マアーン
マアーン(معان, Ma'an)はヨルダン南部の都市でマアーン県の県都。首都アンマンの南218kmに位置する。人口は1992年の国勢調査では22,989人で、2007年の推計では27,573人[1]。
マアーン | |
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位置 | |
座標 : 北緯30度11.6分 東経35度44分 / 北緯30.1933度 東経35.733度 | |
行政 | |
国 | ヨルダン |
県 | マアーン県 |
市 | マアーン |
その他 | |
等時帯 | ヨルダン時間 (UTC+3) |
マアーンの街は、少なくとも紀元前2世紀から紀元1世紀のナバテア王国の時代に存在した。現在のマアーンは古代都市の北と西に広がっている。古代には、エジプトからシナイ半島を貫いてアカバに至り、ペトラ、マアーン、カラク、ラバト・アンモン、ゲラサ、ボスラ、ダマスカス、シリア砂漠を横断しタドモルを経てユーフラテス川に至る重要な街道があり、エドム、モアブ、アモンなどセム系の諸王国が割拠していたことから「王の道」(King's Highway)と呼ばれ旧約聖書(民数記20章17節-20説)にも言及されていた。現在は代わりにアンマンから南へ伸びる15号道が走っている。
リベラル的なヨルダンではあるが、マアーンでは敬仰なイスラム教徒が多く住む。
脚注
編集- ^ “World Gazetteer”. 2007年10月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年10月1日閲覧。