三瓶 孝子(さんぺい こうこ、1905年明治38年〉1月30日 - 1978年昭和53年〉10月16日[1])は、日本経済史学者

経歴

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福島県出身。東京女子大学卒。高橋経済研究所研究員となり日本経済史を研究。1939年退所、1940年日本労働科学研究所に入所、農村や工場の実態を調査。1941年女性による初めての経済史研究書『日本綿業発達史』を刊行した。

著書

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  • 『日本綿業発達史』慶応書房、1941 岩崎書店、1947
  • 『農村記』慶応書房 1943 ゆまに書房復刊、2004
  • 『農家家内諸工業の変遷過程』伊藤書店、1944
  • 『もめんの話』岩崎書店、1948
  • 『染織史序説』刀江書院、1949
  • 『衣生活の歴史』岩崎書店 社会科全書、1952
  • 『働く女性の歴史 通史と現状』日本評論新社、1956
  • 『日本の女性』編 毎日新聞社 毎日ライブラリー、1957
  • 『ある女の半生 嵐と怒濤の時代』三一書房、1958
  • 『日本機業史』雄山閣、1961
  • 『染織の歴史』至文堂 日本歴史新書、1962

参考文献

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  • コトバンク
  • 三瓶孝子氏を偲ぶ (世界と日本の女性史<特集>) 永原和子 歴史評論 1980-03
  • 中山そみ「三瓶孝子論Ⅰ:主著『日本綿業発達史』をかくまで」『女性史研究 第16集』、家族史研究会、1983年、26-48頁、NCID AN0011853X 

脚注

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