メトロ・トレインズ・メルボルン

オーストラリアの鉄道運行会社

メトロ・トレインズ・メルボルン(Metro Trains Melbourne)はオーストラリアメルボルン通勤電車を運行する会社。香港MTRの子会社である。メトロは405キロメートルの線路と219の駅を管理し、通勤電車を運行している。駅や線路、車両はビクトリア州が保有している。メルボルンの人口は2001年から100万人増加し鉄道の利用者数も増加傾向にあるため、州政府は駅の高架化や新型車両の導入などを計画的に進めている [1]

メルボルン近郊路線図

路線

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フリンダース・ストリート駅
 
サザン・クロス駅 ラッシュアワー
 
北メルボルン駅 2017年

メトロの路線網はデポ(車庫)ごとに5つのグループが分かれている。西北グループ、東北グループ、東グループ、東南グループ、クロスシティグループである。

西北グループ

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東北グループ

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東グループ

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東南グループ

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クロスシティ・グループ

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催事路線

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計画

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車両

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クリフトンヒル駅に到着したコメング電車

車両は長さ25m、幅3mと大型である。6両編成が基本で、支線では3両でも運行される。最新型の「HCMT」が2020年から導入されており、旧式の「コメング」を置き換えている。鉄道利用者の増加に対応するため、HCMTは7両編成で製造されている。

車両の名 写真 設計最高速度 製造年 製造数
コメング (Comeng)   115km/h 1981年〜1988年 570両
シーメンスネクサス(Siemens Nexas)   130km/h 2002年〜2005年 216両
エクストラポリス100 (X'Trapolis 100)   140km/h 2002年〜2020年  636両
HCMT   130km/h 2020年〜 490両(予定)

出典

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  1. ^ Metro trains struggling to cope with train passenger surge” (英語). 7NEWS.com.au (2019年9月8日). 2020年1月16日閲覧。