三戸郵便局
青森県三戸郡三戸町にある郵便局
三戸郵便局(さんのへゆうびんきょく)は青森県三戸郡三戸町にある郵便局である。民営化前の分類では集配普通郵便局であった。局番号は84011。
三戸郵便局 | |
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基本情報 | |
正式名称 | 三戸郵便局 |
前身 | 三戸郵便取扱所 |
局番号 | 84011 |
設置者 | 日本郵便株式会社 |
所在地 |
〒039-0199 青森県三戸郡三戸町八日町15-2 |
位置 |
北緯40度22分38.4秒 東経141度15分16.9秒 / 北緯40.377333度 東経141.254694度座標: 北緯40度22分38.4秒 東経141度15分16.9秒 / 北緯40.377333度 東経141.254694度 |
貯金 | |
店名 | ゆうちょ銀行 代理店 |
保険 | |
店名 | かんぽ生命保険 代理店 |
特記事項 | |
ATMホリデーサービス実施 |
概要
編集民営化直前の、集配業務再編において、多くの集配普通郵便局は統括センターとなったが、当局は配達センターとされたため、民営化後も郵便事業株式会社の支店は併設されず、集配センターが併設された。
沿革
編集- 1872年8月4日(明治5年7月1日) - 三戸郵便取扱所として開設[1]。
- 1875年(明治8年)1月1日 - 三戸郵便局(五等)となる。
- 1879年(明治12年) - 為替取扱を開始。
- 1882年(明治15年) - 貯金取扱を開始。
- 1892年(明治25年)1月1日 - 三戸郵便電信局となる。
- 1903年(明治36年)4月1日 - 通信官署官制の施行に伴い三戸郵便局となる。
- 1950年(昭和25年)10月1日 - 特定郵便局から普通郵便局に局種別改定[2]。
- 1950年(昭和25年)11月16日 - 電気通信業務の取扱を廃止、新設の三戸電報電話局に移管[3]。
- 1956年(昭和31年)9月1日 - 電話通話および和文電報受付事務の取扱を開始。
- 1967年(昭和42年)7月 - 局舎新築落成。
- 1996年(平成8年)4月8日 - 猿辺郵便局(〒039-04、集配特定郵便局)の廃止[4]に伴い、集配業務などの事務を引き継ぐ。
- 2000年(平成12年)8月14日 - 外国通貨の両替および旅行小切手の売買に関する業務取扱を開始。
- 2007年(平成19年)3月5日 - ゆうゆう窓口(郵便時間外窓口)を廃止し、配達センター局に移行。
- 2007年(平成19年)10月1日 - 民営化に伴い、併設された郵便事業八戸西支店三戸集配センターに一部業務を移管。
- 2012年(平成24年)10月1日 - 日本郵便株式会社発足に伴い、郵便事業八戸西支店三戸集配センターを三戸郵便局に統合。
取扱内容
編集ねこ局長
編集2009年(平成21年)4月に三戸郵便局の局長に就任した橋本正俊は、局内の倉庫で馬場のぼるが描いた「11ぴきのねこ」の7枚の原画が入った段ボール箱を発見した[5]。これらは、三戸町出身の馬場が郵便局を訪ねた際に寄贈したものであった[5]。橋本局長は、これを公開し、オリジナルフレーム切手シリーズを発売したり、2月22日の猫の日記念の小型記念通信日付印押印サービスを実施したり、自ら企画して11ぴきのねこグッズを開発し販売したりするなどの活動を行い、「ねこ局長」を名乗ってTwitterで発信している[5]。橋本局長の活動を通して、三戸町は「11ぴきのねこのまち」として注目され、日本各地から郵便局を訪れる人が現れた[5]。
11ぴきのねこに登場する「とらねこたいしょう」は、一日郵便局長を務めたことがある[6]。
周辺
編集- 三戸町役場
- 城山公園
- 道の駅さんのへ
- 青森県立三戸高等学校
- 国道4号
- 熊原川
アクセス
編集脚注
編集- ^ 山口修監修 『全国郵便局沿革録 明治編』 日本郵趣出版 1980年12月28日発行
- ^ 昭和25年郵政省告示第300号(昭和25年9月30日付官報第7117号掲載)
- ^ 昭和25年電気通信省告示第287号(昭和25年12月19日付官報第7183号掲載)
- ^ 跡地には同日、猿辺簡易郵便局が設置された。
- ^ a b c d 鈴木晴野 (2021年4月18日). “全国から人が集まる三戸郵便局”. サンノワ. 2023年2月17日閲覧。
- ^ 稲葉千秋 (2021年2月25日). “あすの賢民はねこ局長!”. いなばの一日千秋. 青森朝日放送. 2023年2月17日閲覧。
外部リンク
編集- 三戸郵便局 - 日本郵政
- ねこ局長 (@NECOKYOKUTYOU) - X(旧Twitter)
- ねこ局長 (@necokyokutyo) - Instagram