ヴェストヴォーゴイノルウェー語: Vestvågøy、øyは島の意)は、ノルウェーヌールラン県にある島、またはその全域を管轄する自治体。ロフォーテン諸島の一部から成る。行政の中心地はレクネス町。

ヴェストヴォーゴイ
Vestvågøy
バールシュタッドの街並み
バールシュタッドの街並み
ヴェストヴォーゴイの市章
自治体章
位置
ヌールラン県の位置の位置図
ヌールラン県の位置
ヴェストヴォーゴイの位置の位置図
ヴェストヴォーゴイの位置
座標 : 北緯68度13分17秒 東経13度47分04秒 / 北緯68.22139度 東経13.78444度 / 68.22139; 13.78444
行政
 ノルウェー
  ヌールラン県の旗 ヌールラン県
 自治体 ヴェストヴォーゴイ
首長 グリ・インゲブリクトセン
労働党
地理
面積  
  自治体域 423 km2 (163.3 mi2)
    陸上   405 km2 (156.4 mi2)
人口
人口 (2004年現在)
  自治体域 10,813人
    人口密度   27人/km2(69.9人/mi2
その他
等時帯 CET (UTC+1)
夏時間 CEST (UTC+2)
ノルウェー統計局のサイトより
公式ウェブサイト : www.vestvagoy.kommune.no/
冬の日差しを受けて輝くスコッティンデン山

1963年1月1日にボルゲ、ブスクネス、ホール、ヴァルベルグの四自治体が合併し誕生した。人口は1万813人と、ロフォーテン諸島とベステローデン諸島で最も多い。

ボルグにはロフォーツル・バイキング博物館があり、石と芝生でつくられた推定80mの鉄器時代の族長の家などが復元されている。

基礎情報

編集

地名

編集

自治体名はヴェストヴォーグ島からとられた。「ヴェスト」には西という意味がある。古ノルド語では島をLófótと呼んだ。

紋章

編集

1984年9月7日に国王の認可を得た現在の紋章には、干しタラが描かれている。この地は中世からノルウェーでも有数のタラなど干し魚の生産地だった[1]

地理

編集
 
ウタクレイヴ・ビーチ
 
レクネスの目抜き通りの夜

島の南東岸には切り立った崖や山々が聳えているが、北西側は平坦で、農地が広がっている。島民の多くは中心都市のレクネスまたはその「ツイン・タウン」で中央病院のあるグラヴダルで暮らしている。南東部にはバールシュタッドや沿岸急行船のフッティルーテンも停泊するスタムスンなどの漁村がある。

西海岸の一部を除くと、島の海岸線は切り立っている。島西側のウタクレイヴ・ビーチは英紙「ザ・タイムズ」の「ヨーロッパ一ロマンチックなビーチ」に選ばれたほか、近くのハウクランド・ビーチもノルウェー紙「タクプラデット」の「ノルウェーで最高のビーチ」に選ばれた。

レクネスでは毎年5月26日から7月17日にかけて白夜となり、また毎年12月9日から1月4日にかけては極夜となる。

交通

編集

スヴォルヴェルから西へ68km、オーからは東へ65kmと地理的にロフォーテン諸島の中ほどに位置するレクネスは、スヴォルヴァルと並ぶ同諸島の交易都市になっている。町の空港にはヴィデロー航空が乗り入れ、ボードーとの間で毎日7便、スヴォルヴェルとの間で毎日数便が運航されている。また、小規模なバスターミナルもあり、ロフォーテン諸島を行くバスの拠点になっている。レクネスの港はノルウェーで最も重要かつ多くの観光客が来る港湾のひとつである。

ギャラリー

編集

脚注

編集
  1. ^ Norske Kommunevåpen (1990年). “Nye kommunevåbener i Norden”. 2008年11月30日閲覧。