ラルビカイト英語: Larvikite)は、和名は月長石閃長岩(げっちょうせきせんちょうがん)とも呼ばれる鉱物。パワーストーンとして扱われる。 

ノルウェー、ラルヴィクのラルビカイト
ノルウェー、ラルヴィクのラルビカイト採石場(2008年)
「ブルーパール花崗岩」として販売されるラルビカイトは人気の装飾石である
表面が磨かれた軽いラルビカイト

概要 編集

火成岩モンゾナイト[1]に分類される。親指の爪ほどの大きさの長石結晶が見られるが これらは長石の3つの端成分全てを備えているため、「三成分系」(ternary)として知られている。 長石は、マイクロスケールでは部分的に混じり合うことなくパーサイト英語版を形成し、アルカリ長石斜長石の層が交互に存在することで、表面を研磨すると特徴的な銀青色光沢(シラー効果、ラブラドレッセンスとも呼ばれる)が現れる。また、カンラン石アパタイトも成分に含んでおり、場合によっては石英が存在することもある。チタンも豊富で、チタン輝石チタン磁鉄鉱も含有する。

参考文献 編集

  1. ^ Ramberg, I. B., Bryhni, I., Nottvedt, A. and Rangnes, K. (editors) (2008). The Making of a Land: Geology of Norway. Trondheim: Norsk Geologisk Forening (Norwegian Geological Association). pp. 268. ISBN 978-82-92-39442-7 

外部リンク 編集

関連項目 編集