ルブシュ県
ルブシュ県 (Województwo lubuskie) | |||
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位置 | |||
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情報 | |||
地域: | ポーランド西部 | ||
県都: | ゴジュフ・ヴィエルコポルスキ | ||
県議会所在地: | ジェロナ・グラ | ||
面積: | 13,984 km2 | ||
人口 - 合計 - 人口密度 |
約1,023,000 人 73 人/km2 | ||
郡: | 12 | ||
グミナ: | 83 | ||
略号: | F | ||
県番号: | 08 | ||
県知事: | マレク・アスト (Marek Ast) | ||
公式ウェブサイト - 県庁 - 県議会 |
県庁公式ウェブサイト 県議会公式ウェブサイト |
ルブシュ県(ルブシュけん、Województwo lubuskie)は、ポーランド西部の県である。県都はゴジュフ・ヴィエルコポルスキ、県議会所在地はジェロナ・グラ。ドイツ・ブランデンブルク州との国境線沿いにあり、国内ではドルヌィ・シロンスク県、ヴィエルコポルスカ県、西ポモージェ県と接している。
歴史 編集
ルブシュ地方(現ルブシュ県のある地方名)の80%以上の土地は第二次世界大戦が終了した1945年にポーランドに復帰し、旧ポズナン県に編入された(ジェロナ・グラは旧ヴロツワフ県に編入)。1950年に行われた行政区画再編では、おおよそ現在のルブシュ県と同じくらいの領域の旧ジェロナ・グラ県が設置された。1975年から1998年までは、旧ゴジュフ県と旧ジェロナ・グラ県に分かれていた。
1998年、クレシェ教授の案に従ってゴジュフ県とジェロナ・グラ県は西ポモージェ県、ドルヌィ・シロンスク県、ヴィェルコポルスカ県に振り分けられたが、地域住民の猛反発を招いた。最終的に政府の計画はうまく行かず、ルブシュ県の発足が決定した。「ルブシュ」の名はこの地域の歴史的な呼称で(ズィーミア・ルブシュカ, ラテン語: Terra Lebus, ドイツ語: Land Lebus)、オドラ川(オーデル川)の両側に広がるルブシュ地方は中世にはこの一帯の政治、文化の中心地だった。その中心であるルブシュ(ポーランド語:Lubusz、ドイツ語:Lebus)の町はオーデル川の西岸、現在のドイツ側に位置している。
地理 編集
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地域区分 編集
- 市
- ゴジュフ・ヴィエルコポルスキ(ランツベルク・アン・デア・ヴァルテ) (Gorzów Wielkopolski; pl)
- ジェロナ・グラ(グリューンベルク) (Zielona Góra; pl)
- ジャガン(ザーガン) (Żagań; pl)
- ノヴァ・スル(ノイザルツ) (Nowa Sól; pl)
- ジャリ(ゾーラウ) (Żary; pl)
- シフィェボジン(シュヴィーブス) (Świebodzin; pl)
- ミェンヅィジェチ(メーゼリッツ) (Międzyrzecz; pl)
- 郡 (powiat)
- ゴジュフ郡 (Powiat gorzowski)
- クロスノ郡 (Powiat krośnieński)
- ミェンヅィジェチ郡 (Powiat międzyrzecki)
- ノヴァ・スル郡 (Powiat nowosolski)
- スウビツェ郡 (Powiat słubicki)
- シュチュシェルツェ・ドレズデンコ郡 (Powiat strzelecko-drezdenecki)
- スレンチン郡 (Powiat sulęciński)
- シフィエボジン郡 (Powiat świebodziński)
- フスホーヴァ郡 (Powiat wschowski)
- ジェロナ・グーラ郡 (Powiat zielonogórski)
- ジャガン郡 (Powiat żagański)
- ジャルィ郡 (Powiat żarski)
観光地 編集
ウェンクニツァ(Łęknica) 編集
ドイツ国境の街。ヌィサ・ウジツカ川(ドイツ名ナイセ川)の対岸にはドイツの街バード・ムスカウ(Bad Muskau)があり、橋で結ばれている。ウェンクニツァとバード・ムスカウにまたがるイギリス式庭園のムジャクフ公園(ドイツ名ムスカウ公園)はユネスコの世界遺産[1][2]に登録されている。
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ムジャクフ公園
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ムジャクフ公園
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ムジャクフ公園
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ムジャクフ公園
ジェロナ・グラ(Zielona Góra) 編集
長い間ポーランド王家の分家であるシロンスク・ピャスト家のグウォグフ公国領であり、16世紀初頭にボヘミア王国領、次いでオーストリア領、その後プロイセン王国領、ドイツ領を経て、第二次世界大戦後よりポーランド領となった。ワイン生産はポーランド国内で2箇所でしか行われていないが、ジェロナ・グラはその一つである(もう一箇所はマゾフシェ県のヴァルカという街)。13世紀半ばから白ワインの生産が行われ、現在はこの地方のワイン畑は4000、ジェロナ・グラ市のみでは2500。社会主義時代はワイン生産が廃れかけていたが、1989年にポーランドが社会主義を放棄すると、ワイン産業はみごとに復興した。ここで最も有名なワインの銘柄は「モンテ・ヴェルデ(Monte Verde)」というが、これはイタリア語でその意味は「緑の山」、これはポーランド語ではジェロナ・グラ(Zielona Gora)となる。毎年9月にはワインの収穫祭りが催されポーランド国内や近隣のドイツから観光客がやってくる。2009年のワイン祭りは9月5日から13日にかけて開催される[3]。ここは大学街[4]でもあり、学生が多い。市公式サイト(英語・ポーランド語・ドイツ語)あり[5]。
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旧市街
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ワインまつり
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聖ヤドヴィガ聖堂
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旧市街
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旧市街
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工場通り
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旧市街
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13世紀の礼拝堂
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ジェロナ・グラ交響楽団ホール
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ワイン用ぶどう畑
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ワイン醸造所の温室レストラン
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冬のぶどう畑