ワシノオ(鷲の尾、Cerasus serrulata ‘Wasinowo’)はバラ科サクラ属園芸品種。江戸時代初期頃から名前が知られている。

ワシノオ
日本花の会 結城農場 桜見本園にて
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: バラ目 Rosales
: バラ科 Rosaceae
: サクラ属 Prunus
学名
Cerasus serrulata ‘Wasinowo’
和名
鷲の尾

特徴 編集

樹高は10m以上の高さに伸びる。樹形は傘状になる。

花は大輪であり、花弁は5枚から10枚。花弁には若干皺が存在する。蕾は薄く紅色になっている。ソメイヨシノと同時期に咲き始め、花の時期に緑褐色の葉が出始める。花柄が短いために、幾つかの花が小さな房のようになる。

東京の荒川堤から広まったとされている。大明という品種とワシノオは非常に良く似ており、[1]同種という説がある。

参考文献 編集

  1. ^ サクラ品種の展示館 大明”. 埼玉県花と緑の振興センター. 2011年4月16日閲覧。