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上四方固

上四方固(かみしほうがため)は、柔道固技抑込技9本の一つ。

ブラジリアン柔術総合格闘技では同様の体勢をノースサウス・ポジション (North-south position) と呼ぶ。仰向けにした相手の頭上側から相手に乗り被さり、相手の両肩または両腕の外側から、抱き着く様に、自分の両腕で制し抑え込む技。

両手で相手の横帯や襟を取って、相手の両腕が抜けないようにをしめて抑える方法と、相手の両腕をバンザイさせる[要出典]ように固定し抑え込む方法がある。 別名正上四方固(せいかみしほうがため)。IJF略号KSH

崩上四方固

目次

崩上四方固編集

崩上四方固(くずれかみしほうがため)は、上四方固の変化技である。柔道では上四方固とは別の技として分類されている。

広義の上四方固のうち、正上四方固でないものを崩上四方固という。三角絞以外で両脚を交差させた場合は後袈裟固とするのが近年では一般的である。

  • 自分の片方の腕を相手の腋の下から相手を掴み、もう片方の腕は正上四方固と同様、相手の肩または腕を制して、抑え込む。
  • 相手の両方の腋の下から、自分の両腕で相手を掴んで抑え込む。
  • 臀部で相手の頭部や胸の上を抑えながら跨り、上体を起こしたまま抑え込む。手で相手の下穿きを掴む場合もある。

などの様々なパターンがある。総合格闘家のジェフ・モンソンは崩上四方固からのノースサウス・チョークを得意技としている。IJF略号KKS

三角固編集

三角固(さんかくがため)は横三角絞や裏三角絞、後三角絞を掛けながら抑え込む崩上四方固。三角絞に追加して相手の脚や胴を制して抑え込む。横三角絞の体勢から脚の組み方を入替えて裏三角絞にして抑える場合もある。裏三角絞は絞めが極まりにくいので抑え込んで一本を狙う場合が他の三角絞より多い。前三角絞を掛けながら抑え込んだ場合は縦四方固となる。

腕挫三角固国際柔道連盟での別正式名も三角固だがそれとは別の技である。また、この名称は通称だが『2018年〜2020年国際柔道連盟試合審判規定』(日本語版)[1]で使われている。前述のようにこの名称は通称というだけでなく同じ名称の関節技が正式名称で存在し、紛らわしいにもかかわらず全柔連は大会結果の技名称として使用している[2][3]

ダリア・ビロディドウクライナ)はグランプリ・ザグレブ2018でカロライン・ハイン(オーストラリア)に裏三角絞からのこの技で勝利している[4]

横三角固編集

横三角固(よこさんかくがため)は横三角絞を掛けながら抑え込む三角固。裏三角絞を掛けながらの三角固も含める場合もある。横三角固は七帝柔道では互いの体の前面を接触させ、抑え込む者の臀部を床から離さないと抑込技として認められない[5]

腕緘崩上四方固編集

腕緘崩上四方固(うでがらみくずれかみしほうがため)は相手の片腕を両腕で絡めて抑え込む崩上四方固[6]。自らの両脚を交差させると手固後袈裟固となる。書籍『高専柔道の真髄』では両方とも腕緘崩上四方固と呼んでいる。

腕くくり崩上四方固編集

腕くくり崩上四方固(うでくくりくずれかみしほうがため)は相手の片腕を相手の帯で括って抑え込む崩上四方固[7]

腕緘併用崩上四方固編集

腕緘併用崩上四方固(うでがらみへいようくずれかみしほうがため)は相手にチキンウィングアームロック腕緘)を掛けながら抑え込む崩上四方固[8]

外部リンク編集

出典編集

  1. ^ 全日本柔道連盟. “2018年〜2020年国際柔道連盟試合審判規定 (PDF)”. 全日本柔道連盟. pp. 27,46. 2019年3月1日閲覧。
  2. ^ YARDEN GERBI (ISR) - YUKA OSUMI (JPN) @ GRAND SLAM TYUMEN 2014”. JudoInside (2014年7月12日). 2019年4月3日閲覧。
  3. ^ 63kg級 大住有加(JR東日本女子柔道部) 2回戦 Y.GERBI(ISR) 優勢勝(有効・三角固) 2014年グランドスラム・チュメニ(ロシア) 大会結果(14.7.12-13)”. 全日本柔道連盟 (2014年7月18日). 2019年4月3日閲覧。
  4. ^ DARIA BILODID (UKR) - CAROLINE HAIN (AUS) @ U48 - GRAND PRIX ZAGREB 2018”. JudoInside (2018年7月27日). 2019年4月7日閲覧。
  5. ^ 七大学柔道試合審判規定 第6回修正版”. 東京大学運動会柔道部公式サイト 赤門柔道 (2016年4月25日). 2019年4月18日閲覧。
  6. ^ 「腕緘崩上四方固」 『高専柔道の真髄』 114ページ 原書房
  7. ^ 「腕くくり崩上四方固」 『高専柔道の真髄』 152ページ 原書房
  8. ^ 『高専柔道の真髄』 原書房