メッシーナ海峡
メッシーナ海峡(メッシーナかいきょう、伊語:Stretto di Messina)は、シチリア島とイタリア本土(カラブリア州)の間にある海峡である。海峡の西はティレニア海、東はイオニア海である。
概要編集
いちばん狭い箇所は約3kmで、位置は北緯38°00' から 38°20' まで東経 15°30' から 15°40' まで。
Peloritani山から望むメッシーナ海峡
第二次世界大戦時には、イタリアが降伏する直前の1943年9月2日夜には、連合国軍(イギリス軍、カナダ軍)が海峡を横断してイタリア本土への上陸作戦を開始。翌日朝には上陸を成功させた[1]。
カラブリアのヴィッラ・サン・ジョヴァンニとシチリア側のメッシーナ間には、鉄道連絡船と水中翼船が頻繁に行き交っているが、人のみの輸送は行っていない。また本土と島を結ぶメッシーナ海峡大橋が完成すると、廃止される可能性がある。レッジョ・ディ・カラブリアとメッシーナ間は個人輸送用の水中翼船の航路があるが、こちらも廃止される可能性がある[2]。
メッシーナ海峡大橋編集
詳細は「メッシーナ海峡大橋」を参照
2011年に、メッシーナ海峡をまたいでシチリア島をつなぐ吊橋のメッシーナ海峡大橋の建造が予定されていたが、予算などの問題で2006年に建設中止となった。 政権交代により2009年に計画は復活されたが、2013年に再び中止となっている。
海峡に面するコムーネ編集
- シチリア側
- カラブリア側
- シッラ
- ヴィッラ・サン・ジョヴァンニ、カンポ・カーラブロ (坂の上から望む)
- レッジョ・ディ・カラブリア
脚注編集
- ^ 連合軍、イタリア本土に上陸(昭和18年9月4日 朝日新聞)『昭和ニュース辞典第8巻 昭和17年/昭和20年』p406 毎日コミュニケーションズ刊 1994年
- ^ https://www.youtube.com/watch?v=aPyGZEGXm9Q
関連項目編集
- デルビー・デッロ・ストレット(海峡ダービー) - メッシーナとレッジョのクラブチームによるサッカーのダービーマッチ
- スキュラ 、カリュブディス - ギリシア神話において、メッシーナ海峡に潜んでいるとされた魔物。