- コンサートホールの一覧