モンブランへの挽歌」(Mort d'un Guide)は、フランスのテレビムービー(テレビのみの放映・劇場未公開)。1974年制作。日本ではNHKで放送された。監督ジャック・エルトーフランス語版。出演はピエール・ルソーフランス語版ジョルジュ・クレースフランス語版ヴィクトル・ラヌーフランス語版[1]

あらすじ 編集

ベテラン山岳ガイドのミシェルと、若手ガイドのパトリックは、モンブランドリュフランス語版西壁[2]に挑戦する。しかし彼らと連絡が途絶え、憲兵隊のモルトーは心配するが、家族の依頼なしでは捜索は出来ない。ミシェルの妻は、夫が挑戦を秘密にしようとしたことを尊重しようとするが、パトリックの婚約者でもある娘は反対する。マスコミに挑戦をすっぱ抜かれ、ミシェルは捜索隊に発見されるが、パトリックは落雷で死亡していた。一ヶ月後、ガイドの仕事を再開したミシェルだが、最初の客はパトリックの兄のフィリップだった。パトリックの死の真相を知るため、素性を隠してミシェルにガイドを依頼していたのだ。ミシェルと山を過ごすことで、パトリックの死が事故であったことを納得するフィリップ。しかし滑落事故を起こし、二人とも絶壁に宙吊りとなる。一人分の体重なら、救助が来るまでハーケンが支えられると気付いたミシェルは、フィリップを救うため、自らザイルを切って墜落する。

脚注 編集

  1. ^ allcinema”. 2020年12月24日閲覧。
  2. ^ フランス語版ウィキペディアにドリュの西壁に関する記事(fr:Face ouest des Drus)があります。