ホーム・スイート・ヘル/キレたわたしの完全犯罪

ホーム・スイート・ヘル/キレたわたしの完全犯罪』(原題:Home Sweet Hell)は2015年アメリカ合衆国で公開されたコメディ映画である。監督はアンソニー・バーンズ、主演はパトリック・ウィルソンキャサリン・ハイグルが務めた。本作は日本国内で劇場公開されなかったが、2015年11月4日にDVDが発売された[2]

ホーム・スイート・ヘル/キレたわたしの完全犯罪
Home Sweet Hell
監督 アンソニー・バーンズ
脚本 カーロ・アレン
トム・ラヴァニーノ
テッド・エルリック
製作 アンソニー・バーンズ
A.J.バックリー
ショーン・マッキトリック
ジェフ・クロッタ
製作総指揮 アンドレ・シャンペイン
デヴィッド・ポーミア
フィリップ・B・ゴールドファイン
エドワード・H・ハム・Jr
出演者 パトリック・ウィルソン
キャサリン・ハイグル
ジョーダナ・ブリュースター
ケヴィン・マクキッド
音楽 ジョシュ・ケリー
撮影 デヴィッド・ヘニングス
編集 ロバート・ホフマン
製作会社 ダーコ・エンターテインメント
パスコード・エンターテインメント
配給 アメリカ合衆国の旗ヴァーティカル・エンターテインメント
公開 アメリカ合衆国の旗2015年3月13日
日本の旗劇場未公開
上映時間 98分[1]
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
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ストーリー

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ドン・シャンパンは家具販売の仕事で成功を収めていた。ドンの妻、モナは貪欲な性格であり、全てが自分の思い通りになるように計算高く振る舞っていた。ある日、ダスティという名前の女性がドンの店にやってきた。採用面接の結果、ドンはダスティを雇うことにした。

ドンは妻との性生活に満足できずにいたため、ダスティの誘惑に負けてベッドを共にすることになった。しばらくして、ダスティはドンの息子、アンドリューの誕生日パーティーに姿を見せた。その場でダスティはドンに「貴方の子を身ごもった」と告げた。予期せぬ事態に困惑したドンが仕事仲間のレスに相談したところ、「口止め料を払うしかあるまい」と言われた。

実は、ダスティの背後にはマーフィーというならず者がいた。ダスティは最初から恐喝目的でドンに接近してきたのである。ドンはダスティに1万3000ドルの口止め料を提示したが、ダスティは増額を要求してきた。路頭に迷ったドンが再びレスに相談すると「腹をくくって奥さんに全て話すんだ」と言われた。ドンの話を聞いたモナは怒り狂い、ドンにダスティを殺害しろと怒鳴りつけた。

その頃、マーフィーの指示を受けたダスティはドンに2万5000ドルの支払いを要求してきた。ドンはそれに応じたが、モナに言われるままダスティに毒を盛る決意を固めていた。ドンは金の受け渡し現場に現れたダスティに薬入りの酒を勧め、それを飲んだダスティは意識を失った。ドンとモナはダスティの自宅まで彼女を連れて行き、彼女が意識を取り戻すや否や、そのままハンマーで撲殺した。モナはダスティの死体を細切れにした上で庭に埋めた。その後、モナはドンに「ダスティの妊娠はウソだった」と告げた。

マーフィーとその仲間たち(フリーマンとベンジー)はダスティの失踪に気が付き、彼女が事件に巻き込まれた可能性を疑っていた。マーフィーはドンを呼び出したが、ドンは「ダスティはダラスに行くと言っていた」の一点張りであった。マーフィーは「明日までに2万ドルを支払わなければ、お前の奥さんをレイプしてやる」とドンに言った。

ドンとモナはダスティの死体を掘り返し、それを持ったままマーフィーのアジトへと向かった。モナがアジトに死体を隠していると、フリーマンが恋人を連れてアジトにやって来た。モナは恋人を殺害することに成功したが、フリーマンを仕留め損なってしまった。深手を追ったフリーマンはマーフィーに事態を説明した後に息絶えた。その頃、モナは警察に殺人事件の発生を通報し、その罪をマーフィーたちになすりつけようとしていた。アジトに到着したマーフィーとベンジーは自分たちが罠にハマったことに気が付いたが、とき既に遅く、アジトに警察が乗り込んできた。マーフィーは何とか逃げ出せたが、ベンジーは警官に射殺されてしまった。アジトから逃走したばかりに、警察はマーフィーを殺人犯だと思い込んだ。

モナの冷血さに恐れを成したドンはある決断を下した。

キャスト

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製作

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2013年3月26日、ダーコ・エンターテインメント製作の新作コメディ映画『North of Hell』にキャサリン・ハイグルとパトリック・ウィルソンが出演することになったと報じられた[3]。5月3日、ジョーダナ・ブリュースターがキャスト入りした[4]。30日、ケヴィン・マクキッドが自身のTwitterで本作に出演すると明かした[5]。本作の主要撮影は同月中にルイジアナ州で始まった[6]

マーケティング・評価

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2014年9月30日、本作のファースト・トレイラーが公開され、タイトルが『North of Hell』から『Home Sweet Hell』に変更された[7]

本作は批評家から酷評されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには20件のレビューがあり、批評家支持率は5%、平均点は10点満点で3.2点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「『ホーム・スイート・ヘル/キレたわたしの完全犯罪』はブラックコメディとして製作されたのだろうが、ミソジニーを抱腹絶倒の知的ユーモアと勘違いしている。その結果、同作は観客の忍耐力テストになってしまい、魅力ある主演2人の奮闘を無駄にするに至った。」となっている[8]。また、Metacriticには12件のレビューがあり、加重平均値は22/100となっている[9]

第36回ゴールデンラズベリー賞において、ハイグルが最低主演女優賞にノミネートされたが、受賞には至らなかった[10][11]

出典

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外部リンク

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