ルイーゼ・ワルカー(Luise Walker, 1910年[1][2]9月9日[3] - 1998年1月30日[4])は、オーストリア出身のギター奏者[5][6][7][8]、および作曲家。20世紀における最も傑出した女流ギタリストの一人。偉大な指揮者フルトヴェングラーは彼女の演奏を聴いて、「あなたのギターはまさに歌っている!」と賞賛した。

ウィーンの出身。8歳の頃からヨゼフ・ザスにギターを学び、ウィーン音楽院でヤコブ・オルトナーに師事し、加えてハインリヒ・アルベルトおよびミゲル・リョベートの指導を受ける。14歳で公式にコンサートデビューし、以降ヨーロッパ諸都市、ロシア、アメリカ合衆国、日本など世界中で演奏旅行を行なった。1940年から母校のウィーン音楽院(ウィーン国立音楽大学)の教授となり、多年に渡りカール・シャイトと並んで多くのギタリストを教え、1986年に退職。後任は彼女の弟子の一人ワルター・ヴュルディンガー。

ウィーンにて没。

脚注 編集

  1. ^ MacAuslan, Janna; Aspen, Kristan (1997). Guitar Music by Women Composers. Greemwood Press. p. 143. OCLC 832801484 
  2. ^ Wade, Graham; Garno, Gerard (1997). A new look at Segovia : his life, his music. Vol. 1, biography of the years 1893-1957,: Segovia's classical guitar masterpieces by Narváez, Frescobaldi, Bach, Scarlatti and Sor. Mel Bay Pub.. p. 63. OCLC 148801234 
  3. ^ Button, Stewart (2006). Julian Bream : the foundations of a musical career. Bold Strummer Ltd.. p. 33. OCLC 148801234 
  4. ^ Walker, Luise (1916 - 1998), guitarist, composer”. 2018年2月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月2日閲覧。
  5. ^ Luise Walker”. 2018年2月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月2日閲覧。
  6. ^ ルイーゼ・ワルカー - Discogs
  7. ^ ルイーゼ・ワルカー - オールミュージック
  8. ^ Ritratti: Luise Walker”. 2018年2月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月2日閲覧。