ペコリーノ (Pecorino、: pecora:"羊"に由来[1])) は、イタリア原産のの乳を原料としたチーズの総称。長期間の保存を目的とし、塩分が多めに使用されているので、塩気が強い。

ペコリーノ Pecorino
原料
原産国 イタリア
表皮 硬質
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食べ方 編集

 
ペコリーノとファーベ

そのまま食べることもあるが塩味が特徴なので、パルミジャーノ・レッジャーノグラナ・パダーノのように、すりおろすか細かく刻むかしてスパゲッティ・アッラ・カルボナーラジェノヴェーゼソースなどの材料としてイタリア料理に使うことが多い。

また、ローマなどでは5月のメーデーの頃に、ファーベ(イタリア語でfava)という収穫したばかりの生食用のソラマメが出回ると、ペコリーノとワインで、季節の到来を楽しむ習慣がある。生食が可能な新鮮なファーべの賞味期限は収穫後2〜3日以内なので、その期間に、その場所にいないと食べることができない春の風物詩の一品である。

種類 編集

製造している地方に応じて以下の様な種類がある。

DOP 編集

 
ペコリーノ・ディ・フィリアーノ

その他 編集

関連項目 編集

脚注 編集

  1. ^ pecorino, n. OED Online. December 2013. Oxford University Press. Accessed 7 January 2014.