マーク・スチュワート(Mark Stewart, 1960年8月10日 - 2023年4月21日[1])は、イギリスのミュージシャンでボーカリストポップ・グループの創立メンバーのひとり。

ノイズ・インダストリアルヒップ・ホップテクノ等の幅広いジャンルのエッセンスが加えられた、ヘビーなダブファンクのサウンドに社会的メッセージを乗せ、叫ぶように歌う。

経歴

編集

マーク・スチュワートは1977年にブリストルギャレス・セイガーらとポップ・グループを結成し[1]、ボーカルと作詞を担当した。

1981年にポップ・グループが分裂すると、活動の地をロンドンに求め、On-Uサウンドの活動に参加して、ソロ作品をリリースした。

2005年には、ベスト盤を発表し、エイドリアン・シャーウッド、スキップ・マクドナルド、元PILのキース・レヴィンらとマーク・スチュワート&マフィア(Mark Stewart and the Maffia)としてライブを行った。

2023年4月21日死去。62歳没[1]

ディスコグラフィ

編集

アルバム

編集
  • 『ラーニング・トゥ・コープ・ウィズ・カワディス』 - Learning to Cope with Cowardice (1983年、On-U) ※マーク・スチュワート&マフィア名義。旧邦題『臆病者と20倍楽しむ法』
  • 『剥がれゆく虚飾』 - As the Veneer of Democracy Starts to Fade (1985年、On-U)
  • 『マーク・スチュワート』 - Mark Stewart (1987年、ミュート) ※「禁じられた色彩 (Forbidden Colours)」をカバー。
  • 『メタトロン』 - Metatron (1990年、ミュート)
  • 『コントロール・データ』 - Control Data (1996年、ミュート)
  • 『エディット』 - Edit (2008年、Crippled Dick Hot Wax!)
  • 『ザ・ポリティックス・オブ・エンヴィー』 - The Politics of Envy (2012年、Future Noise)
  • Exorcism Of Envy (2012年、Future Noise)

コンピレーション・アルバム

編集
  • 『キス・ザ・フューチャー』 - Kiss the Future (2005年 Soul Jazz) ※ポップ・グループ時代から現在までの作品のコンピレーション。

シングル

編集
  • "Jerusalem" (1982年、On-U) ※マーク・スチュワート&マフィア名義
  • "Hypnotized" (1985年、On-U)
  • "This Is Stranger Than Love" (1987年、On-U) ※マーク・スチュワート&マフィア名義
  • "Hysteria" (1990年、On-U)
  • "Fatal Attraction" (1990年、On-U) ※プロモ盤のみ
  • "Dream Kitchen" (1996年、On-U)
  • "Consumed - Remix Wars" (1998年、On-U)
  • ON/OFF (2011年) ※2009年公開のドキュメンタリー作品。ドイツ製作。

脚注

編集

出典

編集
  1. ^ a b c ザ・ポップ・グループのマーク・スチュワートが死去”. amass (2023年4月22日). 2023年4月22日閲覧。

外部リンク

編集