ビー・サンクフル・フォー・ワット・ユー・ゴット

ビー・サンクフル・フォー・ワット・ユー・ゴット」(Be Thankful for What You Got)は、ソウルの歌手・ソングライターのウィリアム・デヴォーンが1974年に発表したデビュー曲。トップ10にチャートインし、シングルは200万枚近く売れたと言われている。

ビー・サンクフル・フォー・ワット・ユー・ゴット
ウィリアム・デヴォーンシングル
初出アルバム『Be Thankful for What You Got
A面 ビー・サンクフル・フォー・ワット・ユー・ゴット
B面 ビー・サンクフル・フォー・ワット・ユー・ゴット Part 2
リリース
規格 7インチ・シングル
ジャンル ソウル
時間
レーベル ロックスベリー・レコード
作詞・作曲 ウィリアム・デヴォーン
プロデュース フランク・フィオラヴァンティ
ジョン・デイヴィス
ゴールドディスク
ゴールドディスク
チャート最高順位
ミュージックビデオ
「Be Thankful for What You Got」 - YouTube
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概要 編集

ウィリアム・デヴォーンは公務員で、アルバイトで歌を歌っていた[2]。1972年、彼は自作の「A Cadillac Don't Come Easy」という曲をフィラデルフィアのオメガ・サウンドで自費で録音する。その時、オメガ・サウンドの担当プロデューサーでMFSBのメンバーでもあったジョン・デイヴィスは、フィラデルフィア・インターナショナル・レコードのスタジオ(シグマ・サウンド・スタジオ)で本格的に録り直すことを提案。タイトルも「Be Thankful for What You Got」と変え、MFSBのメンバーの演奏で製作したシングルは1曲をA面B面に分けて、1974年に発売される。デビュー作であったにもかかわらず、本作品は6月29日付のビルボード・Hot 100で4位[3]、ビルボード・ソウルチャートで1位を記録しゴールドディスクに輝いた[4][5]。同年、同名のアルバムに収録される。

アーサー・リー&ラヴ、ドノヴァン・カーレス、バニー・クラーク、ウィンストン・カーティス、マッシヴ・アタック、リップボーン・レディングらがカバーを行っている。

また、ダリル・ホールがホストを務めるオンライン番組『Live from Daryl's House』で2度演奏されている。2008年2月15日配信の回ではトラヴィス・マッコイとダリル・ホールが歌い、2012年8月15日配信の回ではルーマーとホールが歌った。

パーソネル 編集

  • ウィリアム・デヴォーン - ヴォーカル
  • ノーマン・ハリス - ギター
  • ボビー・イーライ - ギター
  • ロン・ベイカー - ベース
  • アール・ヤング - ドラムス
  • ジョン・デイヴィス - キーボード
  • ヴィンス・モンタナ - ヴィブラフォン
  • ラリー・ワシントン - パーカッション

脚注 編集

  1. ^ 45cat - William DeVaughn - Be Thankful For What You Got / Be Thankful For What You Got, Part 2 - Roxbury - USA - BRB0-0236
  2. ^ Drafting technician: Nathan, citing an unspecified 1974 issue of the British magazine Blues & Soul. Singer: Nathan, citing an unspecified 1980 interview in Blues and Soul.
  3. ^ Music: Top 100 Songs | Billboard Hot 100 Chart | THE WEEK OF JUNE 29, 1974
  4. ^ Nathan, David. Notes for William DeVaughn: Be Thankful for What You Got: A Golden Classics Edition. Collectables [sic] CD COL-5271. Collectables [sic] Record Corp., 1994.
  5. ^ Murrells, Joseph (1978). The Book of Golden Discs (2nd ed.). London: Barrie and Jenkins Ltd. p. 344. ISBN 0-214-20512-6