ファルネソール (farnesol) は、直鎖セスキテルペンの一種のテルペノイド系有機化合物である。常温常圧で無色の液体であり、揮発性を有する。消防法による第4類危険物 第3石油類に該当する[1]

ファルネソール
ファルネソールの構造式
識別情報
CAS登録番号 4602-84-0
KEGG C01493
特性
化学式 C15H26O
モル質量 222.37
示性式 C15H25OH
外観 無色液体
密度 0.887, 液体
沸点

111 (0.35 mmHg)

特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

バラレモングラスシトロネラの精油に含まれそれらの芳香をもたらす成分の一つであり、香水を作るときに用いられる。最も単純なセスキテルペンであって、多くのセスキテルペンの前駆体である。

ネロリドールは酸により異性化してファルネソールとなる。

ネロリドールの異性化

出典 編集

  1. ^ 法規情報 (東京化成工業株式会社)