ブリジット・リン
ブリジット・リン(林 青霞、日本漢字音読み:りん せい か, Brigitte Lin、Lín Qīngxiá, 1954年11月3日 - )は、台湾出身の女優。
ブリジット・リン 林 青霞 | |
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2018年 | |
基本情報 | |
中国語 | 林青霞 |
漢語拼音 | Lín Qīngxiá |
生誕 |
1954年11月3日(70歳) 台湾台北県三重鎮(現・新北市三重区) |
英語名 | Brigitte Lin |
職業 | 女優 |
活動期間 | 1973年 - |
配偶者 | 邢李㷧 |
経歴
編集台北県で生まれ、嘉義県大林鎮で育った。1972年にスカウトされ[1]、1973年に『窓の外』で映画デビューを果たし[1]、後にジャッキー・チェンの妻となるジョアン・リンと並ぶ青春のスターの座を獲得[1]。台湾映画の青春スターとなり、1975年の『八百壮士』ではアジア太平洋映画祭最優秀主演女優賞を獲得。台湾で50本以上の文芸映画に出演した後、1979年に渡米。米国でパトリック・タム監督の『愛殺』に出演する。
ツイ・ハーク監督の熱心な説得で1984年には『蜀山奇傅 天空の剣』に出演し、香港に居を移す。ジャッキー・チェン監督・主演の『ポリス・ストーリー/香港国際警察』(1985年)などに出演した後、ツイ・ハーク監督の『北京オペラブルース』(1986年)に出演。男装の麗人を演じた。1990年の『レッドダスト』では金馬奨の最優秀主演女優賞を受賞。
また、『ドラゴン・イン/新龍門客棧』(1992年)、『スウォーズマン/女神伝説の章』(1992年)、『楽園の瑕』(1994年)などでも男装のハマリ役を演じており、特に『スウォーズマン/女神伝説の章』での東方不敗役は彼女の代表作であり、英気に満ち、傲慢さを醸し、自由奔放で高飛車な役をこなしたことで高い評価はもちろん、“男装の麗人”を演じさせれば右に出るものがないと言われる。以後は、『キラーウルフ 白髪魔女伝』(1993年)など武侠映画への出演が急増。
1994年には、『恋する惑星』『楽園の瑕』など、ウォン・カーウァイ監督の映画にも出演したが、その後は結婚を機に女優業から離れ、現在は執筆活動に重点を置いている[1]。
出演作品
編集映画
編集- 『新白蛇伝』(1978年)
- 『ロンゲスト・ブリッジ』(1981年)
- 『ドラゴン特攻隊』(1982年)
- 『アマゾネス・コマンドー 美女脱獄囚:地獄のX作戦』(1984年)
- 『セクシー・コマンド部隊 ピンク・フォース』(1984年)
- 『蜀山奇傅 天空の剣』(1984年)
- 『アザー・サイド・オブ・ジェントルマン』(1984年)
- 『ポリス・ストーリー/香港国際警察』(1985年)
- 『北京オペラブルース』(1986年)
- 『英雄正伝』(1986年)
- 『夢中人』(1986年)
- 『マネー・チェイス』(1987年)
- 『今夜星光燦爛』(1988年)
- 『蜘蛛に抱かれた女』(1989年)
- 『レッドダスト』(1990年)
- 『ドラゴン・イン/新龍門客棧』(1992年)
- 『チャウ・シンチーのロイヤル・トランプ』(1992年)
- 『チャウ・シンチーのロイヤル・トランプ2』(1992年)
- 『スウォーズマン/女神伝説の章』(1992年)
- 『楽園のかなたに 暗戀桃花源』(1992年)
- 『天空伝説 ハンサム・シビリング』(1992年)
- 『大英雄』(1993年)
- 『スウォーズマン/女神復活の章』(1993年)
- 『イージーな彼氏たち』(1993年)
- 『キラーウルフ 白髪魔女伝』(1993年)
- 『黒豹天下/ブラックパンサー』(1993年)
- 『白髪魔女伝2』(1993年)
- 『チャイニーズ・ファイター 天空伝説』(1994年)
- 『シスター・オブ・ドラゴン 天女武闘伝』(1994年)
- 『ファイヤードラゴン 火雲伝奇』(1994年)
- 『恋する惑星』(1994年)
- 『楽園の瑕』(1994年)
- 『楽園の瑕 終極版』(2008年)……『楽園の瑕』の別編集バージョン
- 『美少年の恋』(1998年) ナレーター
- 『華の愛 遊園驚夢』(2001年) ナレーター
脚注
編集- ^ a b c d 「作品余話 JC人物事典 ブリジット・リン」『ジャッキー・チェン DVDコレクション 第4号』 DeAGOSTINI〈デアゴスティーニ・シリーズ〉、2014年5月13日、5頁。雑誌コード:30212-5/13。