メホラーダ・デル・カンポ

メホラーダ・デル・カンポ(スペイン語: Mejorada del Campo)は、スペインマドリード州ムニシピオ(基礎自治体)。

Mejorada del Campo


 マドリード州
 マドリード県
コマルカ コスラーダ
面積 17.21 km²
標高 578m
設立 12世紀
人口 22,902 人 (2015年)
人口密度 1,330.74 人/km²
住民呼称 Mejoreño
Mejorada del Campoの位置(スペイン内)
Mejorada del Campo
Mejorada del Campo
スペイン内メホラーダ・デル・カンポの位置
Mejorada del Campoの位置(マドリード州内)
Mejorada del Campo
Mejorada del Campo
マドリード県内メホラーダ・デル・カンポの位置

北緯40度23分48秒 西経03度23分09秒 / 北緯40.39667度 西経3.38583度 / 40.39667; -3.38583座標: 北緯40度23分48秒 西経03度23分09秒 / 北緯40.39667度 西経3.38583度 / 40.39667; -3.38583

地理 編集

首都マドリードの東21km、アルカラ・デ・エナレスの南西15kmの距離にある。マドリード大都市圏を構成する自治体の一つである。サン・フェルナンド・デ・エナレススペイン語版ベリーリャ・デ・サン・アントニオスペイン語版リバス=バシアマドリードロエチェススペイン語版と自治体境を接している。

北から流れてくるハラマ川と北東から流れてくるエナレス川は街の北西で合流する。伝統的には穀物やオリーブなどを栽培していたが、今日ではトマトなどの園芸作物の産地となっている。1970年代にスペインの他地域からやってきた貧しい人々によって作られたロス・オリボス地区の名称はオリーブ畑に由来する。現代には急激な都市化を経験し、1980年代末以降には公共施設が増加。マドリードへの近さが理由で、他地域からやってきた新住民のための一戸建てが数多く建設された。

歴史 編集

 
1961年から建設が続けられているフスト大聖堂

旧石器時代にはハラマ川エナレス川が合流する地点に集落が築かれた。12世紀にはセゴビア司教英語版の邸宅があった。13世紀にはメホラーダ・デル・レイ(Mejorada del Rey)に改称した。1504年にはカトリック両王がローマ教皇と手を組んでフランスのルイ12世と戦い、2月11日にリヨンで調印された条約によってスペインはナポリを手にした。同年3月31日にはメホラーダ・デル・カンポでこの条約が批准された。

1983年11月27日、ドイツのフランクフルト空港からマドリード=バラハス空港に向かっていたアビアンカ航空機が、空港から12km離れたメホラーダ・デル・カンポに墜落する事故(アビアンカ航空011便墜落事故)が起こった。この事故ではメキシコ人小説家のホルヘ・イバルグエンゴイティアスペイン語版ウルグアイ人著作家のアンヘル・リマスペイン語版ペルー人小説家のマヌエル・スコルサスペイン語版アルゼンチン人著作家のマルタ・トラバスペイン語版スペイン人ピアニストのロサ・サバテールスペイン語版などが亡くなった。

修道士のフスト・ガリェゴ・マルティネススペイン語版は、1961年からメホラーダ・デル・カンポに大聖堂風の建物「フスト大聖堂スペイン語版」を自力で建設しており、この建物は観光地のひとつにもなっている。

政治 編集

首長 編集

首長一覧(1979-)
任期 首長名 政党
1979–1983 Eustaquio Baeza
Rafael Cerquera
PSOE
PSOE
1983–1987 Rafael Cerquera PSOE
1987–1991 Rafael Cerquera PSOE
1991–1995 Rafael Cerquera PSOE
1995–1999 Valentín de las Heras IU
1999–2003 Fernando Peñaranda Carralero PSOE
2003–2007 Fernando Peñaranda Carralero PSOE
2007–2011 Fernando Peñaranda Carralero PSOE
2011–2015 Cristina Carrascosa Serrano PSOE
2015–2019 Jorge Capa Carralero PSOE
2019– n/d n/d

議会 編集

メホラーダ・デル・カンポ議会の定数は21である。2015年の地方自治体選挙では、スペイン社会労働党(PSOE)が7議席、国民党(PP)が5議席、メホレーモスが5議席、統一左翼(IU)=ガネーモスが2議席、連合・進歩・民主主義(UPyD)が2議席を得ている。社会労働党による少数派議会である。

2015年スペイン議会総選挙では、ポデモスが24.58%、国民党が25.35%、社会労働党が22.11%、シウダダノスが18.15%、統一左翼が5.59%、連合進歩民主主義が1.61%を獲得した。

メホラーダ・デル・カンポ議会
政党 2015[1] 2011[2] 2007[3]
PSOE
7
6
9
PP
5
10
7
メホレーモス
5
-
-
IU-ガネーモス
2
-
-
IU-LV
-
3
-
IU
-
-
3
UPyD
2
2
-
MIACM
-
-
2
定数 21 21 21

出身者 編集

脚注 編集