一緒にかえろう
『一緒にかえろう』(いっしょにかえろう)は、矢直ちなみによる日本の漫画作品。4コマ漫画形式。『まんがタイムファミリー』(芳文社)にて、2008年10月号より2011年6月号にかけて連載。連載当初はゲスト扱いであった。コミックスは同社の『まんがタイムコミックス』より既刊1巻。
一緒にかえろう | |
---|---|
ジャンル | 4コマ漫画 |
漫画 | |
作者 | 矢直ちなみ |
出版社 | 芳文社 |
掲載誌 | まんがタイムファミリー |
レーベル | まんがタイムコミックス |
発表号 | 2008年10月号 - 2011年6月号 |
発表期間 | 2008年8月 - 2011年4月16日 |
巻数 | 既刊1巻(2010年5月7日現在) |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画 |
ポータル | 漫画 |
あらすじ 編集
小学4年生の夏休みに知り合い、仲良くなった春と詩緒。夏休みの終わりに詩緒は転校してしまい、その後は文通を続けていた。そして6年が経ち、詩緒が春が通う高校へと転入してくる。再会した2人は友情を育み、成長していく。
主な登場人物 編集
- 時沢 春(ときざわ はる)
- 本作の主人公。小4の夏休みに詩緒と知り合い、一目惚れ(詩緒のことを男の子だと思ったため)。詩緒が転校してからは文通を続けており、高校に転入して来た詩緒と再会する。詩緒が女だった(その上胸が大きかった)ことについては一度はショックを受けていたが、そのまま親友になる。
- 少々ガサツな性格。よく口が「3」の形になる。詩緒が周囲に溶け込めるよう後押ししている。
- 近藤 詩緒(こんどう しお)
- もう一人の主人公。春とは小4の夏休みに知り合い、その後転校してからは文通友達に。春のクラスに転入してくる。小4時はボーイッシュな格好の上に一人称が「オレ」だったため、春には再会するまで男の子だと思われていた。現在は胸も成長しており、髪を伸ばしている。
- 両親が8年前に離婚しており、父親に引き取られていたが、母親と暮らすために春の住む町へと引っ越して来た。父が住まいを転々としていたため、本人も転校を繰り返しており、なかなか周囲に溶け込めない性格になってしまった。自衛のためもあって一見とっつきにくく見られるが、本当は泣き虫。春との再会、そして真名たちとの交流により、少しずつ成長していこうとしている。
- 雪倉 真名(ゆきくら まな)
- 春たちのクラスメートで春の幼なじみ。詩緒が転入して来た当初は詩緒のことを怖がったり、春をとられたと感じて嫉妬を感じたりもしていたが、打ち解けてからは春や詩緒のフォローをするようになる。笑顔で怒るので怖がられている。5人姉弟の長女でバイトもするしっかり者。
- 大沢 葉月(おおさわ はづき)
- 春たちのクラスメートで春とは小学校からの付き合い。春のことが好き。4歳になる双子の弟がいる。
- 伊藤(いとう)
- 春たちのクラスメート。お調子者。詩緒に好意を抱いており、その照れ隠しで詩緒のことを長い間「ボインちゃん」と呼び続けていたが、その後「近ちゃん」と呼ぶようになる(「近藤さん」と呼ぶのは恥ずかしいらしい)。
- 杉山(すぎやま)
- 春たちのクラスメート。詩緒によく意地悪な言動をとる。伊藤に好意を抱いている。
- 奈緒(なお)
- 詩緒の姉。妹とは違ってキツイことも言うが、姉として妹の成長を見守っている。
- 夏(なつ)
- 春の弟。真名の一番上の弟と同級生。
書誌情報 編集
- 矢直ちなみ『一緒にかえろう』 芳文社〈まんがタイムコミックス〉、既刊1巻(2010年5月7日現在)
- 2010年5月22日発行(5月7日発売[1])、ISBN 978-4-8322-6849-4
出典 編集
- ^ “まんがタイムファミリー”. 芳文社. 2021年10月11日閲覧。