ブラックゲイズ

ブラックゲイズ
様式的起源
文化的起源 2000年代初頭から中頃のフランス
使用楽器
関連項目

ブラックゲイズブラックメタルシューゲイザーの要素を組み合わせたジャンル[1]

目次

特徴編集

ブラックゲイズという用語はブラックメタルとシューゲイザーのジャンル名を組み合わせたものである。ガーディアン紙はブラックゲイズという言葉を「ブラックメタルを白日のもとにさらし、ブラックメタルの特徴であるブラストビートと地下牢で叫んでいるようなヴォーカル、レーザーワイヤーのごとく鋭いギターサウンドに、ポストロック、シューゲイザーやポストハードコアの反復的なメロディーを混ぜ合わせた新しいタイプのバンドを表すバズワード」だとしている[2]Exclaim!紙によれば、ブラックゲイズは「ブラックメタルのトゲトゲしく一風変わったサウンドと、シューゲイザーのメロウでドリーミーなサウンドを組み合わせたものである。ウルヴェルサモニングのようなアトモスフェリック・ブラックメタルから多大な影響を受け、アルセストやAmesoeursのようなフランスの音楽プロジェクトによって早ければ2005年ごろには生み出されていたが、最近になってデフヘヴンのようなグループによる成功とともに一躍有名になった[1] 」という。ガーディアン紙は、デフヘヴンを「ブラックゲイズの事実上の象徴であり、ブラックメタルの門戸をより多くの聴衆へと開くこととなった存在として最も可能性のあるもの」として挙げている[2]。Exclaim!紙はデフヘヴンの2013年のアルバム’’サンベイザー’’をこのシーンにとって影響力のある作品だと評している[1]

発展編集

ガーディアン紙は「地理的には曖昧なシーン[2]」だとしているが、ステレオガムのマイケル・ネルソンはブラックゲイズの起源をフランスのミュージシャンのネージュまで遡っている。ネージュはアルセスト、アメスール、ラントロスといったプロジェクトでの活動を通して、このジャンルの勃興を主導した人物である。ネルソンによれば、アルセストが2005年に発表したLe SecretというEPは「ブラックゲイズの幕開けとなった作品」だとのこと。彼はこのEPのサウンドを「コクトー・ツインズバーズムのコラボレーション・スプリットのようだ」、「だいたい半分ぐらいが天使のような甘美な囁き声で、残りの半分ぐらいは荒く、冷ややかな金切り声で歌われている」と書いている[3]Exclaim!紙のナタリー・ジナ・ワルショッツは、ネージュをこのジャンルのパイオニアとしてあげているが、一方でデフヘヴンもこのジャンルの「台頭」を後押ししたと書いている[1][4] ただ、デフヘヴンのヴォーカリストであるジョージ・クラーク自身は、バーズムの作品をデフヘヴンの音楽性の「青写真となったもの」としている[3]

受容編集

ブラックメタルやヘヴィメタルのファンの中には、デフヘヴンが2013年にアルバムサンベイザーをリリースしたことがきっかけとなって、ブラックゲイズがメタルコミュニティーの外でウケたことを批判するものもいる[5]

著名なアーティスト編集

脚注編集

  1. ^ a b c d e f Walschots, Natalie Zina (2014年2月26日). “The Translator Blackgaze”. Exclaim!. 2016年4月15日閲覧。
  2. ^ a b c d e f Howells, Tom (2015年10月5日). “Blackgaze: meet the bands taking black metal out of the shadows”. 2016年4月15日閲覧。
  3. ^ a b c Nelson, Michael (2014年1月3日). “Deconstructing: Alcest’s Shelter And Metal In A Post-Deafheaven World”. Stereogum. 2015年10月5日閲覧。
  4. ^ Hughes, Josiah (2015年9月23日). “The Plight of Deafheaven”. Exclaim!. 2016年1月24日閲覧。
  5. ^ Stewart-Panko, Kevin (2015年3月3日). “Debunking the "hipster metal" myth”. 2016年5月24日閲覧。
  6. ^ a b Untrue And International: Living In A Post Black Metal World”. 2016年6月1日閲覧。
  7. ^ Amesoeurs - Amesoeurs review”. 2015年10月6日閲覧。