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ホワイトホール英語: White Hole)は、松本俊夫が制作した1979年の実験映画である。音楽は湯浅譲二が1964年に制作した電子音楽『ホワイト・ノイズのための『プロジェクション・エセンプラスティク』』が使用されている[1]。さまざまな画像素材をタイトル撮影装置に据え付けて撮影した映像や、ドライアイスから発生するガスの映像をスキャニメイトに取り込んで制作されている[2]

松本は1970年代異質なものの混成に関心が向いていたといい、そうした中で制作した作品として『ホワイトホール』のほか『色即是空』(1975年)、『アートマン』(1975年)、『気』(1980年)を挙げている[3]。また映画評論家の鈴木志郎康は『FLY』(1974年)、『色即是空』(1975年)から『ホワイトホール』に至る流れに言及し、松本の意図は存在の空無を現出させることにあったとしている[4]

2005年に発売されたDVD『松本俊夫実験映像集 II 視想の錬金術』に収録されている[5]

脚注編集

  1. ^ 川崎弘二「松本俊夫の映画音楽」『町立久万美術館2012年度自主企画展 白昼夢―松本俊夫の世界』町立久万美術館、2012年。
  2. ^ 『町立久万美術館2012年度自主企画展 白昼夢―松本俊夫の世界』118ページ。
  3. ^ 川崎弘二『増補改訂版 日本の電子音楽』愛育社、2009年、313ページ。ISBN 978-4-7500-0354-2
  4. ^ 鈴木志郎康「アンダーグラウンド・シネマ新作展 自然性と記号性の衝突」『イメージフォーラム』第1巻第1号、ダゲレオ出版、1980年11月、108-111ページ。
  5. ^ UPLINK WEBSHOP 2005年05月

外部リンク編集