マチャラ

エクアドルの都市

マチャラ西: Machala)は、エクアドル南西部の都市。グアヤキル湾に面する肥沃な低地に築かれた、エル・オロ県の県都である。2008年の推計では42万6901人が暮らしており、国内第四の人口を有する。「バナナのメッカ」と称される。

マチャラ

Machala
エクアドルの旗
マチャラの位置(エクアドル内)
マチャラ
マチャラ
位置図
南緯3度16分 西経79度58分 / 南緯3.267度 西経79.967度 / -3.267; -79.967
エクアドルの旗 エクアドル
エル・オロ県
マチャラ郡
政府
 • 市長 カルロス・フェリケス・バタリャス
人口
(2008年)
 • 都市 204,578人
 • 都市圏
217,696人
等時帯 UTC-5 (エクアドル標準時(ECT))
ウェブサイト www.machala.gov.ec

街の中心部には大きなカトリック教会がそびえ、中央広場が広がる。広場は2000年代初頭に造成されたもので、大きな噴水を有する。ホテルも多数ある。中央広場から1マイルほどいったラス・ブリアス地区は10代の若者に人気がある。

大学はマチャラ技術大学とサン・アントニオ・デ・マチャラ工科大学(UTSAM)の2校がある。多くの私立校があるが、公立高校は1校しかない。

小規模な空港(IATAコード:MCH)があり、かつてはTAME航空がグアヤキル便やキト便を飛ばしていたが、近年民間便は就航していない。

気候 編集

ケッペンの気候区分ではステップ気候であり、気温と比較して降水量は少なく乾燥している。雨は夏に当たる1月から4月に集中して降る。5月から12月は雨が少なく、気温も若干下がる。

マチャラの気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
平均最高気温 °C°F 30.4
(86.7)
30.9
(87.6)
31.0
(87.8)
31.1
(88)
29.8
(85.6)
27.8
(82)
27.0
(80.6)
26.6
(79.9)
27.0
(80.6)
26.9
(80.4)
28.0
(82.4)
29.7
(85.5)
28.85
(83.93)
平均最低気温 °C°F 22.6
(72.7)
22.8
(73)
22.9
(73.2)
23.1
(73.6)
22.7
(72.9)
21.5
(70.7)
20.8
(69.4)
20.1
(68.2)
20.2
(68.4)
20.7
(69.3)
21.0
(69.8)
21.8
(71.2)
21.68
(71.03)
雨量 mm (inch) 71
(2.8)
111
(4.37)
116
(4.57)
69
(2.72)
24
(0.94)
14
(0.55)
12
(0.47)
11
(0.43)
11
(0.43)
16
(0.63)
13
(0.51)
21
(0.83)
489
(19.25)
出典:Climate Data

経済 編集

郊外で生産されるバナナ、コーヒー豆、ココア豆などの農産物がマチャラで取引される。とりわけバナナの輸出は地元経済にとって大きな柱となっており、プエルト・ボリバル地区から主に北アメリカに輸出される。

ペルーグアヤキルの間に位置する交通の要衝でもあり、多くの旅行者が通る。太平洋に面しておりビーチもあるが、観光地としてはあまり知られていない。2007年には近郊に映画館を併設した初のショッピングモールがオープンした。

出身者 編集

外部リンク 編集