リヨン・サン=テグジュペリTGV駅
フランスの鉄道駅
リヨン・サン=テグジュペリTGV駅(Gare de Saint-Exupéry TGV)は、フランス、リヨン近郊のリヨン・サン=テグジュペリ国際空港に隣接したLGVローヌ・アルプ線の鉄道駅である。
開業はLGVローヌ・アルプ線の2期区間が開業した1994年7月3日で、当初はサトラス駅(Gare de Satolas)と称されていた。駅舎はサンティアゴ・カラトラバの設計による[1][2]もので、飛び立とうとする鳥の翼のような外観をしている[3]。リヨン中心部からは約20km離れている。駅には線路が6線敷かれており、真ん中の2本の軌道はTGVが300km/hで通過するため独立している。両側2本には長さ500mのプラットホームがそれぞれあり、橋上式の長さ300mのコンコースがあってホーム上へ行きやすくなっている。
空港とは連絡橋で結ばれている。当駅は高速鉄道と空港が初めて結びついた駅でもある。しかし、リヨン中心部から離れているためあまり利用者は多いとはいえない。2009年以降、LESLY express トラムの整備によって中心部と結ばれるため、駅の活用が期待されている。
隣の駅 編集
リヨン・サン=テグジュペリTGV駅(Gare de Saint-Exupéry TGV) | ||||
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リヨン=パール=デュー駅(off-LGV) or マコン=ロシェTGV駅 |
TGV LGVローヌ・アルプ線 |
ヴァランスTGV駅 |
脚注 編集
- ^ 『一度見たら忘れない奇跡の建物』 2017, p. 76.
- ^ 辻幸和「サンティアゴ・カラトラバの橋梁と駅舎」『コンクリート工学』第50巻第12号、日本コンクリート工学会、2012年、1109-1113頁、2018年10月21日閲覧。
- ^ 『新・世界の駅』 2017, p. 102.
参考文献 編集
- MdN編集部『一度見たら忘れない奇跡の建物 異彩を放つ世界の名建築100』エムディエヌコーポレーション、2017年。ISBN 978-4-8443-6644-7。
- 『新・世界の駅』パイインターナショナル、2017年。ISBN 978-4-7562-4857-2。