リッチー・フォークナー
リチャード・イアン・フォークナー (Richard Ian Faulkner、1980年1月1日 - )は、イギリスのミュージシャン、ギタリスト。ヘヴィメタルバンド、ジューダス・プリーストで活動している。
| リッチー・フォークナー Richie Faulkner | |
|---|---|
 リッチー・フォークナー (2018年) | |
| 基本情報 | |
| 出生名 | Richard Ian Faulkner |
| 生誕 | 1980年1月1日（44歳） |
| 出身地 |
 イングランド ロンドン |
| ジャンル | ヘヴィメタル |
| 担当楽器 | ギター |
| 活動期間 | 2002年 - |
| 共同作業者 | ジューダス・プリースト |
| 著名使用楽器 | |
|
ギブソン・フライングV ギブソン・レスポール・カスタム | |
経歴 編集
生い立ち-ジューダス・プリースト加入前 編集
1980年1月1日、ロンドンで生まれる。ジミ・ヘンドリックス、ブライアン・メイ、エドワード・ヴァン・ヘイレンなどに影響を受けて7歳頃にギターを始め、父親からギターの手ほどきを受けた。13歳頃にバンドを結成し、アイアン・メイデン、シン・リジィ、UFOなどの楽曲のカバーを演奏。1995年から2000年までスウェーデンのストックホルムに在住し、ソーセージ製造会社に勤めていた[1][2]。
初期の頃は、ディーズ、ヴードゥー・シックス、エース・マフィア、パラモンなどで活動した。最初に加入したディーズでは、『Blown』を2002年にリリース。このアルバムはアイアン・メイデンのベーシストのスティーヴ・ハリスがプローデューサーを担当した[3]。ハリスはフォークナーに、「もしバンドメンバーの誰かに何かあったら、フォークナーを後任に選ぶだろう」と語った[4]。
ジューダス・プリースト 編集
2011年4月20日、友人のピート・フリーセンの推薦でK・K・ダウニングの後任としてジューダス・プリーストに加入[5]。バンド側はフォークナーにメールを送ったが、彼は迷惑メールだと思って削除した。その後電話をもらったときにも冗談だと思い、本当かどうか確かめるためにグレン・ティプトンの家に行き、ロブ・ハルフォードを含めた3人で話し合いをした。グレンとハルフォードはどんな演奏をするのかを知りたいのでフォークナーにために数曲を演奏させ、1週間後にバンドはフォークナーに仕事を依頼した[6]。
2011年5月25日、テレビ番組『アメリカン・アイドル』でジューダス・プリーストのメンバーとして初めて共演[7]。2014年のアルバム『Redeemer of Souls』で初めてギターを担当[8]。
ハルフォードとティプトンは、「リッチーに出会っていなかったら、活動が今とまったく違ったものになっていたかもしれない」としてフォークナーはジューダス・プリーストを救ったと語る[9][10]。
2015年、イギリスの雑誌『メタル・ハマー』が毎年開催する「メタル・ハマー・ゴールデン・ゴッズ・アワード」でダイムバッグ・ダレル・シュレッダー賞を受賞した[11]。
2021年9月26日、ケンタッキーで開催された『ラウダー・ザン・ライフ』で「ペインキラー」を演奏していた際に大動脈が破裂し、翌日に手術を受けた。主治医は、大動脈瘤と大動脈解離を発症したと発表[12]。このため、バンドはアメリカでの "50 Heavy Metal Years Tour "を延期した。後に彼は「これまで心臓の病気にかかったことはなかったし、コレステロールも高くなかったので、全く予想できなかった」と語り、ファンに心臓の検査を受けるよう促した[13]。
私生活 編集
使用楽器 編集
フォークナーはEMG 57/66アクティブ・ピックアップを搭載したギブソン・フライングVを使用していることで知られている[15][16]。また、EMG81/85アクティブピックアップを搭載したギブソン・レスポール・カスタムも使用している[17]。
脚注 編集
- ^ “Judas Priest-stjärnan: Jag jobbade som korvgubbe – i Sverige” (スウェーデン語). www.aftonbladet.se (2018年2月14日). 2023年11月30日閲覧。
- ^ P4 Live (2018-06-09), Judas Priest's Richie Faulkner speaks Swedish and worked as a sausage seller in Sweden 2023年11月30日閲覧。
- ^ (日本語) Richie Faulkner talks about his Rock Scene 2023年11月30日閲覧。
- ^ DiVita, Joe DiVitaJoe (2015年11月12日). “Richie Faulkner Was Potential Iron Maiden Replacement” (英語). Loudwire. 2023年11月30日閲覧。
- ^ “Music” (英語). EW.com. 2023年11月30日閲覧。
- ^ “Hit The Lights: Richie Faulkner: 'I'm Not There To Replace A Forty-Year Career'” (英語). www.ultimate-guitar.com. 2023年11月30日閲覧。
- ^ “Judas Priest Performs On American Idol Finale” (英語). MetalUnderground.com. 2023年11月30日閲覧。
- ^ music, Guardian (2014年4月28日). “Judas Priest announce first studio album since 2008” (英語). The Guardian. ISSN 0261-3077 2023年11月30日閲覧。
- ^ (日本語) Judas Priest - Glenn Tipton Says Richie Faulkner Saved the Band from Demise 2023年11月30日閲覧。
- ^ Giles, Jeff GilesJeff (2015年10月22日). “Rob Halford Credits Richie Faulkner With Saving Judas Priest” (英語). Ultimate Classic Rock. 2023年11月30日閲覧。
- ^ Giles, Jeff GilesJeff (2015年10月22日). “Rob Halford Credits Richie Faulkner With Saving Judas Priest” (英語). Ultimate Classic Rock. 2023年11月30日閲覧。
- ^ published, Matt Owen (2021年9月29日). “Richie Faulkner in a “stable” condition after undergoing major emergency heart surgery” (英語). guitarworld. 2023年11月30日閲覧。
- ^ “Judas Priest | Official Website” (英語). Judas Priest | Official Website. 2023年11月30日閲覧。
- ^ Blabbermouth (2020年7月17日). “JUDAS PRIEST's RICHIE FAULKNER Welcomes First Child With GEORGE LYNCH's Daughter” (英語). BLABBERMOUTH.NET. 2023年11月30日閲覧。
- ^ “Richie Faulkner | Equipboard”. equipboard.com. 2023年11月30日閲覧。
- ^ (日本語) Richie Faulkner of Judas Priest Signature EMG 57/66 at The Music Zoo 2023年11月30日閲覧。
- ^ “Richie Faulkner | Equipboard”. equipboard.com. 2023年11月30日閲覧。
外部リンク 編集
- 公式ウェブサイト
- リッチー・フォークナー - IMDb（英語）
- Richie Faulkner - Discogs
- Richie Faulkner - オールミュージック
- リッチー・フォークナー - YouTubeチャンネル